進研模試《2015年11月実施分・続編》

2015.12.10_for blog_001

 

先日のブログに続き,進研模試結果の続編です。

 

まずは高1生。高2生に負けじとなかなかの結果を残しています。

7月実施の進研模試の数学で85点 (全国偏差値は74.2),今回は86点 (全国偏差値は73.6)。なお,これは岐阜高や岐阜北高ではなく,長良高の生徒が残した結果です。

 

校内では当然連続して 1位で,県内でも100位台。定期テストでは90点台後半は当然で,満点をとってくることもあります (もちろん過去問や予想問題なし)。

この生徒は以前のブログでも紹介したことがありますが,彼は『赤チャート』をこよなく愛し,それを楽しそうに自習室で取り組み頻繁に質問してくれます。

結果もある程度順調に出ていますし,目標を持って取り組んでくれていますから私も静観しているといった感じです。これからも,より突き抜けるべく頑張ってほしいです。

 

続いて写真の生徒 (高2生・理系) も,これまでの 4回の進研模試で英語・数学・国語の 3科全国偏差値において平均して 73.5 という結果を残していますが,理科・社会も頑張っています。

在籍する岐阜高でもほぼ毎回上位です。日頃から努力を積み重ねて頑張っていますし,科目を問わず質問も頻繁にしてくれます。まさに,出るべくして出た結果と言えます。

もちろん,これまでのブログでも散々述べてきたように,過去問や予想問題の類を駆使して残した結果ではなく,環境をうまく使い熟した生徒の頑張りによる結果です。

 

以前のブログでも紹介したように,当塾の集団指導コースの高2生は文系は全員,理系は 3名が日本史選択です。

現在は特講でのみ授業を行なっており,日頃は山川出版社の『書きこみ教科書』に取り組ませてコツコツと基礎をつくらせています。

なお,現高3生のセンター試験当日 (2016年 1月16日) からは授業を毎週実施に切り替え,7月には現代史まで完了するカリキュラムで指導します。

 

私も理系の日本史選択でしたが,教科書と用語集を用いてしっかり学んでおけば,自身の経験からもセンター試験の問題レベルであれば容易に正解できると思います。

と言うより,奇を衒った問題集や参考書の類は不要です。どの科目にも共通していることですが,まずは基礎をしっかりと固め,以降は “偏りのない精選された問題集” に取り組みます。

物理で言えば数研出版の『重要問題集』または『リードα』を一通り熟して,河合出版の『良問の風』,『名問の森』といった問題集に取り組む。これに尽きます。

基礎が固まっていない状態で『良問の風』はまだしも『名問の森』に取り組むのは明らかに無謀でしょう。

 

繰り返しになりますが,本格的な受験対策に入るまでにいかに基礎を固めることができるか。私たちはとにかくこれを追求し,塾生たちに徹底させることに力を注ぎます。

だからこそ私たちは安易に過去問を与えない,予想問題に頼らせない。その場凌ぎ,または急場凌ぎを繰り返したところで長い目で見た学力が身につかないことを知ってるからです。

 

進研模試《2015年11月実施分》

2015.12.05_for blog_001

 

進研模試結果が返却され,当塾の生徒たちから続々と好結果が寄せられています。

まだ集計中の段階ですから,今回のブログでは現時点で “光る結果” を残してくれている生徒を紹介したいと思います。

 

写真の結果帳票の生徒 (高2生・文系) は,これまでの 4回の進研模試で英語・数学・国語の 3科全国偏差値においても平均して 72.8 という結果を残していますが,理科・社会も頑張っています。

センターで使用する理科基礎の全国偏差値が 87.1,社会科のメイン科目である日本史の偏差値が 79.3。順調に学習が進んでいる表れですし,なかなかの結果に感心しています。

もちろん,過去問や予想問題の類を駆使して残した結果ではなく,生徒自身の努力の積み重ねによって残した結果です。

彼女はどの科目も万遍なく頑張っていますし,質問も頻繁にしてくれます。これは,与えられた環境をうまく使い熟したうえでの本人の努力の賜物なのです。

 

それと,提出の際に印象的だったのが「慢心することなく次に向かいます」と言ってくれたこと。

模試の結果に一喜一憂することなく,結果が良かろうと悪かろうと『夢の実現に向けた通過点』と捉え,継続して頑張ることの重要性を理解してくれています。

 

所詮,模試は模試に過ぎません。

運よく得点できたという設問もあるでしょうし,予想問題等のお膳立てで “武装” してくる受験生の存在もあることから,偏差値がばらつくことは仕方のないことです。

あくまで模試は本番に向けての練習の位置づけですから,受験後は復習をしっかりと行ない,解き切れなかったものや理解が不足していたものの補填に使用するのがあるべき姿と言えます。

 

進路探究塾 Mirai の高校生集団指導コースは全科指導。英語・数学・国語だけでなく,理系の化学・物理・生物はもちろん,文系の化学基礎・生物基礎も授業を実施しております。

社会科は長期休暇の特講で実施するのみですが,『解決!センター』シリーズ等の教材を指定して日頃からコツコツと学習を積み,質問をするようよう指示しています。

どの生徒も非常に順調に学習を進めてくれていますから,私たちは進捗状況をある程度確認するにとどめています。

 

模試の前にチョロチョロっと対策を施して獲得した得点は虚像に過ぎません。

入試本番に向けて,じっくり時間をかけてすべきことを淡々と熟す。これが進路探究塾 Mirai の考える “あるべき姿” です。

 

中学生の頑張り《後期中間テスト・続編》

2015.12.04_for blog_001

 

中学生は後期中間テスト後に職場体験学習があったり,宿泊研修があったりで中学校によっては返却が遅れていたため,テスト結果がようやく出揃いました。

今回は,以前のブログでも取り上げようとしていた中2生の頑張りについて綴りたいと思います。

 

入塾前と入塾後の最新の定期テスト 5科得点 (後期中間テスト) を比較して,10点以上得点を向上させた生徒は以下の通りです。

 

・T くん (緑陽中) 136点 → 261点 ( + 125点 )

・F さん (那加中) 332点 → 391点 ( + 59点 )

・K くん (稲羽中) 403点 → 451点 ( + 48点 )

・K さん (中央中) 280点 → 327点 ( + 47点 )

・Y さん (稲羽中) 422点 → 451点 ( + 29点 )

・F くん (那加中) 390点 → 406点 ( + 16点 )

・S さん (稲羽中) 399点 → 412点 ( + 13点 )

・T さん (蘇原中) 374点 → 386点 ( + 12点 )

・T さん (桜丘中) 421点 → 432点 ( + 11点 )

 

緑陽中の T くんと蘇原中の T さん以外は 3月の入塾ですので中1生の学年末との比較,T くんは 7月入塾ですので中2生の前期中間,T さんは 9月入塾ですので前期期末との比較です。

上記で中2生の在籍は過半数となりますから,高2生と同様に「成績の上がっている生徒が多い」ことが数値に表れています。

なお,後期中間テストにおける中2生の在籍生平均点は 404.5点でしたが,どの生徒も入塾後にテスト前でなくとも学習する習慣がつきましたから,今後はまだまだ上がると見ております。

 

入塾前の生徒たちの得点結果を見てもわかるように,当塾は定期テストの得点が芳しくないからという理由で入塾をお断りすることはありません。

何より定期テストでは “真の実力” を推し量ることができませんし,得点が取れているからといって実力があるとも言い切れないからです。

定期テストは学習習慣がきっちりと固まれば得点を上げることは容易です。私たちは確たる学習習慣を身につけたうえで,定期テストでも得点できる力を養うことを大切にしております。

 

これまでのブログでもたびたび取り上げているように,当塾は定期テストの過去問や予想問題などの “お膳立て” を一切行なっておりません。

「過去問や予想問題がヒットしたから高得点が取れた」というのでは,出題傾向が大きく変わった際に対応できなくなる可能性があります。

以前のブログでも触れたように,出題傾向が変わることは入試においても往々にしてありますからね。だからこそ,変な予想に頼らさせずに “やり切る” 訓練を積んでおくことが重要なのです。

 

大学受験までの学びは,夢をかなえるための,または夢のスタート地点に立つための準備と捉え,手を抜いたり安易な近道を模索したりせずに懸命の努力をすることが重要です。

進路探究塾 Mirai は授業指導や質問受付対応,将来設計指導,そして生徒ならびに保護者様との日々のやり取りを通じてそのサポートを行なう塾なのです。

 

成績の上がっている生徒が多い

2015.12.01_for blog_001

 

本日で開塾から 9ヶ月が経ちました。

3月の開塾から,これまでに多くの生徒たちが当塾の仲間となってくれました。そして,多くの方のお支えがあったおかげで,9ヶ月を迎えることができました。本当にありがとうございます。

 

進路探究塾 Mirai は,例えば中学生に対する定期テストや高校生に対する各種模試など,眼前の各種試験の得点獲得のための指導を行なう塾ではありません。

私たちは子どもたちの将来を見据え,各種試験や入試さえも通過点と捉え,長い目で見た学力を身につけた結果としての成績向上,および子どもたちの夢のサポートを行なう塾です。

 

とは言ってもやはり塾ですから,目に見える形で成績が向上してこそ塾としての価値があります。

いくら将来を見据えた指導をしていると言っても,成績が下降し続けていたり,やる気もなくただ通塾しているだけでは成績が向上するはずもありません。

やはり,保護者の方の多くはお子さまの成績向上や志望校合格などを期待して塾に預けます。

私も中2生の娘と小5生の息子がおりますが,元気に,そして楽しく学んでほしいという願いがあるとともに,成績向上を果たしてもらいたいという願いをもって塾に預けています。

 

以前のブログでも紹介したように,私の子どもたちは長く通っていた塾から,自宅近くの個人塾 (集団指導形態) に移りました。

娘は塾を移ってから半年で定期テストや学校の実力テストで自己ベストを更新するなど,目に見える形での成績向上を果たしました。以前の塾は子どもたちには合っていなかったと言えます。

何より楽しく前向きに通塾してくれていること,自宅でも頑張るようになったことが嬉しいですし,息子も楽しく通ってくれていますから,親として塾を移して本当に良かったと考えております。

 

今回のブログでは,当塾の生徒たちが入塾以来どの程度の成績向上を果たしているかをまとめてみました。

中3生および高3生の受験生は頑張っていますので成績向上を果たすのは当然と言えば当然ですから,入塾前と入塾後の比較ができて,かつ受験学年ではない中2生と高2生を取り上げます。

両方だと長くなりそうなので,今回は高2生たちの頑張りを紹介することにします。中2生は後期中間テストの結果がもう少しで全員分揃いますから,後日のブログで紹介させていただきます。

 

当塾の高校生集団指導コースは数学の授業が週に 2回あり,片方は集団指導でひたすらセンター対策,もう片方は個別指導で学校の先行および二次対策を行なっています。

高2生と高3生は 3月からこの形態を継続しており,高1生は12月よりこの形態になります。

以下は高2生の進研模試の数学の全国偏差値の数値です。入塾前の2015年 1月実施分の結果と,入塾後の2015年 7月実施分の結果を比較します。

 

・S くん (長良高) 59.0 → 68.2  ( + 9.2 )

・N さん (岐阜北高) 57.0 → 66.1 ( + 9.1 )

・T さん (岐阜高) 58.5 → 66.1 ( + 7.6 )

・F くん (岐阜高) 70.0 → 76.8 ( + 6.8 )

・Y さん (加納高) 55.0 → 61.1 ( + 6.1 )

・Y くん (長良高) 60.5 → 65.1 ( + 4.6 )

・K さん (岐阜高) 68.5 → 72.2 ( + 3.7 )

・O さん (岐山高) 58.5 → 60.6 ( + 2.1 )

 

当塾の高校生集団指導コースは定員が16名で,現状高2生の受講生数は15名ですから上記 8名で過半数。

「成績の上がっている生徒が多い」ということの数値的証明がなされていますし,同時に「成績上位生が多い」ことも数値に表れています。

上記の他にも 70.5 → 67.2 とか,68.5 → 68.2 といった推移の生徒もおりますが,特にこの 2名は頑張っていますから間もなく返却となる11月分では偏差値を向上させてくるはずです。

 

これまでのブログでも繰り返しお伝えしている通り,当塾では進研模試の対策授業などは一切行なっておりませんし,予想問題プリントなども一切配布しておりません。

そんな “お膳立て” を使って結果を残したところで長い目で見れば意味のないことですし,ただの自己満足で終わるだけです。さらには生徒の成長も阻害する結果となります。

また,過去問には学校の週末課題などで取り組んでいるようですが,どの生徒もそれらに熱心に取り組んでいるようには見受けられません。

 

なお,当塾の高2生の数学の平均点は 65.1点で,これは岐阜高の数学の平均点である 65.4点に匹敵します。岐阜高の生徒だけでなくともこの結果,彼らはなかなか頑張っていますね。

全国平均点は受験者数が460,734名で 34.2点ですから,当塾の塾生たちの平均点である 65.1点を全国偏差値で表すと 65.6 ということになります。

 

ここで注目したいのは,いわゆる高校の序列通りになっていないということです (もちろん,高校ごとに全科や各科の校内平均点を並べるとほぼ序列通りになります)。

当塾の高2生は岐阜高に通う生徒ばかりではありませんが,長良高に通っている生徒でも岐阜高に当てはめるとまあまあの順位になるというケースがあるということです。

高校に入れば中学生の頃の定期テスト得点や評定がどうだったとか,まして岐阜新聞テストの順位など全く関係なくなります。

 

つまり,中学生の頃の順位や数値結果が高校生になっても担保されるわけではなく,トップ高に進学しても努力を怠れば校内はおろか県内や全国でも順位は下がり続けるのです。

ですから,ランクを下げて高校に入学すれば上位でいられるなどという話はまやかしに過ぎません。もちろん,全てのケースでこれが当てはまるわけではありませんが。

 

当塾の生徒たちは日々の努力の積み重ねで模試に臨んでいます。これがあるべき姿だと考えますし,センター試験を含む入試も基本的には同じスタンスでなければならないのです。

傾向が少し変わってしまったから得点できなかったとか,“お膳立て” の予想が外れたから得点できなかったというのでは真の実力がついているとは言えません。

 

最後に,当塾の指導の結果として彼らが成績向上を果たしているのではなく,彼らが与えられた環境をうまく使い熟して成績向上を果たしているということを強調したいと思います。

日頃の授業はもちろんのこと,質問受付自習室,彼らがこれらをうまく使い熟していることに加え,確たる目標を持って取り組んでいるからこそ結果が出るのです。

私には彼らが結果を出すことでもってそれを体現してくれていることが何より嬉しいですし,将来,その頑張りが彼らの人生において役に立つということは言うまでもないことです。

“お膳立て” にどっぷり漬かって考えることをやめ,それらに頼らないことには結果を残せないようでは将来が思いやられますからね。

 

中学生の頑張り《後期中間テスト》

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明日は中央中・鵜沼中・那加中の後期中間テスト実施日です。中学生用の自習室には黙々と自分たちのすべきことに取り組む多くの中学生の姿が見られました。

自習室には教員が 1名入り,科目を問わず各種質問を受け付けました。明日はどの生徒も頑張ってきた成果を発揮してくれることでしょう。

 

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先週にテストが終わった蘇原中・稲羽中・桜丘中の生徒たちから続々と好結果が寄せられています。

写真は100点の 2枚の答案。この後期中間テストは当塾が開塾して 3回目の定期テストですが,毎回いろいろな科目で100点満点達成者が出ています。

数学は稲羽中の中2生のもので平均点は60点くらい,国語は桜丘中の中3生のもので平均点は70点くらいとのことです (個人情報のため名前は消し込んであります)。

 

平均点がどうあれ,定期テストで100点満点を取ることは決して簡単なことではありませんから,素直にすごいなあと思います。

これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,当塾は日頃から定期テストを意識した指導を行なっていないばかりか,直前期であっても過去問や予想問題等を行なうことは一切ありません。

ですから,当塾の塾生たちの定期テスト結果は,学校の授業をしっかりと聞く,宿題を熟す,日頃からコツコツと頑張るなどした彼らの頑張りの成果と言えます。

 

本日,稲羽中の中2生の結果が出揃いました。

当塾には稲羽中の中2生が 4名在籍しており,その 4名の平均点は 5科が429.0点,英語が88.0点,同じく数学が89.0点で,5科合計で450点超えは 2名 (全員が400点超え) という結果でした。

学校平均点はまだ正式なものが公表されておりませんから何とも言えませんが,過去問や予想問題に頼らなくとも結果は残せるということを証明してくれているようで嬉しくなりました。

 

同じく中2生の話題になりますが,桜丘中の中2生が合計点で大幅アップを達成しました。

前期期末テストでは377点だった合計点が今回は432点に達し,55点のアップと自己ベスト更新を達成してくれました。本人も保護者の方も大変喜んでおられ,私たちも非常に嬉しかったです。

ただ,忘れてはならないのが,この生徒も過去問や予想問題といったお膳立て等の “特別な何か” に取り組んで捻り出した結果ということではありません。

前回の悔しさを晴らすべく今回は早めから取り組んでいましたし,授業のない日も自習室にやって来たりと日々コツコツと頑張ってきた成果です。

 

もう 1名,中2生で 7月の入塾時から点数を大幅にアップさせた生徒がいます。

入塾前の定期テスト (前期中間テスト) は数学が 8点と非常に苦戦していましたが,入塾から 2ヶ月後の前期期末テストでは45点,今回の後期中間テストでは83点と着々と力をつけています。

難しい単元に続々と入っているにもかかわらずの得点向上。やればできるということを身をもって実感して何事にも意欲的になってきましたし,何より表情が良くなってきています。

 

目標を持ち,コツコツと取り組めば,過去問や予想問題といったお膳立てがなくとも,こういった得点向上をはじめ好成績をキープすることは十分に可能です。

当塾は定期テストの点数が不振だからという理由で入塾をお断りすることはありませんが,子どもたちには『愉しんで学ぶ』ことを求めています。

進路探究塾 Mirai は安易な近道を教える塾ではなく,学ぶことの愉しさや意義を指導し,夢を持って頑張れる子どもたちをサポートする塾なのです。

 

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高校生はいつもながらの雰囲気で自習に臨んでいます。一応,どの生徒も定期テストは近いのですが,彼らは日頃からこんな感じですから,定期テストはあまり関係ないのかもしれません。

とは言え,本日は高校生用に用意した28席が埋まるほどの大盛況でした。

 

先を見据えて

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以前のブログでも紹介しましたが,当塾では高2生の理系の地理や文系の公民科目 (倫理政経または現代社会) の社会科の学習を,ある程度本人たちに任せる形で学習を進めさせています。

 

Z会出版の『解決!センター』シリーズを来年の 4月までに 2周。

開始から約 1ヶ月が経過し,教員に質問している姿や用語集または地図帳・資料集を広げて学習を進める姿を目にして嬉しく思っています。

どの生徒も順調にやり進めてくれていますから,早い段階で仕上げてくると確信しています。

 

質問をしている写真の生徒 (岐阜北高・理系) の志望先の社会科の配点はセンターと二次を併せて 1000点のうちのわずか 50点に過ぎませんから,その比率はたったの 5% ということになります。

このわずか 5%分,センターだけで見ても 11.1% 分のために,写真の生徒も学校の課題や当塾の課題を熟しつつ,時間を見つけては社会科の学習に取り組んでいるのです。

案の定,高校で友人から「配点が低い科目だし,理系科目が先なのでは」などと言われたようです。

そういう意見もあるでしょうが,その理系科目が佳境に差し掛かる高3生の夏以降に多くの学習時間を充てていくための,これは “先手” なのです。

 

志望先の配点や科目を把握したうえで計画的に学習を進めていく。

大学受験は高校受験のように甘くありませんから,「高3生から」では手遅れになる可能性が大きいのです。

 

定期テスト前の高校生の様子

 

高校生が前期期末テスト直前ということもあり,13時30分を過ぎると生徒たちが続々と自習室にやって来ました。

加納高・岐山高・長良高が24日 (木) から,岐阜高・岐阜北高が25日 (金) から開始ということで,どの生徒も気合いが漲っている様子が伝わってきました。

 

15時の時点で17名。彼らは夕食を持参し,本日も多くの生徒が23時頃まで取り組みます。

皆,黙々と自身の課題と向き合い,筆記具を走らせています。

ここに来ればダラダラと過ごしてしまうことはありませんし,飲食をしながら,または携帯電話に触れながら学習などという非効率極まりない学習姿勢になるということもありません。

 

  

 

19時30分を過ぎると27席が埋まりました。各務原市の生徒が大半ですが,この中には岐阜市から通塾してくれている生徒も 3名おります。

この時間帯からは,高校生に物理・数学を指導する教員と化学・数学を指導する教員の計 2名が質問受付対応にあたりました。私も英語科の質問を数名から受けました。

中学生の授業が終わる22時以降は国語科の教員と生物・数学を指導する教員も自習室に入り,総勢 4名の教員で質問受付にあたりました。

 

ここからは当塾の高校生指導の考え方を紹介します。

 

当塾の高校生集団指導コースでは映像による授業は導入しておらず,どの科目も対面教育による指導であることはたびたび紹介してきました。

また,授業で扱うのは大学入試につながる内容と大学進学後にも活きる発展的内容のみで,授業内では定期テスト対策指導を一切行なっておりません。

彼らは基本的に一般入試で大学入試に臨みますから,定期テストに向けた対策は自分でする。これが当塾の確たる信念であり,今後も絶対に変えるつもりはありません。

誤解のないように申し上げておくと,私たちは定期テストを軽視しているわけではありません。定期テストは長い目で見た受験対策の一環と位置付けていますから,各種質問は受け付けます。

 

以前のブログ『高校生の頑張り』や『やり抜く姿勢』でも申し上げましたが,定期テストはもちろん各種模試においても過去問や予想問題などといった “お膳立て” の類も配布しません。

“その場凌ぎの場当たり的な対策” を繰り返したところで,真の意味での学力向上は実現できないからです。

 

高校生の定期テスト前に,『勉強会』などと称して生徒たちに集まってもらうことも私は間違っていると考えております。

定期テストに向けては早い段階から準備を進めるとともに,テスト前は自らの意志で自習室に来て学習に臨むくらいの気概がなければ大学受験は勝てません。

当塾に通っている高校生は進学校の生徒ばかりですし,彼らは私のこの考えを理解して,かつ納得したうえで学習に臨んでくれているのです。

 

大学生になっても過去問を欲しがる学生がいます。あれば便利ということは否定しないものの,効率性を追求してのことか,学ぶ意欲が低いからそうなるのか。

きっと中高生の頃に “お膳立て漬け” で学んできたのでしょうね。これは単なる甘えであると同時に,高校または大学に合格しさえすればよいという “無責任な指導” の顛末であると言えます。

悲しいことですが,楽をして切り抜けることに味を占めたこのような学生が,社会に出て以降うまくいくと私には到底思えません。

 

  

 

本日,特に気合いの感じられた 3名。順に,岐阜高・加納高・長良高に通う高3生です。

高2生・高1生も負けじと頑張っていますが,やはり高3生は学習の進め方を知っているというか,オーラが違います。

 

入塾から着々と

 

先日のブログ『中学生の頑張り』に引き続き,今回は入塾時から大幅に定期テスト得点を向上させた生徒を紹介したいと思います。

 

まずは稲羽中に通う当塾の中3生。

入塾時の聞き取りでは 5科の合計点が285点でしたが,前回の前期中間テストでは329点,今回の前期期末テストでは361点にまで伸ばしました。

着々と得点を伸ばしており,11月の後期中間テストではより大きな目標を掲げて今日も頑張っています。

 

続きまして、先日のブログでも紹介した同じく稲羽中に通う中2生。

入塾時の聞き取りでは 5科の合計点が403点でしたが,前回の前期中間テストでは444点,今回の前期期末テストでは463点にまで伸ばしました。

 

特に大きな向上が見られる生徒はこの 2名となりますが,他にも入塾時と比較して大幅に得点を向上させた生徒がいます。

いずれの生徒も過去問や予想問題を用いて獲得した得点ではなく,学習の進め方や姿勢が変化したことによって得点力を向上させているというのがポイントです。

以前のブログでも紹介したように,長い目で見ればどちらの方法で得点力を向上させた方がよいかは明白です。

“与えられたもの” で楽に成功を掴みたいという気持ちがあるうちは,輝かしい成功や本当の意味での達成感は得られないのです。

 

当塾は定期テスト得点で入塾をお断りすることはありません。

仮に結果が出ていなくとも,現状を変えたいと心から願い,目標に向かっていく気持ちがあれば,当塾で頑張ることによって大きな成果を生み出すことは十二分に可能です。

 

中学生の頑張り 《前期期末テスト》

 

中学生の前期期末テスト結果が徐々に判明してきました。

全員の結果が集約しきれていない中ではありますが,今回のブログでは現時点での状況をお伝えします。

 

中3生のトップは476点 (桜丘中) で前期中間テストよりも 2点ダウンしたものの,理科で100点を取れたことと,同じ中学校で競い合っている友人に勝つことができたと喜んでいました。

難易度が上がって平均点が下がったのか,さらには彼女の学校内順位も知る由もありませんが,定期テストの学習だけに限らずいつも本当によく頑張っていると思います。

これまでのブログでもたびたび取り上げているように,当塾では定期テストの過去問や予想問題の類を行なっておりませんから,非常に価値のある結果だと言えます。

 

中2生のトップは463点 (稲羽中) で,前回よりも19点アップを果たしました。入塾時の定期テストの得点聞き取りでは403点でしたから,これと比較すると実に60点ものアップを果たしています。

稲羽中の中2生の英語の平均点が70点くらいだったと聞きました。上記した生徒の英語の得点は92点。

当塾には同じ稲羽中の中2生は彼の他に 4名おり,英語の得点はそれぞれ96点・94点・88点・78点でした。平均すると89.6点。皆,頑張っていると思います。

 

中1生のトップは454点 (蘇原中) で,前回よりも 4点アップを果たしました。この夏は昼間にも自習室に来るなど積極的に取り組んでいた成果を発揮してくれました。

科目数が増える,テスト範囲が広い,さらには小学生気分が抜けていないこともあってか,中1生の前期期末テストというのは概ね得点が下降するものです。

当塾の中1生も例外なく,上記の生徒ともう 2名を除き前期中間テストと比較して残念ながら下降してしまいました。

昨日の私の授業の冒頭で,次の後期中間テストに向け,テスト前だけに限らず日頃の学習が何より重要であることと,目標を持って取り組むことの重要性を改めて伝えました。

 

指定された教科書の範囲を暗記すべきものは暗記してきちんと理解することと,学校のワークおよび授業ノートの振り返りをしておけば,定期テストはある程度の得点には達します。

入試に向けた “徹底力” を養う場が定期テストであると私たちは考えておりますから,当塾が定期テストに特化した対策指導をしていないのはそのためです。

 

すぐ役立つことは,すぐ役立たなくなる』のブログでも申し上げましたが,私たちは過去問や予想問題に大量に取り組んで得られた定期テストの得点に価値を見出すことはありません。

 

中学生でもセンター試験

 

これまでのブログでも何度か取り上げたことのある,当塾の個別指導専科コースで学んでいる中3生。

授業が進みすぎているということもあって,土曜日の授業の際にセンター形式の数学 IA の問題を解いてもらいました。

 

題材は Z会出版の昨年度の『センター試験予想問題パック』で,今春私大文系に進学した教え子が使用しなかったのでと提供してもらったものです。

ざっと問題を見る限り,センター試験直前の難関大を受験する高3生なら85%から95%の得点率になるであろうというレベル設定です。

 

センター試験を想定したマーク形式での数学演習は今回が初めてでした。

にもかかわらず得点率は78%に達し,現時点でも数学 IA に関しては大学受験に挑むのに遜色ないレベルに到達できていると証明してみせました。

今回はマークミスなどもありましたから,来年 1月には実施直後の本試にも取り組んでもらって,更なる検証をしていきたいと考えております。

 

段階を踏んだ学習を進めていけば,中学生でもセンター試験の問題を解くことは可能です。

もちろん,何のためにこれを実践しているのかといえば,二次力も含めた “揺るぎない学力” を身につたうえで将来の夢に向かわせるためです。