通知表《高校生》

 

当塾高校部の塾生諸君から,続々と通知表結果が寄せられています。

 

写真は高2生のもの (左から岐阜高・岐阜高・岐阜東高・加納高) で,各科とも素晴らしい数値が並んでいます。

これは,彼らが定期テストの学習にもしっかりと取り組み,確実に得点できていることの表れです。

 

以前のブログでも紹介したことがありますが,当塾は授業内で定期テスト対策指導を行なっていませんから,彼らの定期テストや通知表結果は彼らの頑張りに他なりません。

疑問点があると,彼らは自習の際や授業前後の時間帯に私たちに質問をして解決しています。

 

日頃から偏りなくコツコツと取り組み,すべきことを淡々と熟す。

将来の夢を実現させるために,子どもたちにとって必要だと私たちが考えるスキルの 1つと言えます。

 

自発的な学びを促す場所

 

これは10月10日(日) の自習室を撮影したもので,当塾の高校生諸君が学習に励んでいる様子です。

 

滝や南女などの県外の私立中高はちょうど定期テスト直前期ですが,ここに写っているのは県内の公立高・私立高に通う高1生・高2生です。

彼らは定期テスト前でなくても,日曜日はこのように当塾の自習室で各自のすべきことに黙々と取り組んでいるのです。

 

なお,この日,高3生は97日後に迫った共通テストに向けた特編授業日で,別室にて演習・解説講義を行なっていました。

 

 

こちらは,同じく10月10日(日) に中2生・中3生が自習に取り組んでいる際の様子です。

どの塾生も自身のすべきことに黙々と取り組み,乾いた筆記音とページをめくる音のみが教室内に響いていました。

 

 

当塾は自習室を “単なる学習場所” ではなく,“子どもたちの自発的な学びを促す場所” と位置付けています。

 

当塾の塾生は,自習室で自身の課題に取り組むことはもちろん,教員に質問したり,塾にある資料類で調べ物をしたり等,さまざまな目的を持って授業以外の日もやって来ます。

あとは,皆が集中して取り組んでいる雰囲気・空気感が心地良いから自習室を利用するという塾生もいます。

 

塾や予備校によっては,自習室とは名ばかりで談話室と化しているところがあったり,質問できる教員もいない,果てはスマートフォンに触れながら自習する生徒がいるところもあると聞きます。

そんな環境であれば自習をするために塾や予備校へわざわざ出向く必要はありませんし,自宅で十分と言えます。

 

夏特講 2021

 

8月10日(火) から 8月12日(木) の 3日間の日程で,今年度も『夏特講』を実施しました。

 

今回で『夏特講』は開塾以来 7回目の実施となります。

受講対象は中3生から高3生で,中学生は高校受験,高校生は大学受験に向けた演習・講義です。

 

 

塾生たちの頑張りと保護者様のご理解によって『夏特講』は当塾の夏の恒例行事に成長しました。

現塾生と保護者様,卒塾生並びにその保護者様を含め,過去 7回の『夏特講』に関わっていただいたすべての方々に感謝致します。

 

卒塾生の出身高校

 

以前のブログで当塾の 4期生から 6期生,卒塾生40名の『実進学先』を一覧にまとめました。

 

今回のブログでは,彼らの出身高別の人数分布がどのようになっているかを紹介したいと思います。

彼らの出身高校を降順に並べると以下のようになります。※ ( ) 内は構成比を表します

 

1. [公立] 岐阜高 11名 (27.5%)

2. [公立] 加納高 8名 (20.0%)

3. [私立] 岐阜東高 5名 (12.5%)

4. [公立] 岐阜北高 4名 (10.0%)

5. [私立] 滝高 3名 (7.5%)

6. [公立] 岐山高 2名 ( 5.0%)

6. [私立] 鶯谷高 2名 ( 5.0%)

8. [公立] 長良高 1名 ( 2.5%)

8. [公立] 各務原西高 1名 ( 2.5%)

8. [私立] 東海高 1名 ( 2.5%)

8. [私立] 南山高 1名 ( 2.5%)

8. [私立] 聖マリア女学院高 1名 ( 2.5%)

 

公立高の出身者が40名のうち27名 (構成比は68.0%) で,およそ 3名に 2名が公立生ということになります。

学校別で見ると岐阜高 (同27.5%) と加納高 (同20.0%) が多く 2高で全体の半数に達し,岐阜北高 (同10.0%) がこれに続く形です。

 

先日のブログでも申し上げましたが,どの高校に入学するかによって “ 3年後の未来” がある程度決まってしまう現実があります。

中学生は高校選びをする際,慎重に検討を重ねてほしいと切に願います。

 

蘇原中の単元テスト

 

今年度より蘇原中学校は中間テストが廃止され,1ヶ月を目安に各科で単元テストを実施する方式に切り替わりました。

 

継続して学習に取り組むという意味では非常に良い試みだと思いますが,塾生や保護者の方々から話を聞く限りでは通知表にどう影響するか等,いろいろと “見切り発車” 感が否めません。

今後,運用を重ねていく過程で,しっかりと形になってくれればいいなと切に願います。

 

 

中2生・中3生の塾生全員から点数の報告を受けましたが,4月実施分は500点換算で上位から496点,490点,483.5点,482点と続き,450点を切っている生徒はいませんでした。

今後も500点換算で475点 (各科平均95点) 以上を目安に取り組んでほしいと思います。

 

誤解のないように申し上げておきたいのは,当塾の塾生たちが高得点を収めている理由は塾で単元テストの対策を行なっているからではありません。

彼らは授業のない日も自習へやって来るなど努力を重ねているからであり,予想問題などの “お膳立て” を駆使した結果ではないというのがポイントです。

 

これまでのブログでもたびたび紹介してきたように,当塾では定期テストに向けて過去問や予想問題の類を用いた指導を一切行なっておりません。

日頃からきっちりと学習に取り組んでおけば,そんなものを用いなくとも定期テストで高得点は獲得できますし,範囲の狭い単元テストであれば尚更です。

 

知の継承

 

当塾は開塾以来,Web や紙媒体で人材募集を一切行なってきませんでした。

 

その理由としては,私は塾教員としての24年のキャリアで,学歴があるだけのつまらない人材,使えない人材を数多く目の当たりにし,幾度となく嫌な思いをしてきたからです。

私は以前の会社で長くアルバイト採用に携わっていたのですが,Web や紙媒体からの応募者で採用したいと思える人材は10人に 1人いれば良いほうでした。

 

数回の面接で本質を見抜くことは難しいですし,そもそも採用したいと思えるレベルの人材がアルバイト募集の市場にいる可能性は限りなく低いというのが現実です。

特に地方はこれが顕著であり,岐阜も例外なくこれが当てはまります。

 

年中にわたって人材募集をしている塾や予備校を見かけますが,業務拡張のためなどと銘打ってはいるものの,実態は退職者の補填だと思われます。

 

 

以前のブログでもお伝えしたように,当塾で勤務する社員,アルバイト講師は全員が私の教え子であり,共に大学合格まで戦ってきた間柄です。

現在は 2名の社員と 8名のアルバイト講師が地域の皆様に “教育における貢献” を果たすべく,子どもたちと日々向き合ってくれています。

 

当塾は開塾から 6年が経過しましたが,これまでに社員の退職はありません。

厚労省の統計によると,塾を含む教育サービス業は 3年で半数近くが退職するとのことですから,当社の 2名はよく頑張ってくれていると思います。

 

学生講師は開塾からの 6年間で累計16名を雇い,これまでに 8名が退職しています。

退職者 8名の内訳は 6名が大学および大学院の卒業に伴うもので,残りの 2名は留学等の理由で卒業を待たず中途退職したことによるものです。

 

大学・大学院の卒業までやり遂げた当塾のアルバイト講師 6名は,誰もが知る大企業に 3名,公務員 2名,病院 1名と就職においても結果を残しています。

今春に退職の 2名も,高校部の生物・化学の指導を担当していた 1名は名古屋市内の病院に,中学部の社会と高校部の日本史の指導を担当していた 1名は人材サービス最大手の企業に就職しました。

 

学力・人間性は申し分なく,卓越したプレゼンテーション能力も兼ね備えているとなれば,就職でも結果を残すことは至極当然と言えます。

 

 

私が教え子を採用する理由は,先述したように外部採用だと当たり外れが大きいということもありますが,最たる理由としては彼らに『知の継承』を期待しているからに他なりません。

 

先輩から学んだことを講師として後輩たちに継承し,またその後輩たちが講師となって指導する側に回る。

当塾ではこれを『知の継承』と呼んでおり,この『知の継承』によって当塾の合格実績がつくられていると言っても過言ではありません。

 

先述したように当塾には現在 8名の講師がおり,全員が名大や岐大など国立大学に在籍する大学生です。

生徒たちにとって講師は授業をしてくれる先生であり,その科目を究めた模範的存在であり,良きお兄さん・お姉さんであり,良き相談相手であり,かつ,生徒たちにとっての目標でもあります。

 

正社員だから良い,またはいわゆるプロ講師だから良い。さらにはそういった者が指導にあたれば必ず成績が向上する,または志望校に合格できるというのは幻想に過ぎないと私は考えます。

その地域で育った者が指導者に対して感謝の念を持ち,そして地域に貢献したいという意識を持って指導にあたることによっても,大きな成果を生むことは可能なのです。

 

私の教え子たちは『知の継承』を繰り返し,脈々とバトンを受け継ぎながら,塾生たちはもちろんのこと大学生も含めた私の教え子全体が成長を続けているのです。

 

英語科の教員として

 

私は進路探究塾 Mirai の塾長であると同時に,英語科の教員としても日々生徒たちと向き合っています。

 

小5生から高3生までの集団指導コースおよび個別指導コースの英語科の授業を担当し,英語科の導入から大学受験まで指導にあたっています。

生徒によっては小5生からの 8年,中1生からの 6年などと長期間にわたり,高校受験・大学受験を共に戦うことになります。

 

私は塾で指導するようになって今春で25年目を迎えますが,以前のブログでも申し上げたように,大学受験直前期の添削指導は私にとって最もやりがいを感じる瞬間で,毎年の楽しみの 1つです。

 

 

職業柄,私はよく「未就学児や小学校低学年の児童に英語教育が必要か」と尋ねられますが,その際は決まって「不要」と答えており,英語の学習は後回しで良いというのが私の考えです。

 

低学年までは英語よりむしろ国語を優先すべきであり,母国語で多くの本を読み,母国語の言葉や表現を身につけ,将来的な論理的思考力をつけるための土台を形成することに注力すべき時期です。

当塾には小1生から小4生を対象とした『あすなろ学習会』がありますが,上記の考えから『あすなろ学習会』の子どもたちには英語科の指導は行なっていません。

 

 

全ての科目の礎となるのが国語であり,国語ができなければ大学受験時にあらゆる科目に影響が出ます。

 

余談ではありますが,岐阜県の公立高入試は国語科が易しすぎるということもあって,このことに気付けないまま大学受験を迎えてしまう高校生が県内には多くいるのです。

岐阜県全体の難関大合格者数が年々下降線を辿っているのは,もしかするとここにも原因があるのかもしれませんね。

 

夢の実現に向けて

 

当塾が目指すのは長い目で見た子どもたちの成長であり,子どもたちの将来の『夢の実現』です。

 

子どもたちには “点数が取れるだけ” の中高生,または “学歴があるだけ” のつまらない大人になってほしくないというのが私たちの願いです。

ですから,当塾は学習指導と併せて将来設計指導人格形成にも力を入れています。

 

子どもたちが将来の夢を持ち,その夢を実現するためにコツコツと学び,日々成長を実感する。

定期テスト実力テスト,そして高校受験や大学受験さえも『夢の実現』に向けた通過点に過ぎないのです。

 

 

これまでのブログでもお伝えしてきたように,当塾は定期テストや実力テストに向けて過去問や予想問題を演習させるといった指導を行なっておりません。

 

過去問や予想問題に勤しんで得た結果に価値を見出せないというのが私たちの考えで,それらは長い目で見て子どもたちの成長を阻害する可能性があると考えています。

さらには,過去問や予想問題があるせいで学習が場当たり的なものになってしまい,中長期的な目標を持って日々の学習に臨めなくなることを不安視しているからです。

 

 

以前のブログでも紹介したように,過去問や予想問題がなくとも,当塾の中学生は定期テストや実力テストはもちろん,通知表もしっかりと結果を残してきます。

 

ブログで取り上げている中1生に関して言えば,この学年は在籍生の半数以上が小5生以前に入塾した生徒 (あすなろ学習会から進級) であり,入塾テストは受験していない生徒が大半です。

このことからも,当塾はもともと学力の高い生徒だけを集めている塾ではないということをわかっていただけると思います。

 

当塾は2018年より入塾基準を設定しておりますが,小学部から中2生までは入塾基準はそれほど高くはなく,以降は学年が上がるにつれて徐々に入塾基準が厳しくなります。

高校生になって劇的に学力が向上することは考えにくいということから,高校部は入塾基準を高く設定しています。

 

現在,当塾では新小5生から新高3生の新入塾生を募集しておりますので,当塾の指導に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

少人数制だからこそ

 

当塾は開塾時より “少人数定員制” にて指導を行なっております。

 

中学生・高校生の各学年の定員は集団指導コースが16名,個別指導専科コースが 2名の計18名に設定しています。

集団指導コースにおいては複数クラスの設定はせず,各学年とも 1クラスの設定です。

 

現在,中1生と中3生の集団指導コースがそれぞれ上限の16名に達しており,募集を停止している状況です。

募集を停止してからも入塾を希望されるご家庭から数件お電話をいただいたものの,心苦しい限りではありましたがお断りさせていただきました。

 

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当塾が少人数指導にこだわる理由は,毎週の懇談や質問受付を含む授業外指導,さらには添削指導を円滑に進めるためです。

もちろん,授業中に全生徒へ目が行き届くようにすることは当然ながら,自習室の席数を確保する目的もあります。

 

日々の授業指導に加え,懇談や質問受付対応,そして自習室をうまく活用した子どもたちの頑張りの積み重ねの成果が当塾の合格実績なのだろうと思います。

 

子どもたちの成長

 

私は塾で指導するようになって,今年で24年目となりました。

 

多くの方から「なぜ,学校ではなく塾なのか」と質問されます。

理由はいくつかありますが,私はこの問いに対して「長きにわたって,子どもたちの成長に携われるから」と答えています。

 

 

私たちは長い生徒だと 5年,10年と指導にあたります。

その中で「○○ができるようになった」「苦手だった□□を克服した」といった感じで,歩みや成長をつぶさに感じられる場面が多々あり,私はそこがこの仕事の最大の魅力だと考えています。

 

学校であれば小学校または中高一貫校でも最長で 6年ですが,塾であればそれ以上の期間にわたって指導にあたることが可能です。

これまでの教え子を振り返っても,小学生の頃から大学合格まで通して指導にあたることができた生徒は大きな結果を残したケースが多いという印象です。

 

現在,当塾で学んでいる生徒の中にも,すでに10年近く指導にあたってきた生徒たちがいます。

そのうちの数名を紹介させていただきます。

 

 

写真の 2名はいずれも高3生で,私たちは彼女らが小3生だった頃から指導しています。

指導を開始して今年で 9年目であり,高校受験も共に戦ってきた間柄です。

 

小学生の頃にコツコツと取り組む習慣を身につけ,中学生の頃は成長を続けてそれぞれ岐阜高・加納高の合格を勝ち取りました。

現在も大学合格に向けて当塾で頑張ってくれていますから,引き続きサポートしていきたいと考えています。

 

 

続いて,中1生の 2名。なんと,この 2名も私たちの指導を受けて 9年目です。

それぞれの兄姉を指導していた縁で,幼稚園の頃から私たちのもとで学び続けてくれています。

 

彼らには 4年以上前のブログ (当時は小2生) にも登場してもらっていますが,当時と比べて随分と大きくなったなあと実感します。

これからも引き続き,彼らの成長を見守っていきたいと思います。