塾長ブログ


進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。

公立高入試の得点開示《2023年》

 

現在,公立高入試の得点開示期間中であることから,新高1生 (当塾11期生) の諸君から続々と入試結果が寄せられています。

 

先日のブログでもお伝えしたように,今春は当塾から岐阜高に 5名,岐阜北高に 2名,加納高に 1名,岐山高に 1名,長良高に 2名の計11名が合格しました。

今回のブログは,直近 3か年で公立高入試において 5科合計で高得点を獲得した当塾の塾生たち上位10名を紹介します (合計点の降順・聞き取り数は24名分)。

 

[ 1位] 5科計 489点 (国語と数学が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 2位] 5科計 485点 (英語と理科が100点)《中央中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 3位] 5科計 483点 (数学と理科が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 4位] 5科計 473点 (英語と社会が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 4位] 5科計 473点 (数学が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜北高に合格

[ 6位] 5科計 472点 (理科が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 7位] 5科計 470点 (英語が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜北高に合格

[ 8位] 5科計 469点 (理科が100点)《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[ 9位] 5科計 467点《蘇原中出身》 ※ 岐阜高に合格

[10位] 5科計 465点 (英語が100点)《鵜沼中出身》 ※ 岐阜高に合格

 

上記の得点はいずれも自己採点結果ではなく,高校より開示されたオフィシャルな結果です。

昨年のブログでも申し上げたように,5科合計点が460点を超えてくると何らかの科目で100点がある感じですね。

 

 

当塾は 1学年10名程度の小さな塾ですが,塾生たちが高校合格を小さな通過点と捉えることができているからこそ,上記のような素晴らしい結果を収めてくる塾生が多いのだと思います。

なお,489点を獲得したのは小4生の終わりから当塾で学んでいる新高1生で,今春の岐阜県の公立高入試は例年よりも難しかったようですから非常に素晴らしい結果と言えます。

 

彼は岐高に入学した今も当塾で頑張っており,彼には大きな夢がありますから,その夢の実現に向けて引き続き共に頑張っていこうと思います。

 

海外大へ進学 !(Arkansas State Univ.)

 

彼女は当塾に在籍する高3生 (岐阜北高) で,アメリカ合衆国にあるアーカンソー州立大学への進学が決まりました。

 

高2生の秋までは都内の大学への進学を検討していたものの,その年の冬に彼女から海外大を目指したいという申し出を受け,以降は英語を軸に個別指導へ切り替えて授業を行なってきました。

留学ではなく進学ですから英語は TOEFL のスコアが必要となるわけですが,TOEFL は国内大学の受験英語とは比にならない難易度のため,語彙の指導から見直す必要がありました。

 

私は英語科を指導する立場として自己研鑽の目的で TOEFL iBT を中心にこれまでに何度も受験してきましたから,その経験が彼女の指導に活用できたことは言うまでもありません。

ご存知の方も多いと思いますが,日本では一般的な英検や TOEIC は,こと海外大へ進学となると何の役にも立たないというのが実態です。

 

 

彼女は当塾から海外大へ進学する最初の生徒ということになりましたが,今後もおそらく彼女のように当塾から国内を経ずに直接海外大へというケースが出てくると思います。

当塾はこれからも,塾生諸君が志す多彩な進路をサポートできる塾でありたいと考えています。

 

昼の自習室

 

4月に入って春休みも終盤に差し掛かり,子どもたちの新学年のスタートが目前となっています。

 

当塾は春休みや夏休みなど長期休暇中,平日は13時30分を過ぎると中学生と高校生を中心に塾生たちが自習室へ姿を見せ始めます。

昼から自習室へ来る塾生で19時30分から授業がある場合,夕刻でいったん帰宅してまた出直してくる塾生もいれば,お弁当を持参してそのまま授業を受ける塾生もいます。

 

この春休みは新中1生や新高1生の姿もあり,彼らを見て新学年へ向けた気合いが漲っているなあとしみじみ感じたことと,自らの意志で自習室へ来てくれていることが何より嬉しいです。

特に中央中・蘇原中・桜丘中へ進学する新中1生の 6名,新高1生では岐阜高・岐阜北高・鶯谷高・岐阜東高へ進学する新高1生の 7名は,自習室で頑張っている姿を何度も見かけました。

 

彼らが確たる目標を持ち,それに向かって走り続けることができるようサポートしていきたいと思います。

 

教え子との再会 Vol. 032

 

先日,古い教え子が久しぶりに元気な姿を見せてくれて,3時間ほど話し込みました。

 

彼女は中1生だった頃から高校卒業まで私が指導した教え子で,現在は岐阜県内の大規模病院 (民間) にて勤務する医師です。

当時から頑張り屋さんでしたし,非常に礼儀正しく,人間的にも素晴らしい模範的な存在でしたが,医師となった現在も当時と変わらない気配りや細かな所作が垣間見れて感心しました。

 

以前のブログでもお伝えしたように,教え子たちが立派になっていくのを目の当たりにできることがこの仕事の醍醐味ですし,社会へ出てからも会いに来てくれるのが本当にありがたいです。

当塾から昨春は 1名,今春は 2名が医学部医学科へ進みましたが,彼らにも将来は彼女のような素敵な医師になってほしいと心から願います。

 

校舎ごとの合格者数

 

毎年この時期になると各塾が高校や大学の合格者数をチラシ等で公開し,その数を誇示する光景が見られます。

 

例えば岐阜高に80名の合格者がいる全県展開の大手塾があるとして,その塾が岐阜学区内に20校舎を展開しているとすれば,1校舎あたりの合格者数は 4名ということになります。

1校舎あたり 4名だと当塾の合格者数より少ないわけですが,全県展開の塾だと大垣や関,美濃加茂といった学区外でも岐阜高の受験を勧めるケースもありますから,実際は 4名を下回る計算です。

 

実際にお子さまが通うのは 1つの校舎なのですから,保護者が知りたいのはお子さまが通っている校舎,または通うことになる校舎から何名の合格者がいるかということです。

ですから,いくつもの校舎を展開する大手塾は恣意的な合算ではなく,校舎ごとの合格者数を公表するべきではないかと思うのです。

 

大手塾が公表する合格者数は学区内 (岐阜県内) 全校舎の合計であったり,例えば各務原市内の 3校舎の合計であったりと基準がまちまちです。

1つの組織の中で,片や校舎ごと,近隣数校舎の合算,片や全塾といったように基準がバラバラだと,何か意味があるのではないかと勘繰ってしまいますからね。

 

大手塾は大手塾らしく,あらゆる面で堂々としていてほしいものです。

 

通知表《中学生》

 

中学生の後期 (学年) 通知表結果が揃いましたので,ブログにて紹介させていただきます。

 

当塾の中学部は 1学年の在籍数が10名程度の小所帯ではありますが,昨年のブログでも紹介した通り,多くの塾生が通知表においてもなかなかの結果を残してきます。

以下は,学年評定で 9科計42以上の結果を残した塾生たちです。

 

[ 1位] 9科計 45  ( 5科計 25)《蘇原中・中3生》 ※ 岐阜北高に合格

[ 2位] 9科計 44  ( 5科計 25)《稲羽中・中1生》

[ 3位] 9科計 43  ( 5科計 25)《蘇原中・中3生》 ※ 岐阜高に合格

[ 3位] 9科計 43  ( 5科計 25)《蘇原中・中3生》 ※ 岐阜高に合格

[ 3位] 9科計 43  ( 5科計 25)《蘇原中・中3生》 ※ 岐阜高に合格

[ 3位] 9科計 43  ( 5科計 23)《中央中・中2生》

[ 7位] 9科計 42  ( 5科計 25)《桜丘中・中2生》

 

上記からも一目瞭然ですが,岐阜高や岐阜北高に合格するには通知表の 9科計で40超というのは一つの目安になると思います。

ただ,3ヶ年の 9科計の平均が36に満たなかったものの岐阜高の合格を勝ち取ってくる塾生もいましたので,9科計で40超という結果は “望ましい数値” に過ぎないのかもしれません。

 

これまでのブログでも何度かお伝えしたように,当塾は開塾からの公立高最多合格先が岐阜高 (次が岐阜北高) であり,今春の入試結果も例年に倣う形で落ち着きました。

当塾は市中に溢れる高校受験対策指導が主体の塾とは一線を画しておりますが,大学受験やその先を見据えて学んでいる中学生が多いからこそこのような結果となっているのだと思います。

 

当塾はこれからも『高校合格はゴールではなく,夢への通過点』と位置付け,子どもたちの成長をサポートしていきたいと思います。

 

個別指導専科コースのご案内

 

当塾は集団指導を基幹指導形態と位置付けておりますが,個別指導コースも開講しています。

 

当塾の個別指導専科コースは中1生から高3生を対象に指導を行なっており,指導形態は市中の個別指導塾でよく見られる 2 : 1 や 3 : 1 ではなく,完全 1 : 1 のプライベートレッスンです。

旧帝大や医学部医学科を志望する私立中高一貫校在籍の中1生から高3生と,東大・京大または国公立大医学部医学科を志望する公立校在籍の高2生・高3生が受講対象です。

 

開塾からの 8年で,当塾の個別指導専科コースから東大京大国公立大医学部医学科の現役合格者がおり,次々と夢を形にして当塾から巣立っていきました。

 

 

1 : 1 のプライベートレッスンであることを活かし,各科とも例えば高1生までに高校履修内容を完結させるハイペース指導であったり,難関大合格に向けてカギとなる添削指導を充実させています。

 

ハイペース指導は英語科と数学科,理科の各科 (化学・物理・生物) で実施しており,これまでも当塾の個別指導専科コースで学んだ多くの卒塾生がこれをうまく活用してきました。

録画による映像授業ではなく対面指導であることからも,お子さまの理解度により単元ごとに “緩急” を付けられることは当塾の強みであると考えています。

 

添削指導に関しては預かりになるものもありますが,基本的に授業内や授業前後の時間を活用してその場で添削を受けられるよう配慮しています。

これは 2 : 1 指導やそれ以上である一般的な個別指導であったり,または映像授業や通信添削では実現が難しいと思われます。

 

 

各学年とも定員は  2名で,現在は全学年とも募集を行なっています。

まだ志望校が明確に定まっていない中学生の方も,お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 

2023年3月26日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : ito

成長し続ける卒塾生

 

卒業シーズンを迎え,小中学校や高校だけでなく各地の大学でも卒業式が挙行されています。

 

昨年のブログでも紹介したように,毎年この時期には教え子たちから卒業報告のメールをもらうことが多いのですが,本日も当塾 4期生で東大へ進んだ卒塾生からも卒業報告のメールがありました。

私たちが彼女の指導をし始めた頃はまだ小3生で 9歳でしたから,22歳になった今はもう13年以上の月日が流れたことになります。

 

東大へ進学してからは彼女とは年に 1,2回しか顔を合わせませんが,会うたびに成長していることが伝わってきますし,将来の夢に向かって着実に歩みを進めてくれていることが何より嬉しいです。

 

 

彼女からのメールは 4年間の学びの総括に加えて感謝の言葉も多く見られ,また一歩成長したことを感じさせてくれる内容で胸が熱くなりました。

 

また,日本航空宇宙学会学生賞という立派な賞をいただいたと報告がありました。

入学時から熱心に勉学に励んでいることは彼女から聞いていましたし,その頑張りを評価してもらっての受賞ですから彼女にとっても非常に感慨深かったことでしょう。

 

 

以下は彼女からのメールで非常に印象深かった箇所で,そのまま引用する形で紹介させていただきます。

 

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この四年間,自分のやりたかった勉強をとことんやりぬくことができ,とても楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。改めてこの大学に入学することができて良かったと感じています。

東京大学に入学してここまで成長することが出来たのは,伊藤先生をはじめみらいの先生方が,受験勉強のその先にある学びへの興味関心を引き出してくださったからです。

塾で学んだ時間はとても楽しく,その姿勢のままで大学生活を送ることが出来ました。(中略) 4月からはそのまま院に進むので,引き続き楽しむ姿勢を忘れずに研究に励んでいきたいと思います。

 

―――――――――――――――――――――――――

 

私は塾生たちに,学習はそれぞれの夢や希望を具現化するために必要なものであり,学習する際は “楽しむ (愉しむ) 姿勢” でもって臨んでほしいと日頃から話しています。

 

彼女からのメールを読む限り,当時から私が彼女にも話していたことがきちんと伝わっていて,大学生になってもそれを実践してくれているということが本当に嬉しいです。

現在,当塾で学んでいる塾生諸君や大学へ進学した卒塾生諸君も,彼女のように “楽しむ (愉しむ) 姿勢” で学び続け,成長してほしいと心から願っています。

 

大学の合格も通過点

 

受験に挑む中高生や大学生にとって,どこに合格できたかは入学前や入学して間もない頃は重要な事柄でしょう。

 

『開塾にあたり』でも触れているように,私が最も重要視しているのは卒業後にどうなったかですから,子どもたちには大学の合格をゴールと捉えさせないように日頃から注意を払っています。

高校の合格が小さな通過点に過ぎないことは繰り返し述べてきましたが,入学した先で頑張るという観点からすれば,大学の合格も高校の合格とさほど位置づけは変わらないと私は考えています。

 

そういう経緯もあって,当塾は “ただ合格すればよい” という考えに対し,過去のブログにおいてもたびたび疑問を呈してきました。

本人の強い意志で選んだ道であれば何ら問題ありませんが,それが本人の意思を超えた “周囲” によって促されたものである場合,問題は非常に深刻ではないかと思うのです。

 

高校入試結果《2023年春》

 

本日 9時に岐阜県公立高の合格発表があり,今年度の中3生 (当塾11期生) の高校入試結果が出揃いました。

 

11期生は小学部から当塾で学んでいる生徒の数が開塾以来歴代最多で,それぞれ岐阜高に 5名,岐阜北高に 2名など岐阜県内の公立高を受験した13名のうち11名が合格を勝ち取りました。

2名は不合格となりましたが,以前のブログでも紹介したように,今回の悔しさを忘れずに大学受験で結果を残せるよう頑張ってほしいと思います。

 

[岐阜県内の公立高へ進学] 11名 ※ 平均通塾年数は 4年 7ヶ月

岐阜高 普通科 (蘇原中) [併願合格校 鶯谷高 (英進Ⅲ類) ]

岐阜高 普通科 (蘇原中) [併願合格校 滝高・岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜高 普通科 (蘇原中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜高 普通科 (中央中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜高 普通科 (蘇原中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜北高 普通科 (蘇原中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

岐阜北高 普通科 (蘇原中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

加納高 普通科 (那加中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

岐山高 普通科 (稲羽中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

長良高 普通科 (中央中) [併願合格校 岐阜東高 (蛍雪) ]

長良高 普通科 (中央中) [併願合格校 美濃加茂高 (蛍雪) ]

 

昨年度は鵜沼中の塾生たちが学年を牽引していましたが,今年度は蘇原中の塾生たちの頑張りが光りました。

また,上記の合格者の大半が当塾の高校部で継続して学ぶことが決まっており,3月29日(水) から本格始動する新高1生の授業に向けて着々と準備を進めてくれています。

 

先日のブログでもお伝えしたように,当塾は高校受験対策指導をメインに行なう塾ではありませんから,高校の合格をゴールとすることなく 3年後に向けてまた頑張ってもらおうと思います。