共通テストまであと40日あまり

 

大学入学共通テストまであと40日あまりとなり,今年度の高3生 (当塾 8期生) 諸君の緊張感も日に日に高まってきています。

 

岐阜高が今週末に『全統プレ共通テスト』を受験するのを最後に,長かった秋の模試シリーズがようやく終了となります。

昨日から紙の帳票にて10月実施の第3回『全統共通テスト模試』結果返却が始まっており,本番に向けて自信を深めた生徒もいれば,改めて自身の課題に気づくことができたという生徒もいました。

 

来年 1月14日(土)・15日(日) の共通テスト本番に向け,共にしっかりと準備していこうと思います。

 

 

写真は中学部から当塾で学んでいる生徒 (岐阜高) の第3回『全統共通テスト模試』の成績帳票で,前回の結果と同様,志望校合格に向けて着々と歩みを進めてくれていることがよく伝わってきます。

当塾 7期生の岐阜大学医学部医学科に合格した卒塾生を含め,当塾に在籍する医学部医学科志望の生徒たちは,安易に地域枠へ傾注することなく頑張ってくれていることが私には嬉しいです。

 

彼を含め,当塾 8期生の諸君は多くがここまで非常に頑張ってきたこともあり,彼らが開塾以来 “歴代最高の結果” を残してくれると確信してやみません。

ただ,県内に複数の教場を構える大手塾・予備校であれば,より好成績を収めている生徒さんが何百人と在籍しているでしょうから,それらに少しでも追いつけるよう頑張っていこうと思います。

 

 

以前のブログでも申し上げたことがありますが,私は医師を志す塾生たちに対し,地域枠ではなく一般枠での合格を目指すよう繰り返し伝えています。

 

もちろん,地域枠が掲げる崇高な理念に賛同したうえで医師を目指すのなら話は別ですが,地域枠なら入りやすいからという理由であれば,医師としての資質に疑問符を付けざるを得ません。

地域枠の理念に反する受験生を排除するためにも,私は一般枠と地域枠とで医師免許を分けることと,悪質な “離脱” の場合は医師免許を剥奪してはどうかと考えています。

 

岐阜新聞テスト

 

11月 6日(日) 実施の第3回岐阜新聞テストの結果返却が始まっており,中3生 (当塾11期生) の諸君から報告が寄せられています。

 

本日時点で 9名から結果帳票の提出があり,最高点は450点,平均点は410.3点とやや低調な結果に終わっています。

私の教え子たちは,歴代で見てもなぜか岐阜新聞テストとの相性が悪いケースが多く,いつもこんな感じです。

 

1月に第4回もありますし,何より高校入試や高校入学後も見据え,彼らにこの冬は 1ヶ月課題を含めてしっかりと頑張るよう伝えました。

 

 

11期生から提出される岐阜新聞テストの結果帳票を見て気になったことがあります。

 

それは受験者数で,昨年の同時期と比較しても,全県での受験者数は6,648名から4,393名 (33.9%減) に,岐阜学区内は3,686名から2,465名 (33.1%減) と大幅な減少となっています。

写真は当塾 2期生が中3生だった頃に受験していた岐阜新聞テストの成績帳票で,全県は13,097名,岐阜学区内は6,048名に上り,現在との比較でおよそ 3倍の受験者がいたことがわかります。

 

岐阜県教育委員会のホームページで当時 (2013年) の県内の中3生の数を調べると,全県で20,071名,岐阜学区で7,691名でしたから,当時は県内のほとんどの中3生が受験していたことが窺えます。

2022年の県内の中3生の数は,当時より少子化が進んでいるとは言っても,2013年のそれと比較して減少率は10%程度に過ぎず,これが原因ではなさそうです。

 

 

私がこれまで中3生に岐阜新聞テストの受験を勧めていた背景は,県内のほとんどの中3生が受験する模試であることと,何より大規模な公開会場で受験できることにありました。

残念なことに現在はそのいずれのメリットもなくなってしまいましたから,次年度以降はどうしようかと考え倦ねています。

 

写真は次年度から差し替えを検討している模試の成績帳票で,その模試の10月実施分を数名の塾生の協力を得て,試験的に受験してもらった時のものです。

さて,どうしたものか。

 

自学の時間

 

当塾は 7月24日(日) からサマーターム期間,多くの塾や予備校でいうところの夏期講習会の期間に入っています。

 

一般的に夏期講習会というと授業回数をやたらと多くしたり,あるいは授業時間数を大幅に長くしたり等,授業回数・時間の豊富さを標榜する塾や予備校が散見されます。

しかし,当塾は夏休み期間であっても,例年実施している中3生から高3生の集中講義を除き,全学年とも通常の時間割をベースに数回の追加授業を実施するにとどめています。

 

ひたすら授業を受けることによって得られるものもあるのかもしれませんが,高校へ進学してからのことを考えると,小中学生の頃から自学の時間を多く確保することは非常に重要だと考えます。

先日のブログでも紹介した,当塾が中3生に「 1ヶ月課題」に取り組ませているのも高校進学後を見据えてのものです。

 

私は塾で指導するようになって25年になりますが,一定の学力を有する小中学生に対しては,夏休みだからといって必要以上に授業時間数を長く取る必要はないと断言できます。

彼らに必要なのは過度な授業回数や時間数ではなく自らで学ぶ時間であり,さらには自らで落とし込む時間,つまり復習や確認する時間が何より重要なのです。

 

 

これは,本日撮影した小5生・小6生の自習室の様子です。

 

以前のブログでも紹介したように,毎週土曜日の13時30分から17時30分の 4時間は小学生の自習およびフォローアップの時間として,小学生担当の教員が教室に張り付いて対応しています。

この枠を積極的に活用してくれている小学生は多く,本日も13名の小学生が思い思いに,かつ集中して時間を過ごしていました。

 

彼らは宿題や授業で生じた疑問点の質問をしたり,算数の弱点補強や応用のプリントに励む子もいたり,中には辞書を片手に漢字の先取り学習に励む子もいます。

“自分で考えて” 行動しているということと,多くの子が “自分の意志で” 取り組んでいるということがポイントで,これは “受け身の” 数時間よりもはるかに有意義なものではないでしょうか。

 

 

当塾の小学部は公立中に進むことを前提に指導を行なっていますが,この姿勢が中学進学後のみならず,その先も役立つ “大きな力” となることは言うまでもありません。

 

東大や京大,名大といった旧帝大,国公立大の医学部医学科など大学受験で成果を残した教え子たちには,彼らが小学生だった頃から大学合格までの長きにわたって指導した子が多くいます。

以前から当塾で学んでいる小学生はもちろん,この 8月から当塾で学ぶことになった 3名の小学生も,是非この輪に加わって学びを進めてほしいと考えています。

 

意欲的に取り組む

 

現在,当塾の小学部中学部にお子さまが在籍するご家庭を対象に保護者懇談会を実施しています。

 

私たちは保護者懇談会をお子さま方の塾内およびご家庭での様子や取り組みを共有する場と位置付けており,併せて,中2生・中3生は志望校など今後の方向性の確認・共有も行なっています。

また,私は大学生の娘 (国立大) と高校生の息子 (私立高) の 2人の子を持つ親の立場から,子育てに関するご相談をお受けすることもあります。

 

今回のブログは,毎年この時期に小学部,特に小5生の保護者様から多く寄せられるご相談に関して記しますので,小学生のお子さまを持つ保護者の方にお読みいただければと思います。

 

 

新学年の開始から 3ヶ月が経つ 6月・7月頃になると,一部の小学生から当塾の宿題を熟しきれない,または毎週または隔週で実施している小テストが辛いという声が上がることがあります。

 

当塾の小学部は各科とも毎週にわたって宿題を課していることに加え,漢字テストは毎週実施,算数は計算や小問集合,英語は単語や和文英訳で毎週または隔週にて小テストを実施しています。

当塾の宿題はそれほど多くありませんが,例えば国語科の宿題は初見の文章を読んで大半が自由記述の設問であるなど容易なものではないことから,取り組むにはある程度の根気が求められます。

 

うまく熟すことが難しい場合には,私たちは土曜日のフォローアップの時間を活用して学習の仕方を指導したり,彼らが宿題に取り組む際に横についてサポートすることもあります。

しかし,土曜日だけでなく平日も含めてフォローアップの提案をしても塾へ足が向かなかったり,前向きに取り組めないという理由から最悪の場合には退塾してしまうお子さまもいます。

 

上手に意欲を引き出してくれる塾等が見つかると良いなあと思いつつ,小5生が学ぶ内容はどこの塾に行っても劇的に異なるわけではないから転塾しても何も変わらないだろうなあとも思いつつ。

つまるところ,お子さま自身に忍耐力が備わってなければ,長い目で見た成績向上を実現することや将来的に “一定以上の” 学校に合格することは難しくなるのではと考えます。

 

厳しい言葉にはなりますが,ゆくゆくは学校や職業を選べるようになりたい (させたい) と願うのであれば,小中学校の学習レベルで無理だと投げ出してしまうようでは憂えざるを得ません。

 

 

以前のブログでも紹介したように,継続して学習に取り組むことはお子さまが忍耐力を養う絶好の機会です。

 

子どもたちを甘やかすことは簡単なことですが,やると決めたことを半年と持たずに投げ出させてしまうことは,忍耐力を形成する観点からしても明らかなマイナスです。

忍耐力は一朝一夕に身に着くものではありませんし,お子さまに “逃げ癖” がついてしまうという可能性もありますから,ある程度は我慢させることも成長には不可欠だと私は考えます。

 

逆に,こういった局面を乗り越えたお子さまは,その後に伸びるケースが大半です。

私たちも授業前後の時間やフォローアップの時間でお子さまを励ましながら意欲的に取り組んでもらえるよう促しますが,やはり最後は保護者様によるご家庭での励ましがものを言います。

 

学習面のみならず,お子さまを何事にも意欲的に取り組ませたいと願うのであれば,叱りつけるばかりではなく,お子さまをうまくその気にさせることも時には必要なのです。

 

忍耐力

 

子どもたちの将来に向けた “必要な力” は数多くありますが,特に必要な力は何かと問われれば,私は迷わず基礎学力 (一般教養) と忍耐力 (自制心) の 2つを挙げます。

 

以前のブログでも申し上げた通りで,基礎学力とは小学校での言葉や計算の学習にはじまり,高校卒業程度の 5教科各科目にいたるまでの “書籍を通じて学べる知識” のことを指します。

特に,言葉の知識の積み上げは非常に重要で,小学生の頃から言葉 (漢字) の学習を疎かにしてしまうと,先日のブログでも紹介したようにそれは後々になって響いてくることになります。

 

基礎学力に関しては上記した通りですから,今回のブログは忍耐力 (自制心) に関して私の考えを述べさせていただきます。

 

 

忍耐力を広辞苑で引くと「苦しみやつらさに耐える力」,同じく自制心を広辞苑で引くと「自分の感情や欲望をおさえようとする心」と紹介されています。

 

学習を進めていくうえで辛いと感じる時や我慢しなければならない場面は多々あり,例えば長時間の学習や難問との格闘など,学年が上がるにつれて忍耐力が要求される局面が増えます。

学習時間で言うと,ある程度の大学を志望する高2生・高3生であれば休日は10時間程度は取り組むのが一般的ですし,私も受験生だった頃を思い返すと休日には16時間は取り組んでいました。

 

また,最近は SNS や動画,ゲームの誘惑に負けてスマートフォンやタブレットに手がいってしまい,それに際限なく没頭してしまうという話をよく耳にします。

これは自制心が足りていない顕著な例と言えますが,これに関しては周囲がどうこう言ったところで改善されるものではありませんから,お子さま自身が自制心を鍛えるしか方法はないのです。

 

先日,授業ではない日に自習に来ていた中3生が,長らく取り組んでいた野球ゲームのアプリをこの 3月でやめたという話を聞かせてくれました。

彼はやることはきっちりやってくれていますし,結果も出していることから注意をしたこともありませんでしたが,以前から熱心に (笑) 取り組んでいると聞いていたので意外ではありました。

 

家庭でそうするように促されたわけではなく,もちろん私を含め周囲からそう促されたわけでもなく,高校受験まで 1年を切ったことをうけて自分で決めたとのことでした。

 

 

ここ数年で,心做しか忍耐力や自制心が不足しているお子さまが増えてきている気がします。

 

例としては長時間の学習がもたなかったり,眠気に負けてしまう等で辛さに耐えられない,または SNS やゲームといった誘惑に打ち勝てないといった具合です。

当塾にはそういったものを克服する場として自習室の用意もあるわけですが,難関大を志望するのであれば,自宅での学習時間もある程度は確保する必要があります。

 

受験に向けた各種取り組みは,忍耐力や自制心を鍛える格好の場であることは疑いようのない事実です。

当塾は学習面での指導にとどまらず,忍耐力や自制心といった精神面での成長も促していける指導を今後も行なっていきます。

 

後日の挨拶

 

当塾はこの間,長い連休をいただいておりましたが,本日から授業を再開しました。

また本日からも宜しくお願い致します。

 

 

今回は,ふとした瞬間に子どもたちが示した “感謝の心” に関してブログに綴ります。

 

5月 1日(日) に何名かの塾生たちとテニスをしたのですが,連休明けの本日,そのうちの数名から「先生,この前はありがとうございました!」とお礼の言葉がありました。

彼らはテニスが終わったその場でも元気よくお礼を言ってくれましたが,後日にこういった挨拶ができることは本当に素敵なことだと思います。

 

とても感心しましたし,大人になってからも是非とも続けてほしい心がけです。

 

 

以前のブログでもお伝えしたように,私はよく塾生たちに対し,周囲のあらゆることに対して感謝の心を持つことの重要性を説いています。

 

周囲に対して感謝の心を持ち,それを適切に発信できれば人間関係もうまくいきますし,中学生で通知表の評定がきっちりと取れている子たちは,少なからず “この心得” があるのだと思います。

塾生のみんなには学習面の成長のみならず,心の成長にも期待してやみません。

 

当塾で学んだ鵜沼中の10名《直近 3年間》

 

以前のブログでもお伝えしたことがありますが,当塾へお越しになる鵜沼中学校のお子さま方は総じて頑張り屋さんが多いという印象を受けます。

 

直近 3年間で総勢10名の鵜沼中のお子さま方が当塾の中学部に在籍して高校受験に挑み,それぞれ 7名が岐阜高校,3名が岐阜北高校に合格を勝ち取りました。

年度ごとの合格数とそれぞれの併願合格校など,詳細は以下の通りです。

 

[2022年 春] 5名

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 鶯谷高 (英進Ⅲ類) ]

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 滝高・岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜北高 (鵜沼中) [併願合格校 美濃加茂高 (蛍雪) ]

岐阜北高 (鵜沼中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

 

[2021年 春] 2名

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 滝高・岐阜東高]

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 鶯谷高]

 

[2020年 春] 3名

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 岐阜東高]

岐阜高 (鵜沼中) [併願合格校 岐阜東高]

岐阜北高 (鵜沼中) [併願合格校 鶯谷高]

 

岐高や北高の合格はゴールではないことを理解し,上記の多くが高校へ進学してからも当塾の高校部で次の目標に向かって日々学んでいます。

それぞれの現在の成績状況を鑑みると,彼らは大学受験においても大きな成果を残してくれるものと確信しております。

 

また,鵜沼中の近隣および校区内には高校受験対策指導に強みのある塾が数多くある中,上記のご家庭の皆様に当塾の中学部をお選びいただいたことを非常に光栄に思います。

 

高校受験に関して思うこと

 

今回のブログは,高校受験に関して私が思うところを綴ります。

 

まず,当塾は大学受験指導を主軸に据えてはいるものの,決して高校受験を軽視しているわけではないということを誤解のないように申し上げておきます。

公立中で学ぶ中学生は高校受験を経て成長することは揺るぎない事実ですし,高校受験は将来に向けた通過点として不可欠なものであることは間違いありません。

 

 

今春も岐阜学区の上位 3高 (岐阜高・岐阜北高・加納高 (普通科)) は多くの志願者を集めていましたね。

 

県内の公立高全体で見ると競争倍率は1.00倍ではありますが,岐阜学区内の上位 3高の競争倍率はそれぞれ1.18倍,1.29倍,1.26倍と,直近 5年間で見ても最も熾烈な争いになりました。

3高で計1,000名の入学枠に1,240名が挑む構図であり,これだけでも単純に競争倍率は1.24倍,およそ 5名に 1名が不合格になる計算です (県内の各高校の競争倍率はこちら)。

 

しかし,私は今春の上位 3高の競争倍率 (平均して1.24倍) は高いとは思っておらず,寧ろもう少し高くてもよいのではないかと考えています。

実際のところ,東大や京大,名大の合格者数ランキングに出てくるような他府県の上位公立高はもっと競争倍率が高いですし,大学受験で 1倍台の競争倍率になることは考えにくいからです。

 

難関大ともなると競争倍率は 3倍から 4倍に達することが一般的であるうえ,先日のブログでも申し上げたように,極端なケースでは10倍を超えるところもあります。

 

 

余談ではあるものの,私は塾で指導するようになって25年が経ちますが,公立高を受験した全員が合格を勝ち取った年はわずか 3度しかありません。

 

内申に不安を抱えていた,あるいは現場で力を発揮しきれなかった,またはわずかな可能性にかけて受験した等,不合格にはいろいろな要因があります。

倍率がそれほど高くないとは言っても「全員合格」というのは本当に難しいのです。

 

今春,当塾からは14名の中3生が公立高を受験し,岐阜北高と加納高でそれぞれ 1名ずつ,計 2名が不合格となりました。

彼らはいずれも岐阜東高へ進学することになりましたが,中学部の時点で志望校 (大学) が定まっていたこともあり,大学受験に向けて既に当塾の高校部で始動しています。

 

 

下記は県内の私立高に在籍して高校卒業までの間を当塾の高校部で学び,国立大の現役合格を勝ち取った卒塾生たちです。

 

[2016年 春] 1期生

岐阜東高 → 岐阜大学 教育学部

 

[2017年 春] 2期生

岐阜東高 → 名古屋大学 文学部

 

[2019年 春] 4期生

岐阜東高 → 岐阜大学 地域科学部

 

[2020年 春] 5期生

鶯谷高 → 名古屋大学 教育学部

岐阜東高 → 名古屋大学 工学部 (物理工学科)

岐阜東高 → 岐阜大学 教育学部

 

[2022年 春] 7期生

岐阜東高 → 奈良女子大学 生活環境学部 (食物栄養学科) [併願合格校 明治大・立命館大]

岐阜東高 → 岐阜大学 応用生物科学部 (生産環境科学科) [併願合格校 法政大・名城大]

 

彼らは公立高入試で岐阜高・岐阜北高・加納高への入学が叶わず,中学を卒業してからは県内の私立高へ進むことになりました。

しかし,大学入試は納得のいく形で終わらせたいという気概を持って高校卒業まで当塾で学び,それぞれ上記の大学の現役合格を勝ち取りました。

 

彼らが不合格となった公立高へ進学した生徒たち全員が,大学入試においても順風だったかと言えばそんなことはありません。

公立の上位高に合格したからといって胡坐をかいていると,いつの間にか “中学卒業時の序列” が崩れ,取り返しのつかない事態に陥っていることが往々にしてあります。

 

当塾のチラシにも謳っている通り,高校合格はゴールではなく通過点であるという意識を持つことが重要です。

 

類を以て集まる

 

本日は祝日ということもあって,多くの中学生・高校生が昼から自習に来ています。

彼らのために用意した40席は13時30分のオープンから30分もかからずに満席となったため,すぐにもう 1室を手配しました。

 

中3生は来月に公立高の入試,中1生・中2生は来週に学年末テストを控えているということもありますが,どの生徒も黙々と自身のすべきことに取り組んでいる姿が印象的でした。

高校生の諸君に関しては,長期的視野に立って行動している子がほとんどですから言わずもがなです。

 

 

本日に限ったことではありませんが,当塾は生徒たちに自習へ来るよう促しているわけではなく,彼らは自分の意志でそう決断して行動しているのです。

そういったことの積み重ねが中学生の通知表実力テスト結果,高校生の進研模試等の結果につながっているのでしょう。

 

他の塾や予備校から当塾へ移って数ヶ月が経つと,お子さまの行動がすっかり変わっているということが往々にして起こります。

昨年の11月・12月から来てくれている中高生に,入塾した頃と比べて顔つきが完全に違ってきたという子が何名か見受けられます。

 

以前のブログでも申し上げましたが,『類を以て集まる』という故事には本当に納得させられます。

 

 

以前のブログでも取り上げたように,当塾の自習室では私語をする生徒は皆無で,スマートフォンに触れる生徒も音楽を聞きながら自習するという生徒も皆無です。

いずれも明確に禁止を通達しているわけではありませんが,塾生たちが自主的にそうしてくれていることが私には嬉しいです。

 

逐一そういったことを注意しなければならないということは,塾内のモラルがその程度だということですからね。

 

国語科の重要性

 

以前のブログでも申し上げたように,私は幼少期の読み聞かせとお子さま自身による読書,そして低学年の国語教育は非常に重要だと考えています。

 

当塾には今年度も併願で滝高校の合格を勝ち取ってきた中3生がおりますが,これまでを振り返っても,私の中で滝の併願は “国語力のある理系生” が多く合格してくるイメージです。

今年度の合格者はこれがぴたりと当てはまるお子さまであり,入口カウンターにお薦めの新書などを置いておくと,彼はお迎えの待ち時間等に必ずと言っていいほどそれを読み耽っています。

 

幼い頃から本を読む習慣があり,長きにわたって論理的思考力を磨いてきたお子さまはやはり強いなあと改めて感じた次第です。

東大・京大は理系学部でも二次試験に国語科の試験が課されていますが,その理由も同様なのかもしれません。