高3生・入塾受付終了

 

本日,高3生の入塾受付を打ち切りました。現在の集団指導コース16名と個別指導コース 4名で大学入試へ向かいます。

今後は欠員が出ても,追加募集を行なわない予定です。

 

当塾の高校部各学年の定員は集団指導コースが16名,個別指導コースが 4名の “少人数定員制” としています。

これを私を含めた各科 8名の教員で指導にあたっておりますが,私はこれ以上の生徒数になると正直厳しいと考えております。

 

中には高3生だけで 50名や100名の生徒数を抱える塾もあると思います。

しかし,良好な自習環境の提供,質問受付ならびに二次の添削指導のことを考えれば,生徒数が増加すればするほどその質は確実に下がります。

講義をするだけとかテレビを見せるだけなら生徒数は多くてもいいのですけどね。当塾は全科目とも対面指導ですからそうはいきません。

先日のブログでも触れましたが,塾の教育を “商業ベース” で考えるかそうでないかによって,こういった定員というのは決まってくるものだと思います。

 

 

以前のブログでも紹介したように,当塾の今年度の高3生には突出して学力の高い生徒はいません。

全体を見渡しても,表現は良くありませんが学力的には「平凡」という言葉がぴたりと当てはまります。しかし,コツコツ取り組むという観点ではどの生徒も「非凡」寄りです。

私は今年で塾教員としてのキャリアが20年目となりますが,歴代の学年の中でも,いろいろな意味で非常に楽しみな学年になりました。

 

話は変わりますが,入試が落ち着くまでの間,基本的にこのブログ上において高3生の模試結果等の成績情報を開示しません。なお,当塾は昨年度もこのようにしておりました。

来春に結果が出ててから,高3生諸君の頑張りならびに当塾の 2年目の成果を皆様にご覧いただこうと考えております。

 

上記のように考えるのはいろいろと理由がありますが,その最たるものは以下の理由からです。

ブログ上で「○○模試で □□大学 A判定!」などと顔出しで掲載しているのに,その塾の翌春の合格実績にその大学の名前が見当たらない。

残念なことではありますが,こういうことを平気でする塾があります。仮に宣伝目的だとしたら,“出汁” にされた生徒が不憫でなりません。

 

数ヶ月後に控えた入試での合格を確実なものにするべく,その生徒を鼓舞する目的で掲載したものなのか。または,本番はたまたま実力が発揮できず,残念ながら不合格となってしまったのか。

真相はわかりませんが,いずれにしてもその生徒が可哀想です。変なプレッシャーに押しつぶされた可能性もあるわけですし。

私は塾の教員としてだけでなく,受験生の子を持つ親でもありますから,この件に関しては懐疑的というか否定的な見方をしております。

 

あくまで模試は模試。以前のブログでも紹介したように,模試の結果や志望校判定は “合格保証” ではありませんから,一喜一憂すること自体が時間の無駄です。

模試結果は途中経過に過ぎないわけですし,模試で得点できても本番で得点できなければ合格を勝ち取ることはできないのです。

スポーツで言えば,練習試合で勝てても公式戦で勝てなければ意味がないのと同じです。

 

来春の大学入試ならびに社会に出てからも非常に楽しみな高3生たち,そして私のほか 7名の教員とともに,ここからの 8ヶ月を有意義なものにするべく指導に専念したいと思います。

 

中学生の頑張り《前期中間テスト》

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中学生の前期中間テスト結果が揃いつつあります。

当塾集団指導コース在籍生の,現時点での各学年の最高点は以下の通りです。

 

・中3生 471点 (中央中・K くん)

・中2生 477点 (蘇原中・I さん)

・中1生 422点 (中央中・K さん)

 

平均点がわかりませんので一概に比較することはできませんが,上記の中2生は前回 (中1生の学年末テスト) よりも合計点が23点アップしていますから,非常に頑張ったと思います。

中1生は在籍生全体の平均こそ 410.3点という結果でしたが,全体的に無難に終わってしまったこともあり,前期期末テストに向けて早めの準備をするよう指導しなければならないと感じました。

 

彼らの校内順位は不明です。公表されていませんし,私自身も興味がないため聞き取りや “調査” はしません。

そもそも,それが判明したところでどうってことはありませんしね。

 

これまでのブログでもお伝えしているように,当塾は基本的に定期テスト対策に特化した指導を行ないません。

過去問や予想問題等で付け焼刃の対策をさせて “見せかけの得点” を伸ばしたところで,高校進学後にメッキが剥がれることは目に見えています。

 

大々的には発信しておりませんが,新入塾生を募集中です

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6月に入ってから,多くの方からご入塾のお問い合わせを頂戴しております。ありがとうございます。

先週から今週にかけて,中3生や高1生,高3生など入塾のお問い合わせが 7件あり,説明会を経て今週に体験授業を受講していただいているところです。

 

現在は多くの塾が「入塾生募集」や「夏期講習会生募集」を謳って新聞チラシを折り込んでおりますが,当塾は今年の 3月21日(月・祝) を最後に新聞チラシを折り込んでいません。

7月に 1回折り込む予定はしているものの,チラシを入れていないこの 3ヶ月間も在塾生や保護者様からご紹介のお話をいただいて新規入塾が続いています。

この 3日間で 4名の方が入塾を決められ,入塾手続きをお済ませになられました。

 

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当塾は説明会や体験授業にお越し頂いた際,ご住所や電話番号,お子さまの氏名等を所定の用紙にご記入いただいております。

しかし,プライバシーポリシーにも記載しているように,当塾は入塾に至らなかった方の用紙は記入の14日後にシュレッダーにて破棄しております。

ですから,電話勧誘はもちろんのこと,やれイベントや講習会の案内だの年度替わりの時期の案内だのと DM を送りつけることも当塾は一切行ないません。

 

さらに,当塾は電話での勧誘は一切行なっておりません。なお,ここで定義する “電話での勧誘” には説明会にお越しになられた方への後追い電話も含みます。

お子さまも保護者様も当塾のことを気に入り,かつ納得の上で入塾していただきたいという願いから,開塾以来このようにしているのです。

 

私には中3生の娘と小6生の息子がおりますが,自宅にかかってくる塾や家庭教師の勧誘の電話はとにかく鬱陶しいと感じます。

当塾が電話による勧誘を一切しない背景には自分もされて嫌だから,という側面もあります。

 

高校生の自習室

 

多くの高校で今週,来週と前期中間テストが実施されることから,本日は高校生用に開放した自習室が満席となりました。

 

本日用意したのは28席で,20時の時点でこの28席がほぼ満席となりました。

28名の学年はさまざまですが,在籍高を多い順に列挙すると長良高が 7名,岐阜高が 5名と,定期テストがすでに終了している滝高が 5名で,あとは加納高,岐阜北高,岐山高と続きます。

 

 

理系教員 2名が質問受付対応に入り,生徒たちは疑問点をその場で解決していました。

これは当塾の日常的な光景ですが,ここでは「全くわかりません」とか「手も足も出ません」といったような藁にも縋るかのような初歩的な質問は出ません。

 

テストがあるから直前だけ頑張る,というスタンスでは結果は残せないのです。

学生がテスト前に学習に取り組むのは当たり前という前提で,大切なのは日頃からいかに取り組み,もちろん直前期も頑張れるか,ということです。

 

学力向上は時間がかかるもの

 

学力向上,または得点力向上は時間がかかるものであり,非常に根気のいる作業です。

中学校の定期テストのレベルならまだしも,高校生,特に難関大の入試に向けてとなれば,そう生易しくはないというのが現実です。

 

よく「偏差値30からの…」などという嘘か真かわからないような話を市中で耳にしますが,そんなものは1,000人に 1人も当てはまらないと考えた方が良いでしょう。

成績を上げよう,得点力をつけよう。世の中には学力向上,または得点力向上が容易く実現できるかのような発信が溢れています。

チラシ,書籍,Web など媒体はさまざまですが,学生の楽をしたい気持ちに付け込み,無責任なことを吹聴するのはいかがなものかと考えてしまいます。

 

私は塾で指導をするようになって今年で20年目となりますが,私には短期間で簡単に成績を上げる方法があるとは思えません。寧ろ,そんな方法があるなら是非とも教えてほしいくらいです。

そもそも,そういった方法論を伝授する塾や予備校があるなら,その塾・予備校は全生徒とも隈なく成績向上を実現し,入試では全員が志望校に合格し,不合格者は出ないはずですからね。

各種テストの “予想問題” をばら撒く行為も同様で,以前のブログでも申し上げた通り,そういった行為は無責任極まりないものと考えております。

 

また,上記のようなものに縋り,楽に成績を上げたいと考える学生に限って遊ぶ時間は豊富にあったり,暇さえあればスマホ三昧というケースが多いのです。

以前のブログでも申し上げましたが,「学問に王道なし」とはうまくいったものです。

 

 

先日までのブログでも紹介したように,当塾の高3生たちは『全統マーク模試』である程度の結果を残すことができました。

しかし,正直なところ,学年全体を見渡して “もともと学力が高い” ということも決してありませんし,この学年には驚くほど “突き抜けた学力を持つ” 生徒はいません。

 

ただし,彼らは “継続した努力” ができます。環境を与えつつ,私たちはそれをサポートしているに過ぎません。

周囲が部活や遊びに勤しんでいる中,彼らはテスト前でなくとも授業のない日や日曜日に当塾の自習室へ来ていましたし,目標を持ち,かつ計画的に各種取り組みを継続してきました。

質問に関しても,単に答えや解法を聞いて終わりではなく,「わかったつもり」を避けるべく “プロセスの理解” を積み重ねることを指示してきました。

ですから,当塾の生徒たちが残した結果は偶然ではなく必然の結果であり,1年以上かけて醸成してきた素地があったからこそ残すことのできた結果と言っても過言ではないのです。

 

 

このブログをつくっている間,教員テーブルに多くの生徒が集まってきました。

日曜日の自習時や日頃の授業後は,いつも写真のような感じで生徒たちが教員を囲んでさまざまな科目の質問をしています。これは,テスト前に限った話ではありません。

 

高3生 全統マーク模試《2016年 5月実施分・続編》

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先日のブログでお伝えした生徒たちに続き,本日,当塾の高3生の集団指導コースに在籍する 5名の岐阜高生たちから『全統マーク模試』の成績帳票の提出がありました。

 

今回,岐阜高の『全統マーク模試』は学校単位の受験ではなく希望者のみの受験だったようで,受験者数は理系が42名と文系が24名のわずか66名に過ぎませんでした。

次回からは岐阜高も含め,全国的にも受験者数が増えることでしょう。

 

当塾在籍の上記 5名から英語科リスニング,数学 IIB,生物,倫理政経で岐阜高 1位が出ております。

ただ,岐阜高は受験者数が 6名に 1名という状況ですからあくまで参考データに過ぎませんが,例えば出題範囲の狭い課題テスト等で 1位というよりは価値があるのかなあと見ています。

 

以前のブログでも申し上げましたが,私は高校生に定期テストや課題テスト,校内実力テストは結果の聞き取りをしませんし,正直興味がありません。

併せて,上記いずれのテストも各高校でどんな出題がされているかも全く知りません。

出題範囲の狭いテストで得点を獲得するために集中的に時間を費やすことは時間の無駄ですし,何より後につながらない “付け焼刃” の学習になってしまうと当塾は考えているからです。

日頃からきちんと学習に取り組んだうえで,テスト前は取り組んできたことの確認に充てる期間に過ぎないという認識が必要です。

 

過去問や予想問題で “急場凌ぎ” を繰り返していても真の実力はつきませんからね。各種テストは “日頃の学習の成果を発揮する場” くらいに位置づけることが高校生には必要です。

そういう意味では『全統模試』をはじめとする各種模試や,『スタディサポート』も同様です。

ですから,これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,模試も直前に過去問や予想問題に集中的に取り組むなどの対策をして臨むことに意味がないというのが当塾のスタンスなのです。

 

話を当塾の塾生たちの『全統マーク模試』結果に戻します。

 

自己採点の時点でも大方判明済みでしたが,当塾の理系のトップは 5教科 7科目で 748点 / 900点 (全国平均は 500.5点) で得点率は 83.1%,偏差値は 67.4 です。

採点ミスがあって自己採点より10点も下がっており,彼女には以後ないようにと厳重注意しました。

まあまあの結果ですが,まだ伸びしろがありますので二次対策も含めて今後も志望校合格に向けて指導を継続していきます。

 

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写真をもう 1枚。

 

当塾の今回の英語科 1位,2位の結果 (いずれも文系) です。非常に頑張ってくれました。

このうち 1名は先日のブログでも紹介したように,私が推す『基本英文700選』『速読英単語 上級編』にも取り組んでくれており,最近はセンターよりもむしろ二次力の強化に力を入れています。

ですから,現役生としては非常に良いペースで仕上がっていると言えます。

 

先日のブログで紹介した生徒たちもそうですが,小学生,中学生の頃から長きにわたって指導している生徒たちが結果を残してくれることは本当に嬉しいです。

このまま入試本番まで慢心する,慢心させることなく,共に頑張っていきます。

 

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改めてにはなりますが,当塾の高校生集団指導コースの指導は “集団指導+個別指導” のダブルメソッドによる “少人数定員制” の指導です。

 

集団指導コースの定員は各学年とも最大16名。各科とも個別指導にて添削などの二次対策をきっちりと行なうには,16名以上の在籍生がいる状態では難しくなります。

良質な指導の維持,ならびに,ゆとりを持った座席配置や集中できる自習室などの良質な環境を維持するためにも,当塾は “運営上の都合” を優先させることはありません。

 

高3生 全統マーク模試《2016年 5月実施分》

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本日から高3生の『全統マーク模試』の結果返却が始まり,当塾の生徒たち数名から成績帳票の提出がありました。

今回のブログでは学校単位で受験した高校 (加納高・長良高・各務原西高・岐阜東高) の生徒たちの結果を紹介します。

 

先日のブログでもお伝えしましたが,当塾の集団指導コースに在籍する高3生15名には,高2生からの 1年間の取り組みの成果を測る目的で全員に全統マーク模試を受験してもらいました。

数学は IA・IIB とも,文系,理系を問わず結果を出すことができました。特に数学 IA は当塾の全在籍生の平均が 8割を超えるなど目に見える成果が出ています。

 

在籍高は岐阜高・岐阜北高・加納高・岐山高・長良高・各務原西高・岐阜東高・鶯谷高と,まあ見事にバラバラですが,高校別の指導であればこのような結果にはならなかったと思います。

例えば当塾の物理のトップは長良高の生徒で,得点は 87点で偏差値は 70.0。同じ集団指導コースに在籍する他高の生徒たちと切磋琢磨し合っているからこその結果だと確信しています。

在籍する長良高では当然 1位で,県内はもちろんのこと国内でも上位の結果です。なお,数学 IA と数学 IA + IIB,そして 5教科 7科目の結果も長良高で 1位の結果です。

 

集計途中ではありますが,現時点での 5教科 7科目の当塾のトップ (岐阜東高・文系) は 718点 / 900点 (全国平均は 468.6点) で得点率は 79.8%,偏差値は 68.7 です。

帳票に記載されているセンター試験本番での換算得点は 764点 / 900点と得点率がおよそ 85% になるとのことですから,志望する大学,学部の合格に向けて好スタートを切れて嬉しく思います。

なお,在籍する岐阜東高では 1位。さらに,英語の筆記,数学 IA,英数国総合,化学基礎,倫理政経も 1位です。

先述した長良高の生徒と同様に,校内順位が 1位だからどうだということはありませんが,“お手軽なもの” を用いることなく長期間コツコツと取り組んできた成果だからこそ意味があると考えます。

 

彼女はセンター試験の各科に関しては,現段階である程度仕上がっていると見ています。

“お手軽なもの” に目もくれることなく “長い目で見た学力” の獲得に向けて日々の学習に取り組ませてきましたし,彼女もそれに応えてくれた結果だと私は考えます。

 

併せて,二次試験に向けても抜かりはありません。

同じ大学を志望するもう 1名の文系生と共に個別指導で国語と数学の二次対策もすでに開始しており,7月からは英語と日本史の二次対策も開始します。

当塾の生徒たちの懸命に取り組む姿を見ていると,「大学受験は夏からが勝負!」などという無責任な “戯言” は口が裂けても言えませんね。

 

上記いずれの結果も,過去問や予想問題などの “お手軽なもの” に取り組ませて獲得した得点ではないというところがポイントです。

先日のブログでも触れましたが,市中には定期テストや各種模試など,やたらと “対策指導” を行なう塾があると聞きました。

どういう位置づけで対策指導を行なっておられるかは知る由もありませんが,私にはそういった “付け焼刃” が子どもたちに成長につながるとは到底思えません。

 

今日の Mirai《読書会・将来設計指導・自習室》

 

本日は小1生から小4生 (あすなろ学習会) を対象とした読書会と,小5生から中3生 (進路探究塾 Mirai) を対象とした将来設計指導を行ないました。

 

写真は小3生・小4生の読書会の様子です。

『あすなろ学習会』の受講生を対象に行なう読書会は毎月の実施で,任意参加ではあるものの実施を楽しみにしてくれている生徒もいます。

本日の読書会は科学をテーマにした題材で,読み聞かせと各種補足説明を実施しました。

 

本日の読書会の担当は『あすなろ学習会』の算数をはじめ,『進路探究塾 Mirai』の算数の指導にあたっている,小学校教員免許を持った教員です。

ただ,彼女は日頃から中学生の理科や難関大を受験する高校生の生物や化学の指導も担当していますから,基本的に小中学生の指導しか担当しない塾の教員の話とは深さが違うことでしょう。

ここにも当塾の “小中高一貫指導” の方針が色濃く表れています。

 

 

小5生から中3生の将来設計指導は,先月に引き続きアクティブ・ラーニングの手法を用いた指導を行ないました。

明確な解のない問いに対し,ディベートを通じてその解を検討し,解に近づけたうえでそれをグループの考えとして発表する。さらには他のグループの考えを傾聴して学ぶ。

これらはいずれも非常に重要なスキルだと考えております。

 

当塾は生徒たちがただ問題が解ければよい,テストで得点が取れればよいとは考えておりません。

学生が課せられているもの,例えば中学生で言えば 5科の学習に励むのは当然という前提で,教養をつけること,議論ができること,自らの考えをきちんと自らの言葉で述べられること。

そして,夢を持つことに加えて,その夢に向かって真摯に取り組み,継続して努力ができること。

当塾が各科の指導だけでなく読書会や将来設計指導を実施している理由は,上記したような事柄に前向きに取り組める子どもたちを育成するためなのです。

 

 

私たちが読書会や将来設計指導を通じて子どもたちに指導しようとしているものは,すぐに “成果” が目に見えるものではありません。

長い時間をかけて,先の学習で躓かないための強固な土台づくりと,学習に向かう姿勢,および “安易なもの” に頼らない姿勢を構築することが私たちの考える教育です。

 

最近は定期テストや各種模試にいたるまで「対策指導」などと銘打ち,過去問や予想問題などを子どもたちに提供して目先の “成果” を追究する指導を行なう塾が幅を利かせています。

結局,これらは所詮 “急場凌ぎ” に過ぎませんから,高校受験まではうまくいっても大学受験時やその後に悪影響を及ぼす可能性が高くなるのです。

5年前,10年前と比較して,岐阜県内の公立高校の大学合格実績が凋落気味だということと因果関係があるのでは,と勘繰らずにはいられません。

 

 

高校生は自習室でそれぞれの課題に取り組んでいました。

写っている10名の在籍高を紹介すると,定期テスト期間中である滝高が 5名と,岐阜高,岐阜北高,長良高,岐阜東高,鶯谷高の 1名ずつ。

いつも通りで,どの生徒も黙々と自身の課題に取り組み,質問がある場合は退室して都度確認するということを彼らは繰り返しています。

 

このブログをお読みの方の中には,お子さまが当塾に通われていないという保護者の方もいらっしゃると耳にします。

お子さまが通われている塾の自習室はどんな状況でしょうか。そこには,集中して学習に励める環境が整備されているのでしょうか。

 

当塾に入塾した中高生たちは口を揃えて「Mirai の自習室は全く違う,本当に集中できる」と言います。

内情を聞くと,自習しながらスマートフォンは日常茶飯事で,もはや談話室の延長線上というような “名ばかりの自習室” を設ける塾があちこちにあるようです。本当に残念でなりません。

 

当塾の自習室は乾いた筆記音やページをめくる音だけが響き,もちろん私語や飲食,スマートフォンとも無縁の世界ですから,市中の塾にあるような “名ばかりの自習室” とはわけが違います。

以前のブログでも申し上げましたが,当塾の自習室には「集中して」とか「私語禁止」,または「携帯電話使用禁止」といった注意書きは一切ありません。

そんなものがなくては生徒を律し,かつ鼓舞することができない程度の環境なら,そこの自習室の価値は非常に低いと言わざるを得ないと私は考えます。

 

高3生 全統マーク模試 自己採点《2016年 5月実施分》

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連休中に,高3生・浪人生を対象とした第1回『全統マーク模試』が実施されました。

 

当塾の高3生集団指導コース生 (在籍15名) は『全統マーク模試』の受験を必須としておりますから,高校で当模試を受験しない生徒にも公開会場へ出向いて受験してもらいました。

本日,自習に来てくれた高3生 8名 (岐阜高 5名,加納高 (普通科) 1名,岐山高 (普通科) 1名,岐阜東高 (蛍雪) 1名) などに自己採点結果を聞き取ったところ,まあまあの結果が出ていました。

 

今回結果を聞き取った 8名は文系 4名,理系 4名という構成で,各科および 5教科総合の 8割程度の獲得生を以下に掲載します。

※ 岐阜高の 5名は理系生 3名を A さん,B さん,C くん,文系生 2名を a さん,b さんと分類して表記しました。

 

《英語 (筆記) 》

187点 (岐阜高・文系 a ),184点 (岐阜高・文系 b ),170点 (岐阜高・理系 A ),167点 (岐阜東高・文系)

《英語 (リスニング) 》

50点 (岐阜高・文系 b ),44点 (加納高・文系),44点 (岐阜高・理系 B ),44点 (岐阜高・文系 a ),38点 (岐阜高・理系 A)

《数学 IA 》

85点 (加納高・文系),83点 (岐阜東高・文系),82点 (岐阜高・理系 C ),81点 (岐阜高・文系 b ),80点 (岐山高・理系),80点 (岐阜高・理系 A ),77点 (岐阜高・理系 B )

《数学 IIB 》

97点 (岐阜高・理系 A ),85点 (岐阜高・理系 C ),85点 (岐阜東高・文系),76点 (岐山高・理系)

《国語》

170点 (岐阜高・理系 A ),163点 (岐阜東高・文系)

《化学》

80点 (岐阜高・理系 A )

《生物》

82点 (岐阜高・理系 A )

《化学基礎》

46点 (岐阜東高・文系),42点 (岐阜高・文系 b ),39点 (岐阜高・文系 a )

《生物基礎》

44点 (岐阜東高・文系),41点 (岐阜高・文系 a )

《日本史》

82点 (岐阜高・理系 A ),75点 (岐阜高・理系 B ),75点 (岐阜高・理系 C ),75点 (岐阜東高・文系)

《 5教科総合の得点率》

84.2% (岐阜高・理系 A ),79.8% (岐阜東高・文系),78.1% (岐阜高・文系 b )

 

昨年度の第1回『全統マーク模試』の数学 IA の平均点を見ると,全国 (受験者174,391名) は 48.2点,現役生に絞ると 45.7点で,岐阜高は 61.4点,加納高は 55.7点などとなっています。

正式な結果が出るまでは何とも言えませんが,当塾の生徒たちには数学 IA を長期間にわたって演習に取り組ませてきましたから,在籍高校や文系・理系を問わず想定通りの結果が出ています。

当塾生判明分 8名の平均点は 77.9点ですが,以前のブログでも申し上げたように当塾は圧倒的に理系生の比率が高いため,おそらく数学に関してはより高得点獲得生が出ることと思います。

また正式な結果が返却され次第,このブログにて報告致します。

 

現状,英語 (筆記) の 9割超が 2名となっていますが,どの生徒も単語が仕上がりつつありますから 9割超の数は今後もっと増えてくることと思います。

しかし,国語は 8割超が 2名にとどまり,どの生徒も 7割程度に甘んじておりますから,夏に向けて今回浮き彫りになった課題を熟していきます。

併せて,現状では 8割超が出ていない物理・地理・倫理政経・現代社会の各科は,残念ながらどの生徒も 7割程度に甘んじている状況です。これらも夏に向けて仕上げていきます。

 

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模試はあくまで受験時点での仕上がりや個々の課題を見つけるために受験するものです。

これまでのブログでも申し上げているように,当塾では高校生に対し,模試の過去問や予想問題に重点的に取り組ませるといった指導を行なっておりません。

先日のブログでも触れましたが,模試で高得点を獲得するために過去問や予想問題を高校生に取り組ませる塾があるということに私はただただ驚いています。

付け焼刃の対策を講じて “急場凌ぎ” を続けたところで真の実力はつきませんし,何より後にはつながりませんからね。

 

本日,明日は調整週で通常授業はありませんが,自習室には多くの中高生の姿がありました。

以前のブログでもお伝えしたように,当塾の自習室は私語をする生徒もいなければ,私語をする生徒もいません。もちろん,携帯電話に触れる生徒もいません。

そういったことを注意喚起する張り紙や注意書きもなければ,“見張り役” も置いておりません。当塾の生徒たちは節度を持って自習室を利用してくれますから,そんなものは必要ないのです。

 

授業後の様子

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当塾の集団指導コースの授業は中学生が22時まで,高校生は22時20分までとなっております。

 

写真は高3生が国語の授業後に質問しているところを撮影したもので,間もなく23時になろうかという時間帯です。

彼女は岐阜市から通ってくれているのですが,ここ最近はたいてい23時前まで取り組んでいる姿を目にします。

 

中学生,高校生を問わず,授業後は23時頃まで自習をしたり,教員に質問して過ごす生徒がたくさんいます。

高校生は23時を過ぎても普通に自習しています。もちろん,この中には学校の課題等に追われて仕方なくという生徒はおりませんし,私語や携帯に勤しむ生徒もおりません。

 

以前のブログでも紹介したことがありますが,当塾のほとんどの中高生は保護者様のお車による送迎にて通塾 (徒歩・自転車による通塾は 1割程度) しています。

ご家庭のこういった強力なサポートがあるからこそ,当塾の生徒たちは毎日のびのびと学習に励むことができるのだと思います。