今朝,岐阜県内の公立高の合格発表があり,当塾は久しぶりに全員合格となりました。
当塾は複数校舎を展開する塾ではなく 1校舎のみで運営する塾で,1学年の在籍数も平均して10名程度と非常に小規模です。
ですから当塾が単年で合格者数を出すと,県内に20から30校舎,さらには各務原市内だけでも複数校舎を展開する大手塾の合格実績は本当に素晴らしいですから,当塾はその足元にも及びません。
当塾は高校受験対策指導を主体とする塾ではありませんが,実績に関するお問い合わせをいただくことが多いので,今回のブログでは直近 5ヶ年 (2020年春から2024年春) の累計を公表します。
直近 5ヶ年で当塾の中学部・集団指導コースに在籍して高校受験に挑んだ塾生は累計55名 (転居等の理由で県外の公立高へ進学した 2名を除いた数) おり,以下はその進学先と合格年です。
岐阜高 (普通科) 17名 [2020年・2021年・2022年・2023年・2024年]
岐阜北高 (普通科) 12名 [2020年・2021年・2022年・2023年・2024年]
加納高 (普通科) 3名 [2020年・2021年・2023年]
岐山高 (普通科) 2名 [2022年・2023年]
長良高 (普通科) 6名 [2020年・2022年・2023年]
各務原西高 (普通科) 4名 [2021年・2022年]
県立岐阜商業高 1名 [2020年]
岐阜総合学園高 1名 [2021年]
公立高に不合格で私立高へ進学 9名 [2020年・2021年・2022年・2023年]
今春,当塾はたまたま公立高に全員合格となったものの,私は「全員合格」に対して強いこだわりを持っていません。
当塾は開塾以来,チャレンジしたいという塾生を止めないスタンスを貫いてきたこともあって,公立高に不合格で併願先の私立高へ進むことになる塾生もおります。
ただ,先日のブログでもお伝えしたように,私立高へ進む多くの塾生が 3年後に国立大の現役合格を勝ち取っていますから,そういう意味では高校入試は通過点であることは間違いありません。
Web や広告でやたらと「全員合格」を強調する塾を見かけますが,当塾は「全員合格」という大義のために出願変更を強いたり定員割れのところを勧める塾とは一線を画しています。
例えば「全員合格」の中に倍率を見て出願変更した受験生が 1名でも含まれているのであれば,それはちょっと違うのではないかと思います。
直近 5ヶ年で当塾は55名のうち44名が岐高・北高・加納・岐山・長良・各西に進学していますので,塾によっては「塾生の 5名に 4名が岐阜 5校+各西に進学!」と謳うところもあるでしょう。
当塾は塾生たちが望むところに進学してほしいと考えていますからこのような言い方は絶対にしませんし,この言い方だとそれ以外の高校へ望んで進学した子があまりに不憫です。
併せて,そもそも「岐阜 5校」という括りは学校群制度が採用されていた40年以上前に使われていたもので,現在は意味がないと言って差し支えのない括りです。
当然ながら,当塾では授業時や生徒との対話の際,または保護者懇談においても「岐阜 5校」という言い方は一切しません。
当塾が大切にしているのは『高校合格はゴールではなく,夢への通過点』という考え。
3月で開塾から10年目を迎えましたが,この考えはこれからも絶対に変わることはありません。