学力向上は時間がかかるもの

 

学力向上,または得点力向上は時間がかかるものであり,非常に根気のいる作業です。

中学校の定期テストのレベルならまだしも,高校生,特に難関大の入試に向けてとなれば,そう生易しくはないというのが現実です。

 

よく「偏差値30からの…」などという嘘か真かわからないような話を市中で耳にしますが,そんなものは1,000人に 1人も当てはまらないと考えた方が良いでしょう。

成績を上げよう,得点力をつけよう。世の中には学力向上,または得点力向上が容易く実現できるかのような発信が溢れています。

チラシ,書籍,Web など媒体はさまざまですが,学生の楽をしたい気持ちに付け込み,無責任なことを吹聴するのはいかがなものかと考えてしまいます。

 

私は塾で指導をするようになって今年で20年目となりますが,私には短期間で簡単に成績を上げる方法があるとは思えません。寧ろ,そんな方法があるなら是非とも教えてほしいくらいです。

そもそも,そういった方法論を伝授する塾や予備校があるなら,その塾・予備校は全生徒とも隈なく成績向上を実現し,入試では全員が志望校に合格し,不合格者は出ないはずですからね。

各種テストの “予想問題” をばら撒く行為も同様で,以前のブログでも申し上げた通り,そういった行為は無責任極まりないものと考えております。

 

また,上記のようなものに縋り,楽に成績を上げたいと考える学生に限って遊ぶ時間は豊富にあったり,暇さえあればスマホ三昧というケースが多いのです。

以前のブログでも申し上げましたが,「学問に王道なし」とはうまくいったものです。

 

 

先日までのブログでも紹介したように,当塾の高3生たちは『全統マーク模試』である程度の結果を残すことができました。

しかし,正直なところ,学年全体を見渡して “もともと学力が高い” ということも決してありませんし,この学年には驚くほど “突き抜けた学力を持つ” 生徒はいません。

 

ただし,彼らは “継続した努力” ができます。環境を与えつつ,私たちはそれをサポートしているに過ぎません。

周囲が部活や遊びに勤しんでいる中,彼らはテスト前でなくとも授業のない日や日曜日に当塾の自習室へ来ていましたし,目標を持ち,かつ計画的に各種取り組みを継続してきました。

質問に関しても,単に答えや解法を聞いて終わりではなく,「わかったつもり」を避けるべく “プロセスの理解” を積み重ねることを指示してきました。

ですから,当塾の生徒たちが残した結果は偶然ではなく必然の結果であり,1年以上かけて醸成してきた素地があったからこそ残すことのできた結果と言っても過言ではないのです。

 

 

このブログをつくっている間,教員テーブルに多くの生徒が集まってきました。

日曜日の自習時や日頃の授業後は,いつも写真のような感じで生徒たちが教員を囲んでさまざまな科目の質問をしています。これは,テスト前に限った話ではありません。

 

高3生 全統マーク模試《2016年 5月実施分・続編》

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先日のブログでお伝えした生徒たちに続き,本日,当塾の高3生の集団指導コースに在籍する 5名の岐阜高生たちから『全統マーク模試』の成績帳票の提出がありました。

 

今回,岐阜高の『全統マーク模試』は学校単位の受験ではなく希望者のみの受験だったようで,受験者数は理系が42名と文系が24名のわずか66名に過ぎませんでした。

次回からは岐阜高も含め,全国的にも受験者数が増えることでしょう。

 

当塾在籍の上記 5名から英語科リスニング,数学 IIB,生物,倫理政経で岐阜高 1位が出ております。

ただ,岐阜高は受験者数が 6名に 1名という状況ですからあくまで参考データに過ぎませんが,例えば出題範囲の狭い課題テスト等で 1位というよりは価値があるのかなあと見ています。

 

以前のブログでも申し上げましたが,私は高校生に定期テストや課題テスト,校内実力テストは結果の聞き取りをしませんし,正直興味がありません。

併せて,上記いずれのテストも各高校でどんな出題がされているかも全く知りません。

出題範囲の狭いテストで得点を獲得するために集中的に時間を費やすことは時間の無駄ですし,何より後につながらない “付け焼刃” の学習になってしまうと当塾は考えているからです。

日頃からきちんと学習に取り組んだうえで,テスト前は取り組んできたことの確認に充てる期間に過ぎないという認識が必要です。

 

過去問や予想問題で “急場凌ぎ” を繰り返していても真の実力はつきませんからね。各種テストは “日頃の学習の成果を発揮する場” くらいに位置づけることが高校生には必要です。

そういう意味では『全統模試』をはじめとする各種模試や,『スタディサポート』も同様です。

ですから,これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,模試も直前に過去問や予想問題に集中的に取り組むなどの対策をして臨むことに意味がないというのが当塾のスタンスなのです。

 

話を当塾の塾生たちの『全統マーク模試』結果に戻します。

 

自己採点の時点でも大方判明済みでしたが,当塾の理系のトップは 5教科 7科目で 748点 / 900点 (全国平均は 500.5点) で得点率は 83.1%,偏差値は 67.4 です。

採点ミスがあって自己採点より10点も下がっており,彼女には以後ないようにと厳重注意しました。

まあまあの結果ですが,まだ伸びしろがありますので二次対策も含めて今後も志望校合格に向けて指導を継続していきます。

 

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写真をもう 1枚。

 

当塾の今回の英語科 1位,2位の結果 (いずれも文系) です。非常に頑張ってくれました。

このうち 1名は先日のブログでも紹介したように,私が推す『基本英文700選』『速読英単語 上級編』にも取り組んでくれており,最近はセンターよりもむしろ二次力の強化に力を入れています。

ですから,現役生としては非常に良いペースで仕上がっていると言えます。

 

先日のブログで紹介した生徒たちもそうですが,小学生,中学生の頃から長きにわたって指導している生徒たちが結果を残してくれることは本当に嬉しいです。

このまま入試本番まで慢心する,慢心させることなく,共に頑張っていきます。

 

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改めてにはなりますが,当塾の高校生集団指導コースの指導は “集団指導+個別指導” のダブルメソッドによる “少人数定員制” の指導です。

 

集団指導コースの定員は各学年とも最大16名。各科とも個別指導にて添削などの二次対策をきっちりと行なうには,16名以上の在籍生がいる状態では難しくなります。

良質な指導の維持,ならびに,ゆとりを持った座席配置や集中できる自習室などの良質な環境を維持するためにも,当塾は “運営上の都合” を優先させることはありません。

 

高3生 全統マーク模試《2016年 5月実施分》

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本日から高3生の『全統マーク模試』の結果返却が始まり,当塾の生徒たち数名から成績帳票の提出がありました。

今回のブログでは学校単位で受験した高校 (加納高・長良高・各務原西高・岐阜東高) の生徒たちの結果を紹介します。

 

先日のブログでもお伝えしましたが,当塾の集団指導コースに在籍する高3生15名には,高2生からの 1年間の取り組みの成果を測る目的で全員に全統マーク模試を受験してもらいました。

数学は IA・IIB とも,文系,理系を問わず結果を出すことができました。特に数学 IA は当塾の全在籍生の平均が 8割を超えるなど目に見える成果が出ています。

 

在籍高は岐阜高・岐阜北高・加納高・岐山高・長良高・各務原西高・岐阜東高・鶯谷高と,まあ見事にバラバラですが,高校別の指導であればこのような結果にはならなかったと思います。

例えば当塾の物理のトップは長良高の生徒で,得点は 87点で偏差値は 70.0。同じ集団指導コースに在籍する他高の生徒たちと切磋琢磨し合っているからこその結果だと確信しています。

在籍する長良高では当然 1位で,県内はもちろんのこと国内でも上位の結果です。なお,数学 IA と数学 IA + IIB,そして 5教科 7科目の結果も長良高で 1位の結果です。

 

集計途中ではありますが,現時点での 5教科 7科目の当塾のトップ (岐阜東高・文系) は 718点 / 900点 (全国平均は 468.6点) で得点率は 79.8%,偏差値は 68.7 です。

帳票に記載されているセンター試験本番での換算得点は 764点 / 900点と得点率がおよそ 85% になるとのことですから,志望する大学,学部の合格に向けて好スタートを切れて嬉しく思います。

なお,在籍する岐阜東高では 1位。さらに,英語の筆記,数学 IA,英数国総合,化学基礎,倫理政経も 1位です。

先述した長良高の生徒と同様に,校内順位が 1位だからどうだということはありませんが,“お手軽なもの” を用いることなく長期間コツコツと取り組んできた成果だからこそ意味があると考えます。

 

彼女はセンター試験の各科に関しては,現段階である程度仕上がっていると見ています。

“お手軽なもの” に目もくれることなく “長い目で見た学力” の獲得に向けて日々の学習に取り組ませてきましたし,彼女もそれに応えてくれた結果だと私は考えます。

 

併せて,二次試験に向けても抜かりはありません。

同じ大学を志望するもう 1名の文系生と共に個別指導で国語と数学の二次対策もすでに開始しており,7月からは英語と日本史の二次対策も開始します。

当塾の生徒たちの懸命に取り組む姿を見ていると,「大学受験は夏からが勝負!」などという無責任な “戯言” は口が裂けても言えませんね。

 

上記いずれの結果も,過去問や予想問題などの “お手軽なもの” に取り組ませて獲得した得点ではないというところがポイントです。

先日のブログでも触れましたが,市中には定期テストや各種模試など,やたらと “対策指導” を行なう塾があると聞きました。

どういう位置づけで対策指導を行なっておられるかは知る由もありませんが,私にはそういった “付け焼刃” が子どもたちに成長につながるとは到底思えません。

 

今日の Mirai《読書会・将来設計指導・自習室》

 

本日は小1生から小4生 (あすなろ学習会) を対象とした読書会と,小5生から中3生 (進路探究塾 Mirai) を対象とした将来設計指導を行ないました。

 

写真は小3生・小4生の読書会の様子です。

『あすなろ学習会』の受講生を対象に行なう読書会は毎月の実施で,任意参加ではあるものの実施を楽しみにしてくれている生徒もいます。

本日の読書会は科学をテーマにした題材で,読み聞かせと各種補足説明を実施しました。

 

本日の読書会の担当は『あすなろ学習会』の算数をはじめ,『進路探究塾 Mirai』の算数の指導にあたっている,小学校教員免許を持った教員です。

ただ,彼女は日頃から中学生の理科や難関大を受験する高校生の生物や化学の指導も担当していますから,基本的に小中学生の指導しか担当しない塾の教員の話とは深さが違うことでしょう。

ここにも当塾の “小中高一貫指導” の方針が色濃く表れています。

 

 

小5生から中3生の将来設計指導は,先月に引き続きアクティブ・ラーニングの手法を用いた指導を行ないました。

明確な解のない問いに対し,ディベートを通じてその解を検討し,解に近づけたうえでそれをグループの考えとして発表する。さらには他のグループの考えを傾聴して学ぶ。

これらはいずれも非常に重要なスキルだと考えております。

 

当塾は生徒たちがただ問題が解ければよい,テストで得点が取れればよいとは考えておりません。

学生が課せられているもの,例えば中学生で言えば 5科の学習に励むのは当然という前提で,教養をつけること,議論ができること,自らの考えをきちんと自らの言葉で述べられること。

そして,夢を持つことに加えて,その夢に向かって真摯に取り組み,継続して努力ができること。

当塾が各科の指導だけでなく読書会や将来設計指導を実施している理由は,上記したような事柄に前向きに取り組める子どもたちを育成するためなのです。

 

 

私たちが読書会や将来設計指導を通じて子どもたちに指導しようとしているものは,すぐに “成果” が目に見えるものではありません。

長い時間をかけて,先の学習で躓かないための強固な土台づくりと,学習に向かう姿勢,および “安易なもの” に頼らない姿勢を構築することが私たちの考える教育です。

 

最近は定期テストや各種模試にいたるまで「対策指導」などと銘打ち,過去問や予想問題などを子どもたちに提供して目先の “成果” を追究する指導を行なう塾が幅を利かせています。

結局,これらは所詮 “急場凌ぎ” に過ぎませんから,高校受験まではうまくいっても大学受験時やその後に悪影響を及ぼす可能性が高くなるのです。

5年前,10年前と比較して,岐阜県内の公立高校の大学合格実績が凋落気味だということと因果関係があるのでは,と勘繰らずにはいられません。

 

 

高校生は自習室でそれぞれの課題に取り組んでいました。

写っている10名の在籍高を紹介すると,定期テスト期間中である滝高が 5名と,岐阜高,岐阜北高,長良高,岐阜東高,鶯谷高の 1名ずつ。

いつも通りで,どの生徒も黙々と自身の課題に取り組み,質問がある場合は退室して都度確認するということを彼らは繰り返しています。

 

このブログをお読みの方の中には,お子さまが当塾に通われていないという保護者の方もいらっしゃると耳にします。

お子さまが通われている塾の自習室はどんな状況でしょうか。そこには,集中して学習に励める環境が整備されているのでしょうか。

 

当塾に入塾した中高生たちは口を揃えて「Mirai の自習室は全く違う,本当に集中できる」と言います。

内情を聞くと,自習しながらスマートフォンは日常茶飯事で,もはや談話室の延長線上というような “名ばかりの自習室” を設ける塾があちこちにあるようです。本当に残念でなりません。

 

当塾の自習室は乾いた筆記音やページをめくる音だけが響き,もちろん私語や飲食,スマートフォンとも無縁の世界ですから,市中の塾にあるような “名ばかりの自習室” とはわけが違います。

以前のブログでも申し上げましたが,当塾の自習室には「集中して」とか「私語禁止」,または「携帯電話使用禁止」といった注意書きは一切ありません。

そんなものがなくては生徒を律し,かつ鼓舞することができない程度の環境なら,そこの自習室の価値は非常に低いと言わざるを得ないと私は考えます。

 

高3生 全統マーク模試 自己採点《2016年 5月実施分》

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連休中に,高3生・浪人生を対象とした第1回『全統マーク模試』が実施されました。

 

当塾の高3生集団指導コース生 (在籍15名) は『全統マーク模試』の受験を必須としておりますから,高校で当模試を受験しない生徒にも公開会場へ出向いて受験してもらいました。

本日,自習に来てくれた高3生 8名 (岐阜高 5名,加納高 (普通科) 1名,岐山高 (普通科) 1名,岐阜東高 (蛍雪) 1名) などに自己採点結果を聞き取ったところ,まあまあの結果が出ていました。

 

今回結果を聞き取った 8名は文系 4名,理系 4名という構成で,各科および 5教科総合の 8割程度の獲得生を以下に掲載します。

※ 岐阜高の 5名は理系生 3名を A さん,B さん,C くん,文系生 2名を a さん,b さんと分類して表記しました。

 

《英語 (筆記) 》

187点 (岐阜高・文系 a ),184点 (岐阜高・文系 b ),170点 (岐阜高・理系 A ),167点 (岐阜東高・文系)

《英語 (リスニング) 》

50点 (岐阜高・文系 b ),44点 (加納高・文系),44点 (岐阜高・理系 B ),44点 (岐阜高・文系 a ),38点 (岐阜高・理系 A)

《数学 IA 》

85点 (加納高・文系),83点 (岐阜東高・文系),82点 (岐阜高・理系 C ),81点 (岐阜高・文系 b ),80点 (岐山高・理系),80点 (岐阜高・理系 A ),77点 (岐阜高・理系 B )

《数学 IIB 》

97点 (岐阜高・理系 A ),85点 (岐阜高・理系 C ),85点 (岐阜東高・文系),76点 (岐山高・理系)

《国語》

170点 (岐阜高・理系 A ),163点 (岐阜東高・文系)

《化学》

80点 (岐阜高・理系 A )

《生物》

82点 (岐阜高・理系 A )

《化学基礎》

46点 (岐阜東高・文系),42点 (岐阜高・文系 b ),39点 (岐阜高・文系 a )

《生物基礎》

44点 (岐阜東高・文系),41点 (岐阜高・文系 a )

《日本史》

82点 (岐阜高・理系 A ),75点 (岐阜高・理系 B ),75点 (岐阜高・理系 C ),75点 (岐阜東高・文系)

《 5教科総合の得点率》

84.2% (岐阜高・理系 A ),79.8% (岐阜東高・文系),78.1% (岐阜高・文系 b )

 

昨年度の第1回『全統マーク模試』の数学 IA の平均点を見ると,全国 (受験者174,391名) は 48.2点,現役生に絞ると 45.7点で,岐阜高は 61.4点,加納高は 55.7点などとなっています。

正式な結果が出るまでは何とも言えませんが,当塾の生徒たちには数学 IA を長期間にわたって演習に取り組ませてきましたから,在籍高校や文系・理系を問わず想定通りの結果が出ています。

当塾生判明分 8名の平均点は 77.9点ですが,以前のブログでも申し上げたように当塾は圧倒的に理系生の比率が高いため,おそらく数学に関してはより高得点獲得生が出ることと思います。

また正式な結果が返却され次第,このブログにて報告致します。

 

現状,英語 (筆記) の 9割超が 2名となっていますが,どの生徒も単語が仕上がりつつありますから 9割超の数は今後もっと増えてくることと思います。

しかし,国語は 8割超が 2名にとどまり,どの生徒も 7割程度に甘んじておりますから,夏に向けて今回浮き彫りになった課題を熟していきます。

併せて,現状では 8割超が出ていない物理・地理・倫理政経・現代社会の各科は,残念ながらどの生徒も 7割程度に甘んじている状況です。これらも夏に向けて仕上げていきます。

 

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模試はあくまで受験時点での仕上がりや個々の課題を見つけるために受験するものです。

これまでのブログでも申し上げているように,当塾では高校生に対し,模試の過去問や予想問題に重点的に取り組ませるといった指導を行なっておりません。

先日のブログでも触れましたが,模試で高得点を獲得するために過去問や予想問題を高校生に取り組ませる塾があるということに私はただただ驚いています。

付け焼刃の対策を講じて “急場凌ぎ” を続けたところで真の実力はつきませんし,何より後にはつながりませんからね。

 

本日,明日は調整週で通常授業はありませんが,自習室には多くの中高生の姿がありました。

以前のブログでもお伝えしたように,当塾の自習室は私語をする生徒もいなければ,私語をする生徒もいません。もちろん,携帯電話に触れる生徒もいません。

そういったことを注意喚起する張り紙や注意書きもなければ,“見張り役” も置いておりません。当塾の生徒たちは節度を持って自習室を利用してくれますから,そんなものは必要ないのです。

 

授業後の様子

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当塾の集団指導コースの授業は中学生が22時まで,高校生は22時20分までとなっております。

 

写真は高3生が国語の授業後に質問しているところを撮影したもので,間もなく23時になろうかという時間帯です。

彼女は岐阜市から通ってくれているのですが,ここ最近はたいてい23時前まで取り組んでいる姿を目にします。

 

中学生,高校生を問わず,授業後は23時頃まで自習をしたり,教員に質問して過ごす生徒がたくさんいます。

高校生は23時を過ぎても普通に自習しています。もちろん,この中には学校の課題等に追われて仕方なくという生徒はおりませんし,私語や携帯に勤しむ生徒もおりません。

 

以前のブログでも紹介したことがありますが,当塾のほとんどの中高生は保護者様のお車による送迎にて通塾 (徒歩・自転車による通塾は 1割程度) しています。

ご家庭のこういった強力なサポートがあるからこそ,当塾の生徒たちは毎日のびのびと学習に励むことができるのだと思います。

 

保護者会

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本日,2016年度上期の保護者会を実施致しました。

 

当塾の保護者会は年に 2回の実施で,半期の方向性の伝達に加えて最新の教育情報のご提供を行なっております。

振り返りに関しては,ご家庭ごとに実施している保護者懇談会 (同じく年に 2回実施) がありますから,保護者会は基本的にワンウェイでの実施です。

以前のブログで昨年実施の保護者会の様子を紹介しておりますので,そちらも併せてご覧ください。

 

今回の保護者会のメインテーマとしたのは当塾の英語科指導の展望に関してです。

先日のブログでもお伝えしましたが,現在の中2生とそれ以下の学年は大学入試の際にこれまでとは比にならないレベルの英語力が求められます。

中学生で言えば,定期テスト対策や高校入試対策に多くの時間を割いている場合ではない,というのが現実です。

 

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今回の保護者会は小1生から小4生の保護者様,小5生から中3生の保護者様,高1生から高3生の保護者様と 3グループに分けて実施しました。

お忙しい中,多くの方にお集まりいただき,ご出席いただけたことに感謝致します。本当にありがとうございます。

保護者様各位が私の話に熱心に耳を傾けてくださり,メモを取っておられる姿を見て私も改めて気合いが入りました。

 

今日の Mirai

 

新学年での授業開始から 2週が過ぎ,本日から 3週目となりました。

 

当塾は 3月から多くの新入塾生を迎えましたが,彼らも当塾の環境に徐々に慣れてきたようで,来塾時・帰宅時には笑顔も見られます。

塾生たちは授業中,ピシッと受講してくれます。先日のブログでも紹介したように,当塾には授業中の姿勢が悪い生徒やけじめをつけられない生徒は皆無です。

これは学年を問わず『あすなろ学習会』の新小1生にも当てはまり,やはり “愉しみながら学ぶ” に勝るものはないと改めて実感した次第です。

 

 

毎週火曜日の『あすなろ学習会』は,新小1生の『読み書き教室』,新小2生から新小4生の『そろばん算数』の授業を行なっています。

『そろばん算数』はどの学年も 3通りの曜日より週1回から週3回で選択受講する形式をとっており,火曜日の受講生は 7名となっております。

3週目に入り,自宅でもほぼ毎日そろばんに触れて練習してくれていることからも,受講生たちの指の使い方や手つきがだんだんと様になってきました。

 

 

以前のブログでもお伝えしましたが,『あすなろ学習会』のそろばん指導は珠算の各級・段位を取得するための指導ではありません。

私たちはそろばんを “確たる計算力と暗算力を身につけるためのツール” と位置付け,子どもたちの指導にあたっております。

 

『あすなろ学習会』の受講生たちは『そろばん算数』で確たる計算力を身につけ,『イメージ算数』で応用力を磨きます。

同時に,『読み書き教室』での音読と精読,そして漢字練習に辞書を使っての語句調べ,さらには日頃の読書による多読を通じ,付け焼刃ではない本物の読解力を養います。

そして,小5生からは Mirai の教科指導と将来設計指導,そしてアクティブ・ラーニング等で21世紀型スキルを身につけるための各種指導を通じ,真の学力の身につけていくのです。

 

本日より新学年授業をスタートしました

 

1月からおよそ 3ヶ月にわたって実施してきた入塾説明会や体験授業に,70名を超えるお子さま方がご参加くださいました。

多くの方のご参加,本当にありがとうございました。

 

本日から開始する新学年での授業より,たくさんの新入塾生をお迎えできることを嬉しく思いますし,同時に大きな責任を感じております。

開塾年よりお越しいただいてるご家庭の保護者様,ならびに新入塾生の保護者様のご期待にお応えするべく,教員一同全力で指導にあたってまいります。

 

当塾には小5生から高3生を対象とした『進路探究塾 Mirai』,年長から小4生を対象とした『あすなろ学習会の 2つの部門があります。

いずれの部門とも,ホームページやパンフレット,新聞折込チラシは私が制作しており,以前のブログでも紹介しましたが,ロゴマークも私が制作したものです。

 

私は大学時代は農学部で学んでおりましたから,ウェブに関しては専門外ですし,当然ながらデザインも専門外です。

新聞折り込みチラシの作成も Illustrator ではなく Word で,プロの方々が制作するものと比べて不格好極まりないものです。

でも,その気になって取り組めば何とかなるものですね。

私が制作した不格好なホームページでも綺麗だと評価してくださる方もいらっしゃいますし,チラシに関しても同様です。“想い” だけは負けないと自負しております。

 

 

本日より年長から小4生を対象とした『あすなろ学習会』がスタートし,本日は新小1生の 6名の生徒が『読み書き教室』を受講しました。

小学校の入学式を 4月に控えたメンバーではあるものの,教員による読み聞かせの際はどの生徒も姿勢が素晴らしく,楽しそうに受講してくれている姿が印象的でした。

 

高校生の自習室

 

高校生が定期テスト中ということで,高校生用に開放している30席の自習室は連日活況を呈しています。

どの生徒も黙々と自身の課題に取り組み,疑問点はすぐさま教員に質問するなどして有意義に時間を過ごしていることが窺えます。

 

この中には併願先の私大に合格し,国立大の前期入試の結果待ち (後期は受験しない) という高3生や,すでに進学先が確定している高3生の姿も見られます。

彼らは自習室で何をしているかというと,大学進学後を見据えて TOEIC や TOEFL の参考書・問題集に取り組んでいたり,改めて物理の学習に励んだりしています。

私が来るように指示をしたわけではなく,彼らは自主的にこうしているのです。

 

 

入試前はもちろんのこと,定期テストを含めた各種試験前に学生が学習に励むのは当然のことです。

しかし,テストが終わったらとにかく遊ぶ,入試が終わったら手当たり次第にはっちゃける。残念なことに,世間一般にはこんな学生が多いのが現実です。

 

私は節度ある息抜きは否定しませんが,進学先が決まっている高3生であっても,夕方まで遊んだら夜は学習に励む,または読書に勤しむくらいの気概が必要だと考えます。

朝から遊び呆けて夜中はスマホ三昧,翌日は昼まで寝る…。高校を卒業したからといって,大学入学前にこんな過ごし方をしている高3生が大学でまともに学べるとは到底思えません。

大学を “遊び場”,大学生活を社会に出る前の “モラトリアム期間” などといった 感覚で捉えてしまうと,卒業時に手痛いしっぺ返しが待っています。

 

ですから,各種テストや入試等があるから学習に励む,というのではなく,長い目で見て学習に励む,知識・理解を熟成させる。これがあるべき姿と考えます。

私が日頃から塾生たちに語っていること,それは「直近だけを見て行動してはいけない」ということです。

だからこそ,当塾は生徒たちに各種テストの過去問や予想問題といった “安易なもの” を与えませんし,常に目標を持ち,1年,3年,5年,10年先を見て日々を過ごすよう話しています。

進路探究塾 Mirai の 1期生にあたる高3生たちは,私が指示を出さずとも,これを理解したうえで実践してくれているのです。

 

同じ自習室で学習に励んでいる高1生・高2生の諸君が彼らの姿を見て,さらに意識を高めてくれれば私にとってこれほど嬉しいことはありません。

ただ,当塾の高校生は,定期テストに関しては先日のブログでもお伝えしたように,こちらがギャーギャー騒ぐことも不要,さらには “お膳立て” も不要なほど日頃から頑張っていますが。