教え子との再会 Vol. 013

 

本日,各務原市の新成人の式典が行なわれ,その帰りに教え子たちが会いに来てくれました。

 

まず,男子生徒の 4名。

うち 1名は高専に入学して以来の約 5年ぶりの再会でしたが,3名は中学生の頃から高校受験 (岐阜高・岐阜北高・長良高) を経て,高校卒業まで私が指導した教え子たちです。

 

政治学や電気電子工学など専攻は様々ですが,それぞれ目標を持って日々勉学に励んでいるという話を聞き,非常に嬉しくなりました。

また春に帰省をした際,皆で食事をしながらゆっくり話を聞こうと思います。

 

  

 

続いて女子生徒の 4名。

現在はそれぞれ看護学・教育学・芸術学・建築学を学んでおり,彼女らも高校卒業まで私が指導した教え子たちです。

 

予定のある中,素敵な姿を見せてくれてありがとう。

 

 

 

各務原市の式典には参加しなかったものの,先日,晴れ着で顔を出してくれた 3名。

卒業後もこうして会いに来てくれることが本当に嬉しいです。

 

『冬特講 2016』 2日目・3日目

 

『冬特講』で恒例となっているのが,高1生から高3生が参加する『学年を縦断して数学 IA の対決』 です。

今年度は35名の高校生がこれに参加しました。

 

センター試験の数学 IA は国公立大を志望する大学受験生にとって最も早く修了する科目です。

高1生にとっては 2年後,高1生にとっては 1年後を見据え,数学 IA は早い段階で完成度を高めておくことが,難関大受験に向けて不可欠です。

 

 

題材は河合出版の『センター試験予想問題パック 2017』で,35名の平均点は 69.7点という結果でした。

上位 5名は以下の通りです。

 

1位 91点 (岐阜高・理系 高3生)

1位 91点 (加納高・文系 高3生)

1位 91点 (滝高・理系 高1生)

4位 90点 (岐阜高・理系 高2生)

5位 88点 (岐阜高・理系 高3生)

 

高3生に交じり,高1生と高2生から 1名ずつランクインを果たしました。

しかし,全体で見ると,問題数が多く処理に時間のかかった生徒もいたこともあって,高1生と高2生は生徒間で得点にかなりの差が出ました。

長い目で見て,ここを埋めていく指導をしっかり行なう必要があると再確認しました。

 

2年間にわたって多くの場数を踏んできた高3生は,学年全体で見て「さすが」という結果でした。

昨年の同様の取り組みではクラス全体の平均点は 70.9点でしたが,ここ最近はクラス全体の平均点が 90点を超える時もあり,1年間で確実に得点力を向上させてきています。

2週間後に控えたセンター試験本番においても,大きな成果を残してくれるものと確信しています。

 

 

本日は卒業生が 4名,当塾へ顔を出してくれました。

現在のそれぞれの学び,生活全般,卒業を見据えての話など,私と彼らの話は尽きませんでしたが,目標を持ち,着実に歩を進めてくれていることが本当に嬉しいです。

 

後輩たちに各科のアドバイスをしたり,志望する大学・学部に通う学生の “生の声” を受験生に聞かせる場面もありました。

こういった機会を通じ,モチベーションを上げるきっかけの 1つにしてくれればと願っております。

 

『冬特講 2016』 1日目

 

当塾の冬期行事の 1つである『冬特講』が,本日より本格スタートしました。

 

『冬特講』の対象学年は中3生から高3生で,受験学年である中3生と高3生は本日と明日は10時から22時までの12時間,明後日は10時から18時の 8時間にわたって各科の学習に励みます。

午前からのスタートである中3生と高3生は開始10分前には着席し,その表情からも良い緊張感を持って『冬特講』に臨んでくれていることが窺えました。

 

2016-12-29_000

 

高3生は 3日間で河合出版の『センター試験予想問題パック 2017』の受験に必要な科目すべてに取り組み,各科とも演習後に解説・質問受付を実施して来るべき本番に備えます。

英語・数学 IA・数学 IIB・国語にとどまらず,理系生の物理・化学・生物,文系生の化学基礎・生物基礎,日本史・地理・倫理政経・現代社会にいたるまで “すべて” というところがポイントです。

 

 

『冬特講』を受講する高1生と高2生にも『センター試験予想問題パック 2017』を配布しています。

高1生は数学 IA,高2生は数学 IA と国語は現時点でも取り組むことが可能ですから,これらの科目は学年を縦断して得点を競い合わせる取り組みを行なっています。

 

高1生・高2生の時点で,センター試験を直前に控えた受験生にも肉薄できる科目があるということは,その後の受験に向けた各種取り組みを行なっていくうえでも非常に重要です。

昨年も同様の取り組みを行ない,現高3生の受講生たちも各科の完成度を高めてきたという経緯があります。

同学年内での競い合いだけで満足することなく,1つ,2つと上級生にも肉薄できる科目をつくることで全体の完成度を高めていく。

これは目先の結果に捉われない,当塾の指導の核心の部分と言えます。

 

 

中3生は既に全科とも中学履修内容を修了し,日頃の授業においては高校受験レベルにとどまらない指導を行なっております。

 

しかし,この『冬特講』においては,各科とも 3月の高校受験を見据えた演習・解説を行ないます。

高校合格は小さな通過点ではありますが,その先の “大きな目標” の達成に向けた第一歩を記すべく『冬特講』の 3日間を共に頑張っていきたいと思います。

 

将来設計講座《11月度》

 

今月の将来設計講座『みらい』は,岐阜北高を経て現在は神戸大の工学部建築学科で学んでいる大学3年生に講演を依頼しました。

 

本日実施した講演の骨子は以下の通りです。

 

・中学生および高校生の頃を振り返って (取り組み全般,高校受験,大学受験)

・建築士を志すきっかけとなった出来事

・建築学科に通う大学生の 1日

・現在,取り組んでいる作品の紹介

・北欧への留学を通して学んだことと気づき

・今後の目標

 

彼が歩んできた “決して平坦とは言えなかった” 岐阜北高の合格への道のり,高校 3年間の学びのプロセスの講話に中学生は引き込まれていました。

さらには,普段耳にすることの少ない大学生の学びや,ほぼ目にすることのない 2D および 3D の設計図面に生徒たちは興味津々でした。

 

 

彼は中1生の11月から高3生 3月まで指導した私の教え子で,彼が神戸大の合格を勝ち取って報告に来てくれた際は,彼のご両親も交えて共に涙しました。

高校受験・大学受験ともに,志望校合格に向かう過程において本当に紆余曲折のあった生徒でしたから,合格の喜びは格別のものでした。

あれからもう 3年近い月日が流れましたが,私にとって本当に良い思い出です。

 

今年 1月の成人式の式典に出席した後に駆けつけてくれて以来,約10ヶ月ぶりの再会でした。

将来設計講座『みらい』で当塾の子どもたちを前に話している姿を見て,また一歩成長したなと喜びを嚙み締めておりました。

 

長時間の学習 &『塾長ブログ』300回

 

本日は祝日だったこともあり,14時前の時点で自習室 (中学生用に用意した16席,主に高校生用に用意した30席) の座席が埋まりました。

 

中3生は13時30分にほぼ全員が着席し,このまま22時30分までひたすら自習に取り組みました。

教員への質問と夕食の休憩時間 (約20分間) を除き,誰一人として私語をすることなく,黙々とそれぞれの課題に向かっていました。

 

校内実力テストでもこれまでの頑張りが数字に表れてきておりますが,年明けに実施される各種テスト結果はもちろんのこと,高校入試結果が今からとても楽しみです。

彼らがこれまでに出してきた結果は,過去問や予想問題といった “お手軽なもの” で捻り出した結果とはわけが違いますし,何より彼らは当塾で努力することの意味を学んできました。

「楽をして成績を上げたい」などという甘い考えは彼らには微塵もありません。

 

彼らに言わせると,「夏以降,塾での 9時間はあっという間に感じる」そうです。

ここまで成長してくれたことを非常に嬉しく思いますし,これからもますます成長してくれると確信しています。

 

 

『塾長ブログ』が今回でちょうど300回目となりました。開塾間もない2015年 3月 8日(日) より開始し,およそ 1年 8ヶ月かけての300回達成です。

2016年に入ってからは多忙な日々が続いており,更新頻度が下がってしまいましたが,今年度中に500回達成を目指してまた頑張ろうと思います。

 

以前のブログにて,進路探究塾 Mirai のホームページならびに『塾長ブログ』の 1ヶ月間の総アクセス数 (以下 PV ) が 10,000 を超えたという話題を紹介しました。

3月以降も 1ヶ月あたり 8,000 から 10,000PV を維持しており,多くの方にご覧いただいていることに感謝するとともに,意義のある発信を続けていかなければならないと改めて痛感した次第です。

 

今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

中学生用の自習室

 

明日,蘇原中や稲羽中,中央中 (中1生・中2生) で後期中間テストということもあり,中学生用に開放した自習室は28席が満席となりました。

 

私語をする生徒や携帯電話に触れる生徒は当然ながら皆無で,どの生徒も淡々とすべきことを熟していました。

教員が 2名入って質問受付も行ないましたが,悲壮感の漂う生徒もいなかったようで本番に向けて順調に仕上がっていることが窺えました。

 

明日のテストで,これまでの頑張りを遺憾なく発揮してくれることを切に願います。

 

保護者会

 

本日,塾生の保護者様を対象に『保護者会』を実施しました。

 

今回の『保護者会』は小1生から小4生までの部,小5生から中2生までの部,中3生から高3生までの部と 3部に分けて実施しました。

60名を超える保護者の方にお集まりいただき,当塾の今後の方向性のご案内や最新の教育情報ご提供,各種入試制度の現況をご紹介しました。

 

この 3部の分け方は大学入試制度の変遷に合わせたものです。

現行の大学入試センター試験が廃止となり,中2生が大学受験を迎える2021年度入試,同じく小4生が大学受験を迎える2025年度入試は大きな転換点となることは周知の通りです。

 

当塾は生徒たちそれぞれの目標に向けて何をどのように指導を行ない,それぞれの時節で何に取り組むべきなのかを明確にし,今後の指導にあたっていく決意です。

 

秋休み

 

中学生は明日まで『秋休み』のため,学校がお休みです。

 

中3生にとっては自身の学習に取り組める格好の機会。

本日は19時30分から授業開始のところ,13時30分に集まってもらって課題に取り組んでもらいまし た。

 

今回,英語の公立高入試問題に取り組んでもらって解説授業を行ない,以降はその振り返りと他教科も含めた学習を実施致しました。

以前のブログでも紹介致しましたが、生徒たちは既に中学内容の全単元の学習を終えております。

9割近い得点を残す生徒もおりますが,全体的にはまだまだ長文読解や英作文に課題があることがわかりました。

 

目先の得点力を追い求めるのではなく,一つひとつの基礎理解を積み重ねていくことが重要です。

この時期は入試に向けて決して焦らず,やるべきことを着実に積み上げていくことが最も大切だと考えます。

 

10月の英検

 

以前のブログで,当塾の電子辞書に対する考え方を書きました。

あれから 1年半近くが過ぎ,生徒の電子辞書使用の位置づけを変更した点がありますのでご報告させていただきます。

 

 

現在,当塾では中3生にも電子辞書の使用を認めております。

というのは,先日のブログでもお伝えしたように,彼らは中学履修単元を修了していることもあって,英語の辞書は中学生向けのものではなく『Genius』(大修館書店) の活用を推奨しています。

2枚の写真はいずれも中3生のもので,電子辞書を使用する姿が徐々に様になってきています。

 

電子辞書がいわゆる “完全収録” ではなかった頃,私は高校生に対しても電子辞書の使用を認めておりませんでした。

以前,電子辞書に関するブログを書いた際,現在は社会人 (28歳) になっている教え子から「今は生徒に電子辞書の使用を認めているのですね (ずるい ! ) 」とチクリと言われてしまいました。

まさに,「技術の進歩は止まるところを知らない」という言葉がぴたりと当てはまります。

 

 

中学生向けの英和辞書は,扱われている語彙数に関しては問題ないものの,他動詞と自動詞の明確に区別がなされていないなど語法の説明が弱いばかりか,例文の掲載数も多くありません。

『Genius』のペーパーバック版を購入してもらうことも検討しましたが,いずれ高校入学時には電子辞書を購入するのだから,タイミングが少し早まったに過ぎないという考えに基づいたものです。

 

電子辞書を利用させることは,重たい辞書を持ち歩かせる必要がなくなるということに加え,時間効率策の一環でもあります。

いわゆる単語の第一義のみを調べるのであれば紙の辞書で十分ですから,学習姿勢の身についていない中学生が電子辞書を使用するのは,悪く言えば「猫に小判」でしょう。

中学履修内容の修了までは紙の辞書,以降は電子辞書という流れが最適というのが私の考えです。

 

 

来月,当塾の中3生の15名が英検 3級を受検します。

 

英検に関し,当塾では各級で求められる文法事項をきちんと指導し終えてから受検させるというスタンスを取っております。

合格が目標ではなく,全単元をきちんと理解したうえで,高得点で合格を勝ち取らせるというのが当塾の考え方です。

 

ですから,未履修の単元がある状態で,問題に慣れさせて合格を目指すというような “綱渡り” の指導を当塾は行ないません。

英検準2級程度であれば,過去問や予想問題などを用いて大量の演習を繰り返せば,語彙や文法事項の理解が不足していても合格できてしまう事実があります。

“付け焼刃” の対策を重ねてまぐれの合格を続けたところで,英検 2級以上の合格を目指すとなると行き詰まってしまうことは目に見えていますからね。

 

現在の中3生は高1生の10月に英検準2級,高2生の10月に英検 2級に合格させる算段で指導を進めており,語彙や文法の指導もこれを見据えたペースとしております。

なお,現在の中2生以下の学年は上記よりも速いペースで指導を進めます。

 

 

本日,中3生に一斉で過去問を解いてもらい,生徒間で相互採点してもらった後に解説講義を行ないました。

 

65点満点のところ,1位が65点 (得点率100%),2位が64点 (得点率98.5%),3位が63点 (得点率96.9%) と続き,平均点は53.9点 (得点率82.9%) という結果でした。

当然ながら,全員が合格最低点をクリア (合格最低点は40点 (得点率61.5%)) しておりますが,得点率で平均 9割超の達成を目指してあと 2週間頑張らせようと思います。

 

9割超を目指すとなると中学校の教科書レベルを超える知識,例えば関係代名詞の whose などの知識が要求されますが,これも当塾では 7月の時点で修了しておりますから問題ありません。

英検 3級の受検に向けた学習は語彙力を上げる良い機会にもなると思いますし,しっかりと取り組ませることが基礎力の醸成にもつながり,何より高校進学後に役立ちます。

これも,当塾の考える “付け焼刃” にならない指導の一端なのです。

 

新しい取り組み

2016.09.02_001

 

本日で近隣の公立中の前期期末テストが終了しました。

 

中央中や稲羽中,桜丘中は一昨日に前期期末テストが終了しており,5科の結果が出揃った生徒もおります。

中3生は英語で100点を取ってきた生徒 (中央中) がおり,平均点は60点に満たないとのことでしたからよく頑張ったと言えます。

ただ,5科の合計点は468点に止まってしまいましたから,改めて一つひとつの完成度を高めることと,ミスなく解き切ることの重要性を伝えました。

 

この生徒は疑問に感じたことは納得するまでとにかく質問してくれますし,最近は英語の辞書を中学生用のものではなく『Genius』(大修館書店) を使っている姿を見かけます。

こういう姿勢になれば,過去問や予想問題といった “お手軽なもの” は不要というわけです。

 

これまでのブログでもたびたび申し上げているように,当塾では定期テスト前に過去問や予想問題の類は一切取り組ませません。

その場凌ぎの “付け焼刃” 学習を繰り返したところで,真の意味での学力向上は望めませんからね。運よく得点できたとしても,それは虚像である可能性が高いのです。

『当たるも八卦,当たらぬも八卦』と言わんばかりの予想問題をばら撒く行為は,もはや教育と呼べる代物ではないと私は考えます。

 

2016.09.02_002

 

現在,次年度より開講する “全く新しい” 英語コースの準備が佳境を迎えております。

これには今年の初めから着手しており,懇意にさせていただいている教育関連の方々ならびに専門家の方からのアドバイスをいただきながら,稼働に向けてコースの設計を進めてきました。

 

当塾の現在の英語科指導を紹介した際にも触れましたが,当塾の新しい英語コースでは高校在学中に CEFR の B2 へ到達させることを目標としています。

とは言っても英検に代表される各種検定の合格や,TOEFL 等で一定の得点帯に到達することを目標とした安易な “対策” 指導ではありません。

従来の Reading と Writing 偏重の英語教育とは異なる,Listening と Speaking も含めた 4技能をバランス良く育成して “使える英語” の獲得を目指す画期的な教育プログラムです。

 

Reading と Writing は基本的に海外の教材を活用しながら私が指導し,Listening と Speaking はネイティブの力も借りて指導を行ないます。

更なる詳細に関しては年末にリリースを予定しておりますが,会員生の保護者の方々には10月に実施予定の保護者会で先行して詳細をお伝えする予定です。

 

先述した内容との重複になりますが,付け焼刃の各種試験対策が長い目で見れば全く役に立たないものであるということは繰り返し申し上げた通りです。

英検を CEFR の B2 に当てはめると準1級となりますが,これの合格を本気で目指すのであれば,それ以前の各級をギリギリで通過しても行き詰まることは目に見えています。

準2級や 2級程度であれば,過去問やこれさえ押さえておけば的なもので乗り越えられるでしょうが,準1級あるいはそれ以上となるとそうはいきません。