中学生向けの塾を選ぶ際の指標として

 

中学生向けの塾選びをする際,何に重きを置くかはご家庭により基準がまちまちだと思います。

 

当塾のような進学塾から学校準拠の補習塾まで方向性は塾によりさまざまですし,指導形態が集団指導なのか個別指導なのか,もちろん受講料の多寡も塾選びの重要な指標の 1つと言えるでしょう。

一口に進学塾と言ってもどういったレベルの塾生が多いかにより塾内の雰囲気もまちまちなので,塾全体のレベル感を知るにはその塾の直近 3ヶ年から 5ヶ年の合格実績を確認すれば一目瞭然です。

 

直近 5ヶ年の累計でその塾からの進学者数が最も多いのはどの高校か,例えばそれが岐阜高や岐阜北高であれば上位寄りで,長良高や各務原西高なら中位寄りということになります。

単年のみの合格実績だと偶々その年が “当たり年” や “外れ年” だった等もありますから,やはり直近 5年分くらいのまとまったスパンで見るのが妥当ではないでしょうか。

 

当塾を例に挙げると,2020年春から2024年春までの直近 5ヶ年に中学部集団指導コースで学んだ55名の塾生が岐阜県内の公立高校を受験し,うち46名が合格を勝ち取りました。

高校ごとの合格者数は以下の通りです。

 

岐阜高 … 17名 [構成比 30.9%]

岐阜北高 … 12名 [構成比 21.8%] ※ ここまでで 52.7% (塾生の 2人に 1人以上)

加納高 … 3名 (普通科 3名) [構成比 5.5%]

岐山高 … 2名 (普通科 2名) [構成比 3.6%]

長良高 … 6名 [構成比 10.9%]

各務原西高 … 4名 [構成比 7.3%] ※ ここまでで 80.0% (塾生の 5人に 4人)

県立岐阜商業高 … 1名 [構成比 1.8%]

岐阜総合学園高 … 1名 [構成比 1.8%]

公立高に不合格で私立高へ進学 … 9名 [構成比 16.4%]

 

ご覧の通り当塾の中学部集団指導コースで学んだ塾生の直近 5ヶ年の最多進学先は岐阜高であり,これは直近 5ヶ年に限った話ではなく開塾以来ずっと変わらない傾向です。

 

また,直近 5ヶ年の率で見ると当塾生の 30.9% が岐阜高へ,21.8% が岐阜北高へ進学しており,岐阜高と岐阜北高の 2高で半数を超えています。

岐阜高は公立中学校のおよそ成績上位 5%,同じく岐阜北高は 10% が進学する高校ですから,当塾は中学校の40名学級で言うと 1位から 4位の生徒が半数以上を占める塾ということになります。

 

なお,昨春のブログでも申し上げたように,昨年・一昨年は当塾からの公立高受験先は岐阜高・岐阜北高・加納高・岐山高・長良高の 5高校のみで,今年度の出願も同様の結果となりました。

将来的に岐阜高など岐阜市の普通科高の合格を目指したいと考えている新小5生から新中3生のお子さまがいらっしゃるご家庭は,当塾も選択肢の 1つに入れていただければ幸いです。

 

 

当塾は直近 5ヶ年で55名が岐阜県内の公立高を受験し,残念ながら 9名が不合格となりました。

 

私は岐阜高や岐阜北高にチャレンジしたいという塾生に対し,得点力や内申が不足しているので不合格の可能性があるという話はするものの受験を止めることはありません。

9名が不合格というのは決して少なくありませんが,先日のブログでも申し上げたように,併願先の私立高へ進むことになっても 3年後の大学入試で結果を出せれば問題ないというのが私の考えです。

 

岐阜高に合格しても 3年後に名古屋大に合格できる保証はありませんし,同じく岐阜北高に合格しても 3年後に岐阜大に合格できる保証はありませんからね。

 

 

当塾の Q & A ページ記載の入塾基準をご覧になられてのものだと思われますが,当塾は優秀なお子さまだけを受け入れる塾だという ”批判” ともとれるご意見を 6年ほど前から耳にしています。

 

当塾がなぜ学年が上がるにつれて入塾基準を厳しくしているかと言うと,新入塾生が各学年の中心となる成績層とあまりにかけ離れていては両者とも不満を抱える結果になってしまうからです。

既存の塾生と新規の塾生いずれにとっても競い合い高め合える環境,自習室や質問受付の品質を維持する目的で当塾は入塾基準を設定しているということをご理解いただければ幸いです。

 

なお,当塾は小学部から継続して学んでいる塾生が多くいるのですが,当塾は中1生の10月以前の入塾基準は非常に緩いので,その批判は間違ったものだということもご理解いただけるはずです。

 

 

当塾の近隣に「岐阜高 2名・岐阜北高 3名・加納高 4名など岐阜 5校+各西に24名 (塾生の 3人に 2人) が合格!」という表記をしている大手塾があります。

 

あえて岐山高・長良高・各務原西高の合格者数を掲載しないところに,例えば24名の合格者が各西に偏っているとか加納高には美術科や音楽科も含まれる等,何かを隠したい意図が透けて見えます。

また,普通科進学校の合格実績だけを前面に出し,それ以外,例えば実業高校へ進む塾生は評価しないというスタンスも理解に苦しむところですが,普通科でなければだめなのでしょうか。

 

上記したように当塾からも実業高校へ進む塾生はいますし,塾生諸君には望むところに進んでほしいと願っていますから,私には高校は普通科でなければだめだという考えは一切ありません。

私は上が社会人 (大卒)・下が大学生と子育てをしてきた経験からも,頑張ってきた塾生の進学先を伏せるこの大手塾のやり方は保護者の視点が欠落している一例と言え,その子たちが不憫です。

 

なお,この大手塾は市内の系列校舎で公立高「合格率100%」を昨年 3月から 4月にかけてホームページに記載しておられましたが,現在は修正されて「100%」の記載が見当たらなくなりました。

これも保護者の視点が欠落した事例の一つと考えられますし,以前のブログでも申し上げたように “言ったもん勝ち” の風潮には辟易するばかりです。

 

受講料の考え方

 

当塾は入塾キャンペーン的な取り組みは行なっていませんが,ありがたいことに多くのご家庭からお問い合わせをいただいており,3月から,または新学年からの入塾が次々と確定しています。

 

県内外に多くの校舎を展開する大手塾は「今なら月額受講料 50% OFF」とか「春期無料」のキャンペーンを絶賛実施中で,やはり大手塾は何から何まで当塾のような小規模塾とは全く違います。

ただ,この割引が全生徒,つまりもともと通っている既存の生徒も対象なら非常に素晴らしい取り組みだと思いますが,割引が新規の方に限るものであれば本当に見苦しいと言わざるを得ません。

仮に当塾が受講料の割引を実施するなら長く通っていただいているご家庭を優先しますので,大手塾さんとは真逆の施策を取ることになるでしょう。

 

なぜ「見苦しい」かと言うと,割引原資が以前から通塾している既存のご家庭が収める受講料であり,同じ授業を受けているのに既存は満額,新規は半額や無料という構図が成り立つからです。

プロモーションの一環とはいえ同じ授業を受けて片や満額,片や無料はどう考えてもおかしいですし,以前のブログでも取り上げたように当塾が特待生制度を導入しないのも同じ理由からです。

 

なお,その大手塾さんは昨年も “スペシャルキャンペーン” と称して夏まで「今なら入会金無料・〇月授業料 50% OFF」を何ヶ月も続けてやっておられました。

 

 

最初は新規で “優遇” されても,数ヶ月もすれば満額支払うことになる受講料が新規獲得のために注ぎ込まれる。これは長期契約者を蔑ろにするスマホの大手キャリア新規獲得競争と同じ構図です。

 

チラシやホームページの目立つところに何が書かれているか,または何が強調されているかで,その塾や組織が大切にしていることがわかります。

私は上が大卒の社会人,下が大学生と 2人の子育てをしてきましたが,保護者の視点からもチラシやホームページで無料だの割引だのお金の話が矢継ぎ早に出てくるような塾は私は苦手です。

 

指導の対価として受講料を頂戴する。これはどこの塾も変わらないことですが,当塾は新規だから割引,成績優秀者だから割引など状況によって受講料に差をつけることはしません。

当塾は開塾以来,兄弟姉妹割引制度 (集団指導コースに 2名以上在籍の場合に弟妹の月額受講料を 3割引) を導入していますが,これは長く通塾いただくご家庭を大切にしたいという想いからです。

 

以前のブログでも申し上げたように私たちとは根本的に考え方が違うと言えばそれまでかもしれませんが,商売っ気を前面に押し出す大手塾さんのやり方に違和感を覚えずにはいられません。

 

高校の進路指導とは

 

本日 ( 1月26日(日) ) の午前中,志望校の二次試験に向けて自習室で準備に励んでいる高3生 (加納高) が「学校から電話がかかってくるので途中で離席します」と申し出がありました。

なんでも校内で進路会議があり,その結果を担任・副担任が電話で知らせてくれるとのことで,それを聞いた時は日曜日にも関わらず随分と熱心だなあと感嘆したものです。

 

彼女には確たる志望校があり,そこを真剣に目指したいという思いで今から 1年前の高2生の 2月に,岐阜県 No.1 を謳って多くの校舎を構える大手塾から当塾へ移ってきました。

その志望校は共通テストで二段階選抜 (足切り) が実施され,共通テストである程度の得点に到達しなければ受験さえも認められない大学です。

 

転塾してきて半年は志望校のボーダーはおろか足切りラインにも届かない状況でしたが,めげることなく強い決意でコツコツと取り組んだ結果,秋を過ぎた頃から少しずつ成果が出始めました。

そして先週に実施された本番では自己ベストを大幅に更新し,幸いにも足切りはもちろんボーダーも突破して志望校の挑戦権を得ることができました。

 

 

彼女が長らく掲げてきた志望校への挑戦権を得たということは,高校側はこれまでの懇談はもちろん,模試の結果と共通テスト結果からも一目瞭然のはずです。

そんな中,進路会議を終えた高校からの電話の内容は合格可能性の高い国公立大の名前を列挙して受験先の再検討を勧めるもので,さらには学部も一貫性がなくバラバラというおまけつきでした。

 

本人は長らく掲げてきた志望校の合格が叶わなければ共通テスト利用で合格が濃厚と見ている私立大へ進むと言っているのに,これでもかと国公立大を薦めてくる姿勢には正直辟易します。

高校側のとにかく国公立大の合格者数を稼ぎたいという方針が透けて見え,本人の強い思いは蚊帳の外ということがよくわかる提案でした。

 

 

これが国公立大が “大好きな” 私立高や塾ならまだしも,公立高,しかもある程度の進学高がそんな指導をする必要あるのか大いに疑問ですし,少なくとも当塾の考え方とは相反するものです。

以前のブログでも取り上げたように,やはり「国公立大〇〇名合格!」という謳い文句はその中身をちゃんと吟味すべきだと改めて感じた次第です。

 

例えば当塾は,99名の卒塾生のうち51名が国公立大に現役合格し,旧帝大14名,医学科 3名 (名市 2名・岐大 1名),左記以外の地元23名 (名工大 5名・岐大16名など) で全体の約 8割に達します。

逆に,旧帝一工と自宅から通学可能な地元大の合格者数が,その高校や塾が公表する国公立大の合格者の半数以下だと,その数は恣意的につくられたものである可能性が高いと言わざるを得ません。

 

普通に考えてそんなに大勢が遠方の国公立大を志望するとは考えにくいですし,縁も所縁もない遠くの県にある国公立大に行くくらいなら東海エリアにある私立大で十分でしょう。

就活を含め,その後のキャリア形成を考えてもデメリットの方が大きいことは間違いありませんし,国公立大でも辞退率が高いところはそれなりの理由があるというわけです。

 

公立高校の定員に関して

 

間もなく岐阜県の公立高校の定員が発表される頃かと思います。

 

先日のブログでも紹介したように,当塾の中学部集団指導コース在籍生で公立高を受験する塾生は,そのほとんどが岐阜市の普通科高に進学します。

特に直近 2年間の進学先は岐阜高・岐阜北高・加納高 (普通科)・岐山高 (普通科)・長良高の 5高校のみで,全員が岐阜市内の普通科高へ進学しました。

 

ただ,現在の各高校の状況を鑑みると,当塾から多くの塾生が進む先ではあるものの,岐阜市内の普通科高は定員を減らすべきだと考えます。

これは岐阜高や岐阜北高も例外とは考えませんし,入試直前のブログでも申し上げましたが,2年以上連続して定員割れとなっている多治見北高,関高,可児高も定員削減を実施するべきでしょう。

 

なお,県教委が 1月に発表した『県内公立高等学校への進路希望状況』の時点でも,多治見北高,関高,可児高は定員割れとの予測が出ており,結局そのまま入試本番を迎えることになりました。

高校受験をメインに据えている塾は学区トップ高が定員割れする今の状況を歓迎しているのかもしれませんが,これは長い目で見ると大きな損失になることは間違いありません。

 

国立大の学費を引き上げる提言?

 

慶應義塾の学長が 3月に実施された文科省の部会で「国立大の学費を年間150万円に引き上げるべき」と提言したとの記事が出ていました。

現状,国立大の学費は年間およそ54万なので100万円近い引き上げを提言していることになるわけですが,此は如何に。

 

幼稚舎から大学までずっと慶應という恵まれたご家庭に育ち,何不自由なく学生時代を過ごしてきた方には一般家庭がどんな思いで教育費を捻出しているか全くわからないのでしょう。

まして,奨学金やアルバイトで学費を捻出して大学進学しようと考えている学生の立場など到底理解できるはずがありません。

 

我が家も子どもが 2人とも大学に進学して上の子は今年の 3月に卒業しましたが,それはもう必死の思いで学費を納めてきましたし,下の子が卒業するまで学費の納入はあと数年続きます。

昨今の政治家にも言えることですが,育ちの良い “浮世離れした” 考えをお持ち方がトップにたくさんいらっしゃるから少子化が止まらないのだと改めて感じた次第です。

 

 

件の提言が国立大との授業料の差を埋めたいという考えから発せられたものあれば,まず慶應の学費を国立並みに下げる検討をするべきではないでしょうか。

 

同時に,国立大と同じく入学希望者には 6教科 8科目の共通テストも課したうえで定員の多く,例えば定員の 8割を一般入試に振り,試験日も国立大と同じ前期日程・後期日程に合わせる。

入学者の約半数が AO や指定校といった何らかの推薦という状況は直ちに是正すべきで,そういった提言をするのであれば試験方式や日程,入学者の推薦比率も国立大のそれに準じるべきです。

 

また,一部の私立大は過剰とも言える広告費をかけたり,事務方の職員に対する超が付く厚遇 (平均年収1000万超) など国立大と比較して学校運営で首を傾げたくなる側面が多分にあります。

こういったことを鑑みても,国立大の学費を上げて私立大の学費と足並みを合わせる必要があるのか甚だ疑問です。

 

大学により学費はまちまちの状況ですが,それに見合う教育をなさっているとご家庭や学生が判断すれば学費の多寡に関わらず学生は集まってくるはずです。

公平性云々と言う前にまずは良質な教育を学生に提供し,選んでもらえる学校づくりを進めることが最優先課題と考えます。

 

とは言え,設置意義そのものが異なる国立大と私立大を同列に扱うことに私は反対です。

 

共通テストの『歴史総合・日本史探究』

 

来春の共通テストより『日本史B』が『歴史総合・日本史探究』へ移行することを受け,生徒貸出用書架に並べている地歴公民の用語集 (山川出版社発行) を新版に入れ替えました。

 

写真は手前がこれまで 9年にわたって塾生たちが自習の際などに手に取ってきた『日本史B』の用語集で,重ねて置いてあるのが『歴史総合・日本史探究』の用語集です。

今は新品である『歴史総合・日本史探究』の用語集も,ここからの数年で塾生たちに使い込まれて味が出てくると良いなあと思います。

 

 

1期生から 9期生までの卒塾生99名のうちセンター試験および共通テストで『日本史B』を受験したのは49名 (文系29名・理系20名) で,彼らの『日本史B』の平均点は79.7点でした。

以下は『日本史B』の得点が90点を超えた卒塾生の諸君です。

 

100点 (岐阜北高・文系) [横浜国立大へ進学]

100点 (岐阜高・理系) [名古屋大へ進学]

97点 (滝高・理系) [東京大へ進学]

97点 (南山高・文系) [早稲田大へ進学]

91点 (鶯谷高・文系) [名古屋大へ進学]

91点 (岐阜高・理系) [東京理科大へ進学]

90点 (岐阜高・文系) [京都大へ進学]

 

90点には達しませんでしたが,名市大の医学部医学科へ現役合格を勝ち取った 2名と岐大の医学部医学科へ現役合格を勝ち取った 1名も社会科の選択科目は『日本史B』でした。

 

 

以前のブログでも紹介したように,私の受験生時代は日本史選択の理系生で,写真は当時に使用していた日本史の用語集です。

 

日本史は学習量が多くなってしまうものの,きちんと仕上げれば地理よりも 8割を超えやすいという判断から,理系の塾生たちには社会科の選択科目は『日本史B』を推してきた経緯がありました。

しかし,来春から『日本史B』が『歴史総合・日本史探究』へ移行するにあたり,理系生の他科目の負担を考えると今後は『地理総合・地理探究』を推さざるを得ないという結論に至っています。

 

来春から共通テストは『情報』の追加,国語と数学の試験時間延長,社会の科目の再編などいくつもの変更点があります。

難化するだの荒れるだのといろいろと言われているのを耳にしますが,受験生の諸君はそういった声に振り回されることなく一意専心の姿勢で頑張ってほしいものです。

 

公立高入試結果

 

今朝,岐阜県内の公立高の合格発表があり,当塾は久しぶりに全員合格となりました。

 

当塾は複数校舎を展開する塾ではなく 1校舎のみで運営する塾で,1学年の在籍数も平均して10名程度と非常に小規模です。

ですから当塾が単年で合格者数を出すと,県内に20から30校舎,さらには各務原市内だけでも複数校舎を展開する大手塾の合格実績は本当に素晴らしいですから,当塾はその足元にも及びません。

 

当塾は高校受験対策指導を主体とする塾ではありませんが,実績に関するお問い合わせをいただくことが多いので,今回のブログでは直近 5ヶ年 (2020年春から2024年春) の累計を公表します。

直近 5ヶ年で当塾の中学部・集団指導コースに在籍して高校受験に挑んだ塾生は累計55名 (転居等の理由で県外の公立高へ進学した 2名を除いた数) おり,以下はその進学先と合格年です。

 

岐阜高 (普通科) 17名 [2020年・2021年・2022年・2023年・2024年]

岐阜北高 (普通科) 12名 [2020年・2021年・2022年・2023年・2024年]

加納高 (普通科) 3名 [2020年・2021年・2023年]

岐山高 (普通科) 2名 [2022年・2023年]

長良高 (普通科) 6名 [2020年・2022年・2023年]

各務原西高 (普通科) 4名 [2021年・2022年]

県立岐阜商業高 1名 [2020年]

岐阜総合学園高 1名 [2021年]

公立高に不合格で私立高へ進学 9名 [2020年・2021年・2022年・2023年]

 

今春,当塾はたまたま公立高に全員合格となったものの,私は「全員合格」に対して強いこだわりを持っていません。

 

当塾は開塾以来,チャレンジしたいという塾生を止めないスタンスを貫いてきたこともあって,公立高に不合格で併願先の私立高へ進むことになる塾生もおります。

ただ,先日のブログでもお伝えしたように,私立高へ進む多くの塾生が 3年後に国立大の現役合格を勝ち取っていますから,そういう意味では高校入試は通過点であることは間違いありません。

 

Web や広告でやたらと「全員合格」を強調する塾を見かけますが,当塾は「全員合格」という大義のために出願変更を強いたり定員割れのところを勧める塾とは一線を画しています。

例えば「全員合格」の中に倍率を見て出願変更した受験生が 1名でも含まれているのであれば,それはちょっと違うのではないかと思います。

 

 

直近 5ヶ年で当塾は55名のうち44名が岐高・北高・加納・岐山・長良・各西に進学していますので,塾によっては「塾生の 5名に 4名が岐阜 5校+各西に進学!」と謳うところもあるでしょう。

当塾は塾生たちが望むところに進学してほしいと考えていますからこのような言い方は絶対にしませんし,この言い方だとそれ以外の高校へ望んで進学した子があまりに不憫です。

 

併せて,そもそも「岐阜 5校」という括りは学校群制度が採用されていた40年以上前に使われていたもので,現在は意味がないと言って差し支えのない括りです。

当然ながら,当塾では授業時や生徒との対話の際,または保護者懇談においても「岐阜 5校」という言い方は一切しません。

 

当塾が大切にしているのは『高校合格はゴールではなく,夢への通過点』という考え。

3月で開塾から10年目を迎えましたが,この考えはこれからも絶対に変わることはありません。

 

先輩たちから学ぶ

 

当塾の高校部の塾生たちが机に向かう様子を見ていると,自身のすべきことに熱心に取り組んでいるのはもちろん,姿勢が良く,机上も整頓されていることがわかります。

 

併せて,写真からもわかるように,通路となるところには鞄が見当たりません。

これはトイレ等で離席する他の塾生や質問受付で机間巡視している学生講師が往来しやすいよう配慮した行動です。

 

先日のブログでも申し上げたように,彼らが中学生の頃に内申が良好だった理由は上記したような細かな所作からも納得できるものです。

たまに中学部の塾生が高校部の塾生に交じって自習してもらうことがあるのですが,先輩たちの姿からいろいろと学んでほしいという願いも込めてそのようにしているのです。

 

校舎ごとの合格者数

 

毎年この時期になると各塾が高校や大学の合格者数をチラシ等で公開し,その数を誇示する光景が見られます。

 

例えば岐阜高に80名の合格者がいる全県展開の大手塾があるとして,その塾が岐阜学区内に20校舎を展開しているとすれば,1校舎あたりの合格者数は 4名ということになります。

1校舎あたり 4名だと当塾の合格者数より少ないわけですが,全県展開の塾だと大垣や関,美濃加茂といった学区外でも岐阜高の受験を勧めるケースもありますから,実際は 4名を下回る計算です。

 

実際にお子さまが通うのは 1つの校舎なのですから,保護者が知りたいのはお子さまが通っている校舎,または通うことになる校舎から何名の合格者がいるかということです。

ですから,いくつもの校舎を展開する大手塾は恣意的な合算ではなく,校舎ごとの合格者数を公表するべきではないかと思うのです。

 

大手塾が公表する合格者数は学区内 (岐阜県内) 全校舎の合計であったり,例えば各務原市内の 3校舎の合計であったりと基準がまちまちです。

1つの組織の中で,片や校舎ごと,近隣数校舎の合算,片や全塾といったように基準がバラバラだと,何か意味があるのではないかと勘繰ってしまいますからね。

 

大手塾は大手塾らしく,あらゆる面で堂々としていてほしいものです。

 

岐阜県内各学区トップ高の競争倍率《2023年》

 

先日のブログでもお伝えしたように,中3生 (当塾11期生) の諸君は来週金曜日の入試本番に向けて最後の追い込みの時期となり,日に日に緊張感が高まってきています。

 

本日,変更期間を経て出願が締め切られ,各高校の競争倍率が出揃いました。

当塾は高校受験対策指導をメインで行なう塾ではありませんが,公立高入試は中3生にとって大きな舞台ですから,合格に向けてできる限りのサポートをしたいと思います。

 

岐阜県内の各学区におけるトップ高の競争倍率は以下の通りです。

 

[岐阜高 (岐阜学区) ]

出願 386名/定員 360名 (1.07倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.18倍

[大垣北高 (西濃学区) ]

出願 328名/定員 320名 (1.03倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.14倍

[多治見北高 (東濃学区) ]

出願 265名/定員 280名 (0.95倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.09倍

[関高 (美濃学区) ]

出願 278名/定員 280名 (0.99倍) ※ 昨年度の競争倍率は1.05倍

[可児高 (加茂学区) ]

出願 232名/定員 240名 (0.97倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.78倍

[斐太高 (飛騨学区) ]

出願 231名/定員 240名 (0.96倍) ※ 昨年度の競争倍率は0.96倍

 

ご覧の通り,多治見北高・関高・可児高・斐太高の 4高が定員割れを起こしており,岐阜高と大垣北高は定員割れとはならなかったものの非常に低倍率となりました。

 

当塾には愛知県の公立高を受験する塾生もおりますが,入試システムが岐阜県とは異なるとはいえ,当塾の塾生が受験する高校を含む上位高にこのような倍率になっているところは見当たりません。

私の個人的な意見ではあるものの,3年後を見据えると学区のトップ高は最低でも1.25倍くらいの競争倍率 ( 5名に 1名が不合格) であってほしいと思います。

 

以前のブログでもお伝えしたように,可児高はもう何年も連続して定員割れ,多治見北高や関高も定員割れは今年に限った話ではないとなると,大幅な定員削減や統合も検討すべき段階と言えます。

 

 

高校合格はゴールではなく,小さな小さな通過点に過ぎません。

特に学区トップ高への進学となるとそれが顕著ですから,先日のブログでも申し上げた通り,合格したことに浮かれることなく 3年後に向けて 1日も早く動き出す必要があるのです。

 

競争倍率が 1倍台前半に収まる高校入試とは異なり,大学入試は競争倍率が 2倍,3倍に達することが一般的です。

大学入試で私立中高一貫校生や過年度生と対峙することを考えると,公立高の入試であっても適度な競争を勝ち抜いて合格を掴み取ることは非常に重要なことだと考えます。