進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
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個別CT ②
『個別CT』の連載第2回目です。
中2生の今週のテーマは,現在学校の授業でも取り組み始めているであろう数学の『式と計算 (全般)』でした。
非常に多くの問題をスラスラと解く生徒もいれば,まだ定着させきれていない生徒もおり,ここでしっかりと素地をつくるべく取り組ませています。
写真のように,『個別CT』では教員が生徒の横について躓きを取り除いていきます。
答えを教えるのではなく解法プロセスをしっかりと理解・定着させ,現単元だけでなく他の単元にも波及させることを狙いとしています。
今日の『個別CT』も,どの生徒も積極的に取り組んでいる姿が非常に印象的でした。
個別CT ①
『個別コーチングタイム (個別CT)』の様子を 4回にわたって連載します ( 4月16日,4月18日,4月19日の各ブログも併せてご覧ください)。
以前にも紹介しましたが,写真のように『個別CT』は 3名から 4名の生徒で 1つのグループをつくり,1グループにつき 1名の教員が指導を担当します。
集団指導コースに在籍している小5生から中3生が対象で,授業の一環として時間割に組み込んでいます。
例えば中2生の時間割は19時30分から22時の週3回で,火曜日が英語と国語,木曜日が数学と個別CT,土曜日が理科と社会といった具合です。
『個別CT』は数学の計算や図形といった共通テーマに沿って実施します。
生徒ごと,グループごとにカスタマイズしたプリントを演習させ,それを添削・質問受付するという形式です。
教員は単に添削 (〇つけ) をするだけでなく,生徒の演習中にプロセスも見ていますので,それを質問受付の際に反映させます。
自分から教員に声をかけることができる生徒もそうでない生徒も,生徒一人ひとりに合った対応を心がけています。
写真は13名の生徒を対象に実施している様子で,4名の教員が指導にあたっています。
調べもの
生徒たちが調べものをする際に使用する辞典類や教科書,参考書などをまとめた棚を事務所カウンター横に設置しました。
主に小中学生が使用するものを中心に並べてありますが,高校生が使用する各種教材 (先日のブログで紹介した『Focus Gold』と『青チャート』) も並べてあります。
自習に来て,多くの生徒が辞典や参考書を使用している光景を目にします。
以前のブログでも紹介しましたように,調べればすぐにわかる事柄に関しての質問は受けておりません。
まずは書籍を活用して自分で調べる習慣をここで身につけてもらえたらと考えております。
自習に来た際に調べものがある時は,ここにある書籍をフル活用してくださいね。
実力テスト
当塾の個別指導コース
進路探究塾 Mirai は集団指導を基幹指導形態としておりますが,私立中高一貫校に通う生徒を対象とした個別指導専科コースも設置しております。
滝学園などの中高一貫校に在籍している生徒が当コースで学んでおり,早い段階で具体的な志望大学・学部を確定させて意欲的に学んでいる生徒が多いのが特徴です。
当塾の個別指導専科コースは 1 : 1 でのプライベートレッスンを基本としております。
在籍中高・学年・受講科目が重複する場合はセミプライベート ( 2 : 1 指導) になることもありますが,異学年や異科目で 2 : 1 指導になるというケースは当塾の個別指導コースではあり得ないことです。
開講科目は英語・数学・国語・理科 (物理・化学・生物) ・日本史・小論文で,いずれの科目もセンター試験対策から東京大や京都大の二次試験対策 (各種添削指導) まで対応可能です。
定期テスト対策など,基本的に授業内で学校準拠指導は行ないません。貴重な授業時間を有効に活用するためにも,この部分は自習に来た際などに質問で消化してもらうスタンスをとっております。
私たちの授業は大学入試を見据えたものであり,学校の補完という位置づけではないのです。
さらに,プライベートレッスンであることの特性を活かし,生徒の志望校に合わせ,その達成に向けて逆算したカリキュラムおよびスケジュールを組みます。
到達度を実感してもらうために折を見て生徒に過去問を見せ,中学生であっても実際に解いてもらうこともあります (先日も新中3生に東京大の入試問題の一部を解いてもらいました)。
当塾の基幹コースである集団指導コースと,私立中高一貫校の生徒を対象とした個別指導専科コース。
いずれのコースに在籍している生徒も,大学入試に向けた学習に取り組んでいるということが共通項なのです。
高校数学の学習と中学と高校の学習法の違い
本日は高校数学の学習法と,中学と高校の学習法の違いに関して綴ります。
中学生や新高1生,およびその保護者の方に読んでいただければと思います。
近隣の高校で数学の参考書として採択されているのが『Focus Gold』 (啓林館) と『チャート式』 (数研出版) です。
『Focus Gold』は岐阜高と加納高,『チャート式』は岐阜北高で青が,岐山高と長良高で黄が採択されています。
先日のブログでも申し上げたように,大切なのはそれをどう使い熟すかであり,どれが良いとか良くないという議論もあるようですが,どれも解説がしっかりしていますから似たり寄ったりです。
ただ,『Focus Gold』は掲載されているコラムが非常に興味深く,数学好きにはたまらない仕上がりとなっております。
私は高校時代に赤チャートで学んでおりましたから当時に『Focus Gold』があれば嬉しかったでしょうし,読み耽っていたかもしれません。
『Focus Gold』・『チャート式』を問わず,いきなり演習に入るのではなく,解法プロセスを理解してから例題および演習に取り組むという流れが欠かせません。
問題を完璧に解き切れた場合は次に進むことになりますが,解き切れなかった場合はどこで躓いたのか,どの知識が不足していたのかを解答・解説を参照しながら検証します。
ただ解答を書き写すだけでは力になりませんので,私の場合は解けなかった問題にチェックを入れ,それを数日後に取り組むという流れを定着させていました。
ありきたりな方法ではあるものの,“数日後に再度” という流れが抜け落ちてしまう受験生は意外に多いのです。
ここで申し上げたいのは,高校の学習法は中学のそれとは大きく異なるということです。
中学レベルの内容であれば,闇雲に問題を解いたり与えられた大量の課題を熟していけばある程度の成績には到達できます。
しかし,高校レベルとなるとそうはいきません。科目や分野にもよりますが,高校生が取り組むべきは単なる暗記の積み上げではないのです。
もちろん英単語やイディオム,定理や公式,漢字や古文単語,理社科目の語句など暗記が必要なものもありますが,最も問われているものは運用能力です。
学習の本質は “理解すること” ですから,場当たり的な演習を通じて運用能力に近しいものが得られるのは中学までだということを,大学受験に向かう高校生は肝に銘じておかなければなりません。
運用能力は復習と徹底した理解を通じて得られるものです。
進路探究塾 Mirai では小中学生に宿題と併せて『レビュー』を課しておりますが,これは目先の成績向上のためだけでなく,高校生になって以降を見越して導入していると言っても過言ではありません。
素敵な贈り物 Vol. 02
『大学で何を学ぶのか』
文科省が発表した平成26年度の学校基本調査によると,過年度生を含む高等学校卒業者に占める大学進学率 (短大を除く) が51.5%に達し,統計上初めて過半数に達したとのことです。
私の頃のそれは約25%でしたから,倍増していることがわかります。
当時はおよそ 4人に 1人だった『大卒』の資格が,これからは 2人に 1人の時代に突入することになります。
『大学で何を学ぶのか』
何を学びたいのかを明確にすることなく,ただ大学に入学したに過ぎないという学生が数多くいると聞きます。
もちろん,私が大学生だった頃にもそのような学生は一定数存在しました。
しかし,これだけ大学進学率が上がってくると,そのような学生の数は当時とは比較にならないほどに多くなっていると考えられます。
一般教養が不足している大学生,入学して専門科目を学んでいくにあたり求められる基礎学力が欠落している大学生。
そのような学生が最高学府である大学で学ぶ資格があるのか,また,そもそも大学に通う必要があるのか甚だ疑問です。
基礎学力と一般教養はもちろんのこと,受験という試練を通じて身につけた論理的思考力と忍耐力が,子どもたちが将来活躍していくうえで不可欠なのです。
進路探究塾 Mirai では,子どもたちに『大学で何を学ぶのか』を明確にしたうえで志望校・学部 (・学科) を選定させています。
これは,当塾の将来設計指導取り組みの一環でもあります。
私は18年間の塾教員のキャリアにおいても,とにかく拘ってこのことを子どもたちに指導してきました。
「〇〇大学ならどの学部でもよい」というような安易な選定は絶対にいけません。就職の際に躓く典型的なケースと言えるからです。
高校入試はもちろん,大学入試さえもゴールではない。
同時に,志望校合格に向けた準備を徹底的に行なって学力・教養を獲得するのはもちろんだが,それは志望校合格だけを目的としたものであってはならない。
これは進路探究塾 Mirai の拘りであり決意でもあり,私が塾教員として貫いてきた信念でもあります。
社会人となった私の教え子たちは様々な分野で活躍してくれています。
医師や公立病院の薬剤師,または看護師として医療に携わる者,エンジニアとして企業で研究に携わる者,小学校・中学校・高校の公立学校および大学で教育に携わる者。
上記はほんの一例に過ぎませんが,明確な夢や目標を持ち,その達成に向かって弛まぬ努力を重ねてきたからこその結果だと考えます。
彼らが私の元で学んでくれていた頃から随分と時間は経ちましたが,いまだに交流が続いています。
昔話に花が咲くだけでなく,彼らの仕事上の相談に乗ることもあります。
なお,彼らとの交流を通じて私が得た情報 (仕事のやりがいやいわゆる現場の声) は生徒たちに還元しています。
これを進路探究塾 Mirai で学んでくれている生徒たちにとっての将来に向けた指針の一つとして心に刻ませ,夢を単なる憧れだけで済ませることのないようにという願いからです。
教え子の結婚式
教え子が結婚式の招待状を持って挨拶に来てくれました。
私はこの仕事を始めて19年目を迎えました。
教え子が立派に成長していく姿を見れることもこの仕事の醍醐味だと考えております。
小・中・高または中・高という多感な時期である子どもたちの成長に携わり,一緒に大笑いすることもあれば叱りつけることもあり,悔し涙はもちろん嬉し涙を共に流すこともあります。
彼らが塾内で過ごす時間は決して短くありません。授業だけでなく自習にも来て,塾の開いている日にはほぼ必ずやって来る。
そんな日々を 5年ないし 6年,あるいはそれ以上を目標を持って共に過ごすわけですから,塾を巣立ってからも大学生活や就職の相談に乗ったり,時には食事に行ったりと交流が続きます。
これまでも教え子の結婚式には度々出席してきました。
どうしても仕事の都合が合わずに出席できなかったものもありますが,招いてもらえること自体が幸せです。本当にありがとう。
教え子の晴れ姿を見れることが嬉しいのはもちろんのこと,その教え子のご両親や兄弟姉妹にも久々に会えるということも楽しみの一つです。
また,教え子の勤め先の上司の方や同僚とお話させていただくことも楽しみの一つです。
その話から,立派に歩むことができている,成長できている,そして職場でも大切に育ててもらっているということを強く実感します。
披露宴で新郎・新婦の生い立ちをスライドショーで振り返るというのがありますが,その中で塾内で撮った写真が登場するとほぼ毎回泣いてしまいます。
ですから,私が教え子の結婚式に出席するときはハンカチは必携です。
共に歩んだ日々を思い出し,その教え子の今後の成長と幸せを祈念しつつ,私は分けてもらった幸せを明日からの活力にする。
教え子の結婚式への出席は,私の活力源であると言っても過言ではありません。
中学生の指導
中2生の理科の授業の様子です。皆,非常に集中して受講してくれています。
先日ご入塾いただいた保護者の方が,教室の外から授業を見学された時に『どの生徒さんも姿勢が良く,生き生きと授業を受けておられますね』と仰ってくださいました。
これに加え,自習に来ていた他の学年の生徒がご見学の保護者の方に挨拶をしたようで,『非常に感心しました』とお褒めの言葉をいただきました。
姿勢・挨拶・言葉遣いに関しては,学業と並んで私が生徒たちに大切にさせていることです。
この 3点はあらゆることの基本ですから,成績さえ良ければよいという考えは私には受け入れがたいものです。
今回は当塾の中学生集団指導コースを紹介します。
進路探究塾 Mirai の中学生集団指導コースは,週3日で70分ずつの 5科の授業と70分の個別CT を実施します。
どの科目もバランスよく学んでほしいと考えているため,夏と春を除く通常授業期は科目による比重をかけておりません。
当塾の指導は学校準拠指導ではありません。どの科目においても学校の進度よりも若干早く進むだけでなく,どの学年も年度末の 1月以降は次学年の予習内容を指導します。
中学生は 2月の前半こそ学年末テストの範囲で授業を実施しますが,1月と 3月は次学年の予習に充てます。
定期テストに向けた勉強は,日頃からきちんと取り組んでいれば直前になって焦る必要はないのです。
学校の授業を集中して聴き,ノートを取り,それを時間をかけずにまとめ,ワーク等に取り組む。これを日頃から実践するだけです。
もちろん,定期テスト前の 2週間はそれなりの指導・演習は行ないますが,予想問題も用意しませんし,過去問などに集中的に取り組ませることもしません。
当塾には相対的に定期テスト得点が高い生徒が多いのは,コツコツ取り組む習慣がついているからこその結果と考えております。
この姿勢は,定期テスト対策のみならず,受験対策などあらゆるところにつながっていきます。
私たちが目指すところは,目先の成績向上や志望校合格ではなく,ここなのです。