公立高入試まであと10日

 

先日,岐阜県の公立高を受験する中3生 (当塾11期生) 13名に2022年度の入試問題を取り組んでもらったところ,彼らの平均点は442.2点となりました。

 

岐阜県の公立高入試の問題は非常に易しく,記述量が少ないことも相まって得点差がつきにくい構成のため,ミスなく熟して高得点を取り切れるかが重要になってきます。

11期生の受験先は岐阜高から長良高までと幅広いものの,彼らの得点力からすれば,例年と同様に在籍の半数以上が岐阜高と岐阜北高に落ち着くことでしょう。

 

 

当然ですが,上記した平均点は生徒たちの自己採点によるものではなく,各科とも中3生の授業担当者が添削して算出した得点です。

 

当塾の中学部の担当教員は高校部の授業も担当しており,日頃から旧帝大医学部医学科に進む塾生の添削も行なっていますから,中学生であっても特に英語と数学は厳しめに採点しています。

そういうこともあって,高校入試後に塾生たちから寄せられる開示得点結果は私たちの想定よりも高めに出てくるのが通例です。

 

当塾は高校受験対策指導をメインに行なう塾ではありませんから,この高校なら現場で何点取ればよいというような大手塾がお持ちであろう細かいデータは持っていません。

しかし,塾生たちの多くが例年とも岐阜高や岐阜北高にきちんと合格してくるのを見ると,当塾で頑張ってきた成果が現場でもきっちり出せているのだろうなあと思います。

 

大学合格速報《2023年 2月18日 時点》

 

国公立大二次試験の前期日程 (一般入試) まであと 7日となり,日に日に緊張感が高まってきています。

当塾 8期生は 7名がこれに挑み,3月 6日(月) から始まる合格発表を待つことになります。

 

 

合格実績のページでもご案内している通り,当塾では既に 3名が学校推薦型選抜 (いわゆる推薦入試) で国公立大の現役合格を勝ち取り,進学先を確定した塾生たちがおります。

 

名古屋大学 工学部 マテリアル工学科 (岐阜北高) ※ ブログはこちら

名古屋市立大学 医学部 医学科 (岐阜高) ※ ブログはこちら

岐阜大学 教育学部 社会科教育講座 (加納高) ※ ブログはこちら

 

今回の彼らの合格は,共通テスト結果はもちろん,評定を取るための 3年間の努力,志望理由書や面接の準備など,二次前期日程の準備と並行して取り組んできたことに対する評価です。

彼らは前期日程にも全く同じ大学・学部・学科へ出願していたのですが,彼らのこれまでの模試の結果からすれば,仮に推薦で合格できなくても前期日程で合格していたことは間違いありません。

 

 

併願先の私立大の合格報告が 8期生の諸君から寄せられていますが,当塾は私立大の合格は例年ほとんどが共通テスト利用によるもののため,私立大の合格者数は非常に少ないのが特徴です。

 

併願の私立大は基本的に共通テスト利用でササっと終わらせるというのが当塾の流儀で,併願数も例年 1名あたり平均 2校に満たない数で落ち着きます。

また,共通テストから前期日程までの間はひたすら二次の準備に充て,前期日程で出願するところに推薦入試の募集があって,条件が揃っていればそれも受験する期間と当塾では位置付けています。

 

 

海外大を受験する 1名を除く当塾 8期生の11名 (理系 9名・文系 2名) が本日までに勝ち取った私立大の合格は以下の通りです (すべて掲載しています)。

 

自治医科大学 医学部 医学科 (岐阜高) ※ 正規合格 (いわゆる最終合格)

東京理科大学 薬学部 薬学科 (岐阜高) ※ 乾坤の真理奨学金の採用候補者として合格

東京理科大学 薬学部 薬学科 (岐阜高)

東京理科大学 工学部 工業化学科 (岐阜高)

東京理科大学 先進工学部 マテリアル創成工学科 (岐阜北高)

関西学院大学 生命環境学部 生命医科学科 (加納高)

立命館大学 情報理工学部 情報理工学科 (岐阜北高)

芝浦工業大学 工学部 材料工学科 (岐阜北高)

中京大学 経営学部 経営学科 (長良高)

中部大学 経営情報学部 経営総合学科 (長良高)

 

 

東京理科大の奨学生合格は 3年前にも当塾の塾生が勝ち取っており,これまでの頑張りを評価してもらえたという意味で非常に光栄なものと受け止めています。

ただ,高校入試と同じで,国公立大が第一志望の受験生にとっては “滑り止め” に過ぎない私立大にどれだけ合格しようとも,肝心の第一志望先に合格できなければ何の意味もありませんからね。

 

前期日程を受験する当塾 8期生の 7名を含め,全国の受験生諸君が納得する形で春を迎えられるよう祈るばかりです。

 

近隣にある国公立大の医学部医学科

 

岐阜学区や西濃学区で通学圏内にある国公立大の医学部医学科といえば,県内の岐阜大と,愛知県の名古屋大・名古屋市立大の 3校が現実的なところだと思われます。

 

当ブログをお読みいただいている方々は,2022年春のこれら 3校の医学部医学科における岐阜県の高校出身者の数をご存じでしょうか。

以前のブログで目ぼしいところのみ概況を出したことがありますが,それぞれ岐阜県の高校出身者の数を申し上げると,岐阜大が36名,名古屋大が10名,名古屋市立大が 1名となっています。

 

もちろん,この数には過年度生 (浪人生) も含まれていますから,現役でこれら 3校の医学部医学科,中でも一般枠で合格を勝ち取るのは非常に難しいということは言うまでもありません。

 

 

岐大の36名の高校別内訳は,岐阜高が11名,大垣北高が 7名,美濃加茂高が 4名,恵那高・岐阜北高・斐太高・鶯谷高・高山西高が 2名,関高・多治見北高・岐阜東高・済美高が 1名です。

 

岐大は地元であることに加え,以前のブログでも申し上げたように定員の多くが地域枠に割り当てられていることからも,ご覧の通り岐阜県内の幅広い高校から合格者がいることがわかります。

定員110名に対して36名ということは占有率は32.7%ですから,岐阜大の医学部医学科はおよそ 3名に 1名が岐阜県の高校出身者ということになります。

 

続く名大の10名の高校別内訳は,岐阜高が 7名,関高・鶯谷高・高山西高が 1名で,隣県ではあるものの,旧帝大の一角で全国区ということから占有率は 9.3% (定員107名) に留まっています。

ただ,一昨年は岐阜高と多治見北高からそれぞれ 1名ずつの計 2名 (占有率 1.9%) でしたから,一昨年に比べると大躍進と言えます。

 

 

名市大の 1名は岐阜高の 1名のみで,調べてみると現役生ではなく過年度生 (浪人生) による合格であり,岐阜県の高校出身者による占有率はわずか 1.0% (定員97名) に過ぎない状況です。

 

高校別で見ると東海高・滝高・南山高の中高一貫 3高で占有率が30%を超え,旭丘高や岡崎高といった愛知県の公立高に加え,灘高やラ・サール高,西大和学園高といった全国区の名前もあります。

岐大の医学部医学科には東海地区以外の名だたる私立高の名前が多くは見当たらないことからも,名市大と岐大との間にはいろいろな意味で差があるのだと思います。

 

つまり,名市大の医学部医学科は岐阜県から距離的には近いところにあるものの,難易度的には手が届きそうで届かないところにあるということです。

 

 

ちなみに,一昨年前の名市大の医学部医学科における岐阜県の高校出身者の数はというと,驚くべきことに 0名でした。

こうなった理由を当塾なりに分析し,医学部医学科を受験する塾生たち (岐高生) に話したところ「なるほどぉ…」と唸っていました。

 

先日のブログでもお伝えしたように,当塾の 8期生が名市大の医学部医学科に現役合格を勝ち取りましたから,今回のブログを作成しながら改めて彼の頑張りとその凄さを実感した次第です。

 

名古屋大学合格!(工学部マテリアル工学科)

 

彼は小学部から当塾で学んでいる岐阜北高の生徒 (中央中出身) で,名古屋大学の工学部マテリアル工学科に学校推薦型選抜で合格しました。

 

彼は共通テストで722点 (得点率80.2%) を獲得し,2月に国公立大を受験する当塾 8期生のうち10名 (海外大を受験する 1名と私立大に進学する 1名を除く) で当塾内 5位の成績を収めました。

ちなみに,900点満点で722点という彼の結果は,模試パックを含むあらゆる練習を通じての自己ベストであり,コツコツと頑張り続けてきた成果を大舞台で発揮した “強者” です。

 

余談ではありますが,高校受験の際も目に見える『右肩上がり』で得点力を伸ばし続け,公立高入試の本番も 5科計で469点と好結果を残しています。

 

 

彼は高2生の11月の進研模試で 5科総合が岐阜北高内で 3位 (354名中),岐阜県内で42位 (6,905名中) を獲得したのを皮切りに,以降は岐阜北高内で概ね10位以内をキープしてきました

 

高校に入学してからの継続した頑張りが 1年半後に花開き,以降はそれを大学入試まで保持して走り切ったイメージで,決して “逆転合格” といった軽い表現で済ませる話ではありません。

彼はこちらから取り組むよう指示したものは,どんなに忙しくても徹底してやり切るという持ち前の素直さが功を奏し,大きな結果につながったということを私は強調したいと思います。

 

 

彼も名市大の医学部医学科に合格した塾生と同様に共通テストでボーダーを 5%以上も上回り,二次力も申し分ないものでしたから,一足早く志望校に合格できたことに何ら驚きはありません。

また,彼の合格で当塾の名大合格者は通算10名 (文学部 1名,教育学部 2名,工学部 6名,農学部 1名) となり,一つの節目を迎えました。

 

この 2月で彼の指導を始めてちょうど 7年が経ちますが,高1生の夏に彼が志望校に定めた名大工学部のマテリアル工学科の合格に立ち合えたことを非常に嬉しく思います。

 

名古屋市立大学合格!(医学部医学科)

 

彼は中学部から当塾で学んでいる岐阜高の生徒 (鵜沼中出身) で,3.1倍の競争倍率を勝ち抜いて名古屋市立大学の医学部医学科に学校推薦型選抜の “中部圏活躍型” で合格しました。

 

彼は全統模試で記述マーク共に名市大の医学部医学科の A判定を連発していたので,結果的には推薦入試で合格となりましたが,前期日程まで縺れたとしても合格を勝ち取っていたと思います。

また,先日のブログで紹介した塾生と同様に,彼も 1月の共通テストで志望校のボーダーを大きく超えていましたから,一足早く大学入試を終えたことに何ら驚きはありません。

 

昨年から 2年連続で国公立大の医学部医学科に合格者を出せたことが嬉しいですし,以前のブログでも申し上げたように,彼らが安易に地域枠という選択をしなかったことも非常に誇らしいです。

 

 

彼は中学生の頃に華々しい成績を残していたわけではなく,実力テストでは400点に届かない (岐阜高合格の目安は450点前後) こともありましたが,愚直に学び続けて岐阜高に合格しました。

そして,高校入学後は部活動と両立しつつ当塾で学び,高2生の11月の進研模試で 5科総合が岐阜高で15位 (355名中) を獲得したのを皮切りに,以降は岐阜高内で20位以内をキープしてきました

 

彼の合格は当塾が掲げる『高校合格はゴールではなく,夢への通過点』を体現するものであり,高校入学前や高校入学時点の順位は参考程度に過ぎないということを改めて証明してくれました。

こういうことからも,中学校で「学年 1位」など長い目で見れば何の関係もないことがわかりますし,その結果が高校入学後も担保されるものではないということが彼の合格からも明らかです。

 

彼は私の歴代の教え子たちの中でも人間的にすばらしく,模範的な存在であることも含め,彼は医師に相応しい人材だと断言します。

夢の実現に向けてコツコツと学び続け,長きにわたって第一志望に据えてきた名市大の医学部医学科に現役合格を勝ち取った彼を,私は心から称えたいと思います。

 

岐阜大学合格!(教育学部社会科教育講座)

 

彼は当塾に在籍する高3生 (加納高) で,岐阜大学の教育学部社会科教育講座に学校推薦型選抜の “ぎふ清流入試” で合格し,当塾 8期生による国公立大学の合格者第一号となりました。

 

今回,彼はいわゆる推薦入試での合格となりましたが,彼の共通テストの出来と二次力からすれば 2月25日(土) の前期日程で合格できると確信していました。

なお,彼以外にも共通テストで志望校のボーダーを大きく超え,前期日程と同じ受験校に推薦で出願している塾生がおりますので,彼と同様に一足早く大学入試を終える塾生が出てくると思います。

 

 

彼が当塾へ通い始めたのはコロナ禍の2020年 7月のことでした。

あれから 2年 7ヶ月が経ちましたが,生徒会活動や部活動も熱心に行ないつつ,順調に力をつけて入塾時の面談で話していた志望校の学部学科に合格を勝ち取ってくれたことに安堵しています。

 

昨年のブログでもお伝えしたように,当塾は開塾から切れ目なく岐大の合格者がおり,彼の合格によって当塾の岐大合格者は通算14名,8期連続の合格となりました。

 

大学入試が始まります

 

国公立大学の出願が 1月24日(火) から始まりました。

 

共通テストを課す推薦入試 (学校推薦型選抜および総合型選抜) は 2月中旬頃に,前期日程 (いわゆる一般入試) は 3月10日(火) までに合格者が判明します。

当塾 8期生を含め,全国の受験生諸君が入試本番で全力を出し切り,悔いの残らない結果を出してくれることを祈るばかりです。

 

 

2月の中旬頃になると,塾や予備校のブログ等で例えば『岐阜大学医学部に推薦入試で合格!』といった文言が踊るようになりますが,この文言にはいくつか問題があることにお気づきでしょうか。

 

まず,岐阜大学医学部には医学科と看護学科の 2つの学科が設置されているので,この文言ではどちらの学科に合格したのかが明確ではありません。

誤解を招かないためにも,学科間で顕著な差がある場合はきちんと詳細を記載するべきです (昔のように医学科以外は『医短』として別組織にしたほうが良いというのが私の個人的な意見です)。

 

続いての問題は,仮に医学部医学科の合格だとしても,推薦入試の種別が一般枠による合格なのか,それとも地域枠による合格なのかが明示されていない点です。

皆様もご存じの通り,一般枠入学者 (前期日程での合格者を含む) と地域枠入学者とでは同じ医師でも求められるものが異なりますし,そもそも卒業後の進路も一般枠とは異なります。

一般枠と地域枠の合格者数を混同するのは,極端な例だと加納高の普通科と音楽科・美術科の合格者数を混同するようなものですから,誤解を避ける意味でも明確に区別して掲載するべきです。

 

ですから,あえて『岐阜大学医学部に推薦入試で合格』で一般枠か地域枠か明示していない場合は,おそらく “地域枠での合格を伏せたい” 等,何らかの意図があるのでしょう。

先日のブログでも申し上げたように,読み手を欺くような表記は避けるべきです。

 

それでは,岐阜大学医学部医学科の今春の一般入試と推薦入試の募集人員,共通テストの下限得点率,および直近 3年間の競争倍率にどの程度の差があるか見ていきましょう。

 

[一般入試 (前期日程) ] ※ 直近 3年間の平均競争倍率は 7.6倍

募集人員は55名,共通テスト得点率のボーダーラインは 80%

 

[推薦入試 (一般枠) ] ※ 直近 3年間の平均競争倍率は 1.7倍

募集人員は27名,募集要項に記載の “共通テスト基準点” は 78%

 

[推薦入試 (地域枠) ] ※ 直近 3年間の平均競争倍率は 1.5倍

募集人員は28名,募集要項に記載の “共通テスト基準点” は 70% から 74%

 

推薦入試の一般枠は 3年間コツコツと頑張って内申点を確保し,かつ共通テストで高得点を収めた受験生が一足早く合格を勝ち取るイメージです。

これは医学部医学科に限った話ではなく,名大や岐大など国公立大学の他学部の推薦入試においても同様の理解で間違いありません。

 

しかし,これが同じ推薦入試でも医学部医学科の地域枠となると話は変わってきます。

上記の各種数値からも明らかなように,地域枠は目安となる共通テスト基準点 (得点率) が一般入試と比較してかなり緩く設定されているばかりか,競争倍率もそれほど高くないことがわかります。

 

地域医療に関心があり,使命感と覚悟を持って医師を志すのであれば地域枠でも何の問題もありませんが,以前のブログでも申し上げたように,そうでない場合は地域枠を選ぶべきではありません。

全国で地域枠からの “離脱” が後を絶たないという報道も目にしますし,一般枠と地域枠とで医師免許を分けたり,悪質な離脱の場合は医師免許を剥奪する等,今後は強い措置が必要と思われます。

 

地域枠の崇高な理念を守るためにも,例えば一般枠なら一種,地域枠なら二種といったように,明確に医師免許を分けるよう厚労省が検討を開始してほしいと切に願っています。

 

中3生の実力テスト《2022年12月 および 2023年 1月実施分》

 

これは,蘇原中で本日返却されたばかりの中3生 (当塾11期生) の実力テスト成績帳票です。

 

まだ全員の結果は手元にない状況ですが,写真の塾生を含めて続々と好結果が寄せられており,前回 (10月実施) に続いて多くの塾生たちが非常に頑張ってくれました。

来週には私立高入試が実施されますし,3月の公立高入試に向けて彼を含む当塾11期生全員が,まずは志望校合格に向け気を引き締めて各自のすべきことに取り組んでほしいと思います。

 

 

上記の塾生は蘇原中でトップ10以内には入っているとは思いますが,正確な順位はわかりません。

 

なぜかと言うと,そもそも蘇原中は定期テストや実力テストで校内順位を公表していませんし,岐阜市や各務原市のほとんどの中学校が同様のスタンスを取っているからです。

生徒への聞きとりで順位を推測することも可能かもしれませんが,口外しない生徒やはぐらかす生徒も一定数いるでしょうから,これも正確な順位を把握するには現実的とは言えません。

 

先日,当塾の近くにある大手塾さんのホームページをたまたま拝見したところ,その塾には蘇原中の中3生で実力テスト『学年 1位』のお子さまが在籍していると記載がありました。

そのお子さまの合計点や,それがいつ実施されたものなのか等,詳細は何も付記されていませんでしたが,狭いコミュニティの中にもやはり上には上がいるものだと改めて感じた次第です。

ただ,高校であれば進研模試駿台模試などの模試で詳細な順位が帳票からわかりますが,蘇原中は順位が公表されていない中,どのように順位を把握されているか非常に興味があります。

 

仮にそれが事実確認せずに掲載したものであったり,100点の科目が 1つあったから『学年 1位』を標榜するものであるならば,それは優良誤認のおそれがある悪質な表記と言わざるを得ません。

“言ったもん勝ち” のようなやり方に違和感を覚えずにはいられませんが,信憑性を高める意味でも点数と併せて成績帳票を写真で公開することも是非ご検討いただきたいところです。

 

とは言え,私としては高め合える存在がいたほうが頑張れると考えていますから,当塾の中3生の合計点を上回る『学年 1位』のお子さまがその大手塾さんにお見えになられると信じてやみません。

 

共通テスト自己採点会 2023

 

共通テスト終了後,8期生の諸君は文系生が17時頃,理系生が19時頃から続々と集まり始め,在籍生全員が出席のもと,各科担当教員が見守る中で20時からの自己採点会に臨みました。

 

8期生は中学部からだけでなく小学部から当塾で学び続けている生徒もおり,高校部から入塾した生徒も含め,今日まで共に頑張ってきた彼らは私たちにとっての誇りです。

また,新型コロナの感染者数が増え続ける中で 8期生全員が万全の体調で共通テストを受験できた幸運に感謝したいですし,これは本人たち並びにご家族の日頃の感染対策の賜物かと思います。

 

8期生12名の英語・数学・国語の上位 3名および各科の平均点は以下の通りです ( ★ は “同日実施” で当塾内にて受験した高1生・高2生のうち,当塾の高3生の上位に匹敵する得点を獲得した生徒)。

 

[英語・リーディング (100点満点) ] ※ 当塾平均 73.1点

86点 (岐阜高・理系),84点 (岐阜北高・文系),82点 (岐阜高・理系) ★ 85点 (加納高・文系)

[英語・リスニング (100点満点) ] ※ 当塾平均 82.3点

96点 (岐阜高・理系),96点 (岐阜高・理系),87点 (岐阜高・理系) ★ 91点 (加納高・文系)

[数学 1A (100点満点) ] ※ 当塾平均 81.6点

100点 (岐阜高・理系),97点 (岐阜高・理系),88点 (岐阜高・理系) ★ 89点 (岐阜高・理系)

[数学 2B (100点満点) ] ※ 当塾平均 84.4点

97点 (岐阜高・理系),96点 (岐阜高・理系),93点 (岐阜高・理系) ★ 該当なし

[国語 (200点満点) ] ※ 当塾平均 142.8点

163点 (岐阜高・理系),154点 (岐阜高・理系),153点 (岐阜高・理系) ★ 161点 (岐阜高・理系)

 

8期生は理系生が多いこともあって数学は普段通りの結果を残してくれたと思いますが,英語のリーディングと国語は 9割達成者がおらず,平均も含めてやや残念な結果となりました。

英語はもっとできるはずですから,二次では貯金をつくれるようにしっかり頑張ってほしいと思います。

 

 

続いて理科・社会の結果です。こちらも上位 3名および各科の平均点を掲載します ( 5名以上が受験した科目のみ)。

 

[化学 (100点満点) ] ※ 当塾平均 76.7点 [ 9名]

94点 (岐阜高・理系),90点 (岐阜北高・理系),87点 (岐阜北高・理系)

[物理 (100点満点) ] ※ 当塾平均 90.8点 [ 8名]

100点 (岐阜高・理系),95点 (岐阜高・理系),92点 (岐阜北高・理系),92点 (岐阜高・理系)

[日本史 B (100点満点) ] ※ 当塾平均 80.3点 [ 8名]

91点 (岐阜高・理系),88点 (岐阜北高・理系),83点 (岐阜高・理系)

 

物理は解きやすかったのか,8名の平均が90点を超えました。すばらしい。

どちらかと言うと 8期生は二次力のあるメンバーが揃っていますから,各大学の個別試験でも結果を残せるよう引き続き頑張っていこう!

 

 

満点など顕著な得点を獲得した生徒がいれば,皆が拍手でその生徒を称える。

当塾では高3生の共通テスト (旧 センター試験) の採点会において,毎年このような光景が何度も見られます。

 

共に頑張ってきた仲間であり,互いに敬意を払い合っているからこそ,自分のことのように心の底から喜べるのだと思います。

 

 

8期生の 5教科 7科目 (900点満点) の平均点は 684.9点 で,得点率は 76.1% という結果でした。

併せて,当塾で最も主流の選択パターン (理系生で理科が物理・化学,社会が日本史を選択) の 6名の平均点は 734.3点 で得点率は 81.6% に達し,6名のうち実に 5名が 80% を超えています。

 

なお,当塾 1位の生徒 (岐阜高・理系) は 798点 で,得点率は 88.7% で自己ベストを更新しました。

彼は中学部から当塾で学んでおり,中3生の頃は中学校で実施の実力テストで400点に満たずに苦戦した時期もありましたが,メキメキと力をつけて高2生からは好成績を連発してきました。

 

センター試験時代も含めた当塾の最高得点率 95.1% には及ばなかったものの,彼以外にも自己ベストを更新した生徒も多く,2月の入試に向けて弾みがついたと思います。

 

 

岐阜県内だけを見渡しても素晴らしい指導を行なう塾や予備校が多数ありますから,当塾の生徒たちよりも高得点を収めた生徒が相当数いるでしょうし,まして全国となれば尚更です。

間もなく開塾から丸 8年を迎える当塾も,地域の皆様にとって必要な存在となれるよう,今後も子どもたちの将来に向けたサポートを全力で行なっていく決意です。