保護者会

 

本日,塾生の保護者様を対象に『保護者会』を実施しました。

 

今回の『保護者会』は小1生から小4生までの部,小5生から中2生までの部,中3生から高3生までの部と 3部に分けて実施しました。

60名を超える保護者の方にお集まりいただき,当塾の今後の方向性のご案内や最新の教育情報ご提供,各種入試制度の現況をご紹介しました。

 

この 3部の分け方は大学入試制度の変遷に合わせたものです。

現行の大学入試センター試験が廃止となり,中2生が大学受験を迎える2021年度入試,同じく小4生が大学受験を迎える2025年度入試は大きな転換点となることは周知の通りです。

 

当塾は生徒たちそれぞれの目標に向けて何をどのように指導を行ない,それぞれの時節で何に取り組むべきなのかを明確にし,今後の指導にあたっていく決意です。

 

秋休み

 

中学生は明日まで『秋休み』のため,学校がお休みです。

 

中3生にとっては自身の学習に取り組める格好の機会。

本日は19時30分から授業開始のところ,13時30分に集まってもらって課題に取り組んでもらいまし た。

 

今回,英語の公立高入試問題に取り組んでもらって解説授業を行ない,以降はその振り返りと他教科も含めた学習を実施致しました。

以前のブログでも紹介致しましたが、生徒たちは既に中学内容の全単元の学習を終えております。

9割近い得点を残す生徒もおりますが,全体的にはまだまだ長文読解や英作文に課題があることがわかりました。

 

目先の得点力を追い求めるのではなく,一つひとつの基礎理解を積み重ねていくことが重要です。

この時期は入試に向けて決して焦らず,やるべきことを着実に積み上げていくことが最も大切だと考えます。

 

10月の英検

 

以前のブログで,当塾の電子辞書に対する考え方を書きました。

あれから 1年半近くが過ぎ,生徒の電子辞書使用の位置づけを変更した点がありますのでご報告させていただきます。

 

 

現在,当塾では中3生にも電子辞書の使用を認めております。

というのは,先日のブログでもお伝えしたように,彼らは中学履修単元を修了していることもあって,英語の辞書は中学生向けのものではなく『Genius』(大修館書店) の活用を推奨しています。

2枚の写真はいずれも中3生のもので,電子辞書を使用する姿が徐々に様になってきています。

 

電子辞書がいわゆる “完全収録” ではなかった頃,私は高校生に対しても電子辞書の使用を認めておりませんでした。

以前,電子辞書に関するブログを書いた際,現在は社会人 (28歳) になっている教え子から「今は生徒に電子辞書の使用を認めているのですね (ずるい ! ) 」とチクリと言われてしまいました。

まさに,「技術の進歩は止まるところを知らない」という言葉がぴたりと当てはまります。

 

 

中学生向けの英和辞書は,扱われている語彙数に関しては問題ないものの,他動詞と自動詞の明確に区別がなされていないなど語法の説明が弱いばかりか,例文の掲載数も多くありません。

『Genius』のペーパーバック版を購入してもらうことも検討しましたが,いずれ高校入学時には電子辞書を購入するのだから,タイミングが少し早まったに過ぎないという考えに基づいたものです。

 

電子辞書を利用させることは,重たい辞書を持ち歩かせる必要がなくなるということに加え,時間効率策の一環でもあります。

いわゆる単語の第一義のみを調べるのであれば紙の辞書で十分ですから,学習姿勢の身についていない中学生が電子辞書を使用するのは,悪く言えば「猫に小判」でしょう。

中学履修内容の修了までは紙の辞書,以降は電子辞書という流れが最適というのが私の考えです。

 

 

来月,当塾の中3生の15名が英検 3級を受検します。

 

英検に関し,当塾では各級で求められる文法事項をきちんと指導し終えてから受検させるというスタンスを取っております。

合格が目標ではなく,全単元をきちんと理解したうえで,高得点で合格を勝ち取らせるというのが当塾の考え方です。

 

ですから,未履修の単元がある状態で,問題に慣れさせて合格を目指すというような “綱渡り” の指導を当塾は行ないません。

英検準2級程度であれば,過去問や予想問題などを用いて大量の演習を繰り返せば,語彙や文法事項の理解が不足していても合格できてしまう事実があります。

“付け焼刃” の対策を重ねてまぐれの合格を続けたところで,英検 2級以上の合格を目指すとなると行き詰まってしまうことは目に見えていますからね。

 

現在の中3生は高1生の10月に英検準2級,高2生の10月に英検 2級に合格させる算段で指導を進めており,語彙や文法の指導もこれを見据えたペースとしております。

なお,現在の中2生以下の学年は上記よりも速いペースで指導を進めます。

 

 

本日,中3生に一斉で過去問を解いてもらい,生徒間で相互採点してもらった後に解説講義を行ないました。

 

65点満点のところ,1位が65点 (得点率100%),2位が64点 (得点率98.5%),3位が63点 (得点率96.9%) と続き,平均点は53.9点 (得点率82.9%) という結果でした。

当然ながら,全員が合格最低点をクリア (合格最低点は40点 (得点率61.5%)) しておりますが,得点率で平均 9割超の達成を目指してあと 2週間頑張らせようと思います。

 

9割超を目指すとなると中学校の教科書レベルを超える知識,例えば関係代名詞の whose などの知識が要求されますが,これも当塾では 7月の時点で修了しておりますから問題ありません。

英検 3級の受検に向けた学習は語彙力を上げる良い機会にもなると思いますし,しっかりと取り組ませることが基礎力の醸成にもつながり,何より高校進学後に役立ちます。

これも,当塾の考える “付け焼刃” にならない指導の一端なのです。

 

新しい取り組み

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本日で近隣の公立中の前期期末テストが終了しました。

 

中央中や稲羽中,桜丘中は一昨日に前期期末テストが終了しており,5科の結果が出揃った生徒もおります。

中3生は英語で100点を取ってきた生徒 (中央中) がおり,平均点は60点に満たないとのことでしたからよく頑張ったと言えます。

ただ,5科の合計点は468点に止まってしまいましたから,改めて一つひとつの完成度を高めることと,ミスなく解き切ることの重要性を伝えました。

 

この生徒は疑問に感じたことは納得するまでとにかく質問してくれますし,最近は英語の辞書を中学生用のものではなく『Genius』(大修館書店) を使っている姿を見かけます。

こういう姿勢になれば,過去問や予想問題といった “お手軽なもの” は不要というわけです。

 

これまでのブログでもたびたび申し上げているように,当塾では定期テスト前に過去問や予想問題の類は一切取り組ませません。

その場凌ぎの “付け焼刃” 学習を繰り返したところで,真の意味での学力向上は望めませんからね。運よく得点できたとしても,それは虚像である可能性が高いのです。

『当たるも八卦,当たらぬも八卦』と言わんばかりの予想問題をばら撒く行為は,もはや教育と呼べる代物ではないと私は考えます。

 

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現在,次年度より開講する “全く新しい” 英語コースの準備が佳境を迎えております。

これには今年の初めから着手しており,懇意にさせていただいている教育関連の方々ならびに専門家の方からのアドバイスをいただきながら,稼働に向けてコースの設計を進めてきました。

 

当塾の現在の英語科指導を紹介した際にも触れましたが,当塾の新しい英語コースでは高校在学中に CEFR の B2 へ到達させることを目標としています。

とは言っても英検に代表される各種検定の合格や,TOEFL 等で一定の得点帯に到達することを目標とした安易な “対策” 指導ではありません。

従来の Reading と Writing 偏重の英語教育とは異なる,Listening と Speaking も含めた 4技能をバランス良く育成して “使える英語” の獲得を目指す画期的な教育プログラムです。

 

Reading と Writing は基本的に海外の教材を活用しながら私が指導し,Listening と Speaking はネイティブの力も借りて指導を行ないます。

更なる詳細に関しては年末にリリースを予定しておりますが,会員生の保護者の方々には10月に実施予定の保護者会で先行して詳細をお伝えする予定です。

 

先述した内容との重複になりますが,付け焼刃の各種試験対策が長い目で見れば全く役に立たないものであるということは繰り返し申し上げた通りです。

英検を CEFR の B2 に当てはめると準1級となりますが,これの合格を本気で目指すのであれば,それ以前の各級をギリギリで通過しても行き詰まることは目に見えています。

準2級や 2級程度であれば,過去問やこれさえ押さえておけば的なもので乗り越えられるでしょうが,準1級あるいはそれ以上となるとそうはいきません。

 

夏特講 3日目

 

夏特講は 3日目を迎えました。

最終日の今日は中3生と高3生の受験学年に絞っての実施です。

 

どの生徒も開始 5分前には着席して授業の準備を完了させており,気合いが感じられました。

開始までの時間も復習に充てるなど余念がなく,手持無沙汰の生徒や携帯を触る生徒,周囲と私語に勤しむ生徒,居眠りしている生徒などは皆無でした。

彼らは昨日,一昨日と両日とも12時間にわたって受講してくれましたが,疲れを見せることもなく本日も生き生きと受講してくれているのが非常に嬉しかったです。

 

学ぶために来ているのですから,これらはいわば当然のことのように思えますが,全国的には統制さえ取れていない “形だけの” 集中講義や合宿行事が多く見られます。

思い切り学べるせっかくの集中講義や合宿なのに,目的も持たず,何をしに来ているかよくわからない,わかっていない残念な受講生が混じっていたりします。

当塾は上記ようなことに関して「○○禁止」などと事前に文面で通達したり掲示で注意喚起をしておりません。当塾の生徒たちは “空気を読んで” 行動してくれますからその必要もないのです。

 

授業中に限らず,授業外においても “けじめ” というか “メリハリ” が大切だと思います。

私も受験生の子を持つ親ですから,和を乱す行動をとる生徒がいたり,何をしに来ているのかわからない生徒がいる中で,当塾の『夏特講』のような集中講義や合宿には参加させたくありません。

決して安くはない受講料を払って参加しているのに効果性が薄かったり,目的を持たずに参加している生徒が混じっているせいで不快な思いをしたのでは勿体ないですからね。

 

 

午前の高3生の授業は数学 IA のセンター形式演習とその解説授業で,高1生と高2生の有志も交えての 1月以来となる『学年を縦断して数学 IA の対決』を実施しました。

高1生・高2生にとっては先輩の胸を借りる形,高3生にとっては負けられないという思いも交錯するでしょうから,ある種の現場の緊張感を味わってもらうための取り組みとしての実施です。

 

今回はそこそこ難度の高い題材を使用しましたが,高3生の平均点は76.7点,最高点は100点 (岐阜高・理系) となりました。

以降は90点 (岐阜高・理系),89点 (長良高・理系),88点 (岐阜高・理系),86点 (岐阜高・文系),86点 (加納高・文系),86点 (長良高・理系),81点 (岐阜高・理系) と続きました。

これまでの授業においても多種多様なパターンで演習を積ませてきておりますから,どの生徒も得点力が向上するとともに安定感が出てきています。

 

健闘した高1生・高2生もおり,77点 (高1生・滝高) や71点 (高2生・長良高) などはまあ頑張ったと言えます。

彼らは解答スピードや時間配分もまだまだですから,今後の授業においてしっかりと時間内に解き切れるよう指導をしていきたいと考えております。

 

 

本日,卒塾生 3名が訪問してくれました。私との付き合いの長い,現在もよく連絡を取り合う私が可愛がっている教え子たちです。

久々の再会となりましたが,元気そうな姿を見せてくれたこと,そして現在それぞれが学んでいることや力を入れていることを聞いて嬉しくなりました。

 

 

卒塾生を代表して,京都大に進学した櫻木くんが高3生へメッセージを送ってくれました。

模試の判定に振り回されないようにすること,そして理系の地理選択の生徒に対して具体的な学習法のアドバイスを行なってくれ,彼の話に高3生たちは聞き入っていました。

 

夏特講 2日目

 

夏特講は 2日目を迎えました。

 

3日間のうち,初日と 2日目は中3生と高3生が10時から22時の12時間,高1生と高2生が13時20分から22時の 8時間40分というスケジュールで実施します。

昼食の時間は30分間,そして夕食の時間はかき氷を振る舞って約 1時間の休憩をとっておりますから,生徒たちにとって時間の長さは苦痛にはなっていないようです。

 

 

昨年も実施した夏特講のかき氷。楽しみにしてくれていた生徒もおり,今年も大いに盛り上がりました。

私はこの 2日間でおよそ150杯のかき氷をつくり,二の腕が両腕とも筋肉痛になりました。

 

  

 

夕涼みとして,外で食べるかき氷は格別です。

授業時や自習時はピシッとしている当塾の生徒たちも,この時間はまあ騒ぎます。喧しいと感じるほどです。

 

学ぶ時は学び,抜くところは抜く。

ただ長時間ダラダラと続けるのではなく,メリハリをつけることが重要と考えております。

 

夏特講 1日目

 

本日より,受験学年である中3生と高3生,そして高1生と高2生を対象として夏特講 (昨年度の様子はこちら) を実施します。

 

夏特講は各学年ともテーマを設定し,単元を絞った集中講義やテスト & ゼミを行ないます。

例えば中3生は 5科のテーマ別の講義 (例えば数学は400分で関数と規則性に絞る) や演習,高3生はそれぞれに必要な科目の全科のセンター形式演習とその解説講義となっております。

 

 

写真は高3生の国語の授業の様子です。この学年は国語の集団指導を開始して 1年が経過しましたが,どの生徒も得点力が向上してきており,徐々に目に見える成果が出始めています。

先日の『第2回全統マーク模試』における集団指導コース生16名の自己採点結果を聞き取ったところ,最高点は195点,平均点は151.8点という結果でした。

漢文は易しかったこともあって実に 7名が満点を獲得しており,評論も 3名が満点を獲得するなど小説・古文も併せて各セクションで満点や 9割超が飛び交いました。

 

16名のうち理系が11名,文系が 5名という在籍比の中で,昨年の夏から 1年間にわたって国語の演習と解説講義,および納得できるまでの質問受付を実施してきた成果が出ていると言えます。

成績向上は時間がかかるものだと改めて実感しましたし,怪しげな解法やテクニックめいたものは一切指導することなくある程度の結果が出せたということが本当に嬉しいです。

 

これまでのブログでもたびたび申し上げてきた通り,過去問や予想問題に取り組ませるなどといった “模試の対策” も当然のことながら行なってきませんでした。

そのようなものに取り組ませて捻り出した得点結果は虚像に過ぎませんし,何より現場で得点できなければ意味がないからです。

いわゆる出題傾向が少々変わろうともきちんと結果を出せる学力,これが何より重要なのです。

 

当塾の指導は,どの学年においても,眼前の各種テストで得点することにこだわる “お手軽なもの” の提供ではありません。

長い目で見た学力の形成,これこそが当塾の追い求める “本質の指導” なのです。

 

中3生の成長

 

本日は午前から中3生の集団指導コース生に集まってもらい,夏期講習会 (サマーターム) の一環として高校入試対策講座を実施しました。

 

内容は英語科と数学科の岐阜県公立高の過年度入試問題の演習と解説授業,そして自習および質問受付です。

英語科は2010年度実施分 (一般入試),数学科は2008年度実施分 (一般入試) を時間を計って生徒たちに取り組んでもらいました。

 

ここまで年度の古いものに取り組ませたことには理由があります。

1つは,ここ 2年から 3年の過去問題は「記述式の出題がほぼない」ということと,もう 1つは「あまりに易しすぎる」ということからです。

近年の岐阜県公立高入試の出題レベルであれば,きちんと理解を積み重ねておけば特段の対策を講じる必要もありませんし,はっきり言って,それは時間の無駄だと思います。

寧ろ,特段の対策を講じたり,予想問題に縋らなければ得点できない程度の基礎学力しかないのであれば,高校進学後が本当に不安です。

 

話を戻します。

先日のブログでもお伝えしたように,当塾の中3生はすでに中学内容を全単元修了しておりますから,現時点でも公立高の入試であれば解き切ることができます。

英語を例にとると,中学校ではまだ習っていない関係代名詞や間接疑問文,ask O to do なども当塾の生徒たちは 7月までに習っているものですから何ら問題ありません。

 

自由英作文のセクションは解答用紙を回収し,私が添削を行ないました。

私は日頃から京都大や東京外大といった高い英語力・和文英訳力を求められる大学を受験する高校生の添削指導も行なっていますから,中学生であろうと容赦はしません。採点は辛口です。

これを高校合格のためのスキルではなく,高校進学後のための礎づくりと位置づけて指導にあたっています。

 

本日の英語の最高点は95点で,以降は90点,87点,87点,87点と続き,受講生全体の平均点は78.4点でした。

県教委発表の平均点は65点ということでしたから,入試まで半年以上ある 8月時点にしてはなかなか仕上がっていると言えます。

 

同じく数学の最高点は94点で,以降は93点,90点,89点,82点と続き,受講生全体の平均点は64.5点でした。

県教委発表の平均点は48点で,難易度の高い出題だったようです。

以前のブログでも紹介したことがありますが,この前年まで岐阜県公立高入試の数学は非常に易しかったこともあって面食らったという受験生が多くいたそうです。

 

ご存知の方も多いと思いますが,ここ近年,岐阜県公立高入試は極端に易化しております。しかし,大学入試改革を数年後に控えた今,この傾向が来春以降も続くとは思えません。

実際,他の都道府県に目を向けると来春より高校入試が変わると “予告” している教育委員会もあり,変革の時期が目前に差し迫っていることは明白です。

 

ですから,直近 2年から 3年の入試問題で得点できる,またはそれをもとに作成された予想問題で得点できるからと慢心している受験生は面食らう可能性があります。

先日のブログでも申し上げましたが,当塾が受験生に対して無責任な予想問題を提示しない理由はこれです。

過去問や予想問題に頼らせることなく,各科,そして各単元をきっちりと理解しつつ,大量の演習に頼らせない学力の形成が当塾の指導です。

 

授業後の様子

 

当塾の高校生は22時20分の授業後,自習したり教員に質問したりで23時を過ぎても塾に残ります。

これは高3生だけに限らず,高1生や高2生も同様です。

ほとんどの生徒が保護者様によるお車での送迎ですから,私としても彼らが残っていても安心です。

 

授業後,教室で黙々と自習する生徒もいれば,質問のある生徒は事務室へ出てきて教員をつかまえる。

質問は数学や化学・物理・生物が多く,英語・国語は質問に加えて添削依頼も受け付けています。

 

これは,全科目とも対面指導の当塾ならではの光景と言えます。映像授業を提供する塾や英語・数学など主要科目のみ指導を行なう塾では不可能でしょう。

土曜日は昼から23時過ぎまでこんな光景がずっと繰り広げられ,改めて開塾してよかったと思える瞬間です。

 

将来設計指導《 6月度》

 

将来設計講座『みらい』のゲストとして,先日も当塾へ顔を出してくれた私の教え子を招きました。

今月の将来設計指導は,中高生に対して「日々の学習の進め方」,「受験への心構え」,「将来の夢を持つこと」の 3点を語ってもらうという趣旨で行ないました。

 

彼は岐阜高を経て名古屋大の工学部に進学し,現在は同大学院の修士課程にて学ぶ学生です。

この 6月に愛知県内にある業界最大手の自動車部品メーカーの技術職として就職の内定をいただいたと連絡をくれた際,本日の講演を依頼し,彼は二つ返事で快諾してくれました。

私の提唱する “知の継承” を理解し,現在もこうやって様々な形で協力してくれることが非常に嬉しいです。

 

 

中学生対象の講演の後は,高3生の集団指導コース16名と高1生・高2生の数名が彼の話に聞き入りました。

彼の講演と並び,私からも彼が受験生の頃にどのような姿勢で学習に臨んでいたか等の話も交え,数名との質疑応答もありました。

今年度の高3生は在籍の半数近くが名古屋大を受験しますから,そのメンバーは特に興味津々の様子でした。

 

 

講演の後は個別に質問する生徒や彼に握手を求める生徒の姿がありました。

彼はその一人ひとりに対して「頑張ってね」と優しく声をかけ,握手にも応じていました。なんとも微笑ましい光景に,私も嬉しくなりました。

 

 

彼は中1生から高3生の大学受験終了まで,私が直接英語を指導した教え子です。

 

中学生の頃から成績は非常に優秀で,英語はセンター試験本番でも 9割を超えました (186点)。

理系科目は言わずもがなで,各科ともセンター試験は 9割 (IA が96点,IIB が95点,化学が94点など) を超え,二次も好成績 (開示データ) を残し,ほぼ合格最高点にて合格を勝ち取りました。

 

私は当時から彼らに対して “小手先の指導” は一切しておりませんでしたし,当時からも「お手軽なものに頼ってはいけない」「ギリギリを狙うのではない」ということを繰り返し伝えていました。

彼はそれを素直に実践してくれる生徒でしたし,何よりコツコツと努力ができるという点で私は彼を高く評価しています。

 

高校卒業後も折を見て食事へ行ったりと交流が続いており,私が特に可愛がっている教え子の一人です。

余談ですが,就職の内定した企業は第一志望で,その面接には私がプレゼントしたネクタイを締めて臨んだとのことです。いやあ,可愛い教え子です。