進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
授業後の様子 ①
当塾の授業後の様子を紹介します。
写真は加納に通う高2生で,古文の質問をしているところです。
すぐに帰宅する生徒は少なく,多くの生徒が自習したり教員に質問して過ごしています。
これは中学生・高校生を問わず,です。感心ですね。
このブログを作成している今 (23時前) でも自習に励んでいる生徒が多くいますし,進路の相談をしている生徒の姿も見受けられます。
当塾の生徒はほとんどが保護者様による送迎で通塾していますから,私たちとしては彼らが夜遅くなっても安心です。
保護者の皆様,ご理解・ご協力をいただきまして本当にありがとうございます。
今日,授業後に頑張っていた生徒たち (岐阜北高・岐山高・長良高) です。
目標達成に向けて頑張れ!
将来設計指導《 4月度》
本日,進路探究塾 Mirai の塾名の由来である指導の将来設計講座『みらい』を実施しました。
当講座を実施する目的は,子どもたち自身が小中学校や高校,ひいては大学で学ぶことの意味を理解し,17歳までに自分の取り組みたい分野や夢と出会う機会を創出することにあります。
“将来設計講座 みらい” は月に 1回のペースで実施し,以下の 3つの項目を柱としています。
① 夢を実現する考え方と行動力を身につける, ② プロフェッショナルから学ぶ, ③ 教養を身につける
夢を持ち,その実現を強く願い,自分を信じて日々努力を重ねる。
好きなことやわくわくすることに没頭しつつも,広い視野を持って多種多様な知識を追及し,それを吸収していくこと,そして素直な気持ちを持つことは本当に大切です。
私たちが 『17歳までに』 と設定していることには意味があります。
先日のブログでも紹介した公益財団法人が実施した調査で,『いつ進路や就職先の志望を考え始めたか』 と2014年卒の大学生に問うたものです。
・『どんな業種で働きたいか』 1. 大学入学前 13.9% 2. 入学後から大学3年生の 5月まで 12.9% 3. 大学3年生 6月から大学4年生 68.0% 4. 考えたことなし 5.2%
・『どんな職種で働きたいか』 1. 大学入学前 8.9% 2. 入学後から大学3年生の 5月まで 11.8% 3. 大学3年生 6月から大学4年生 74.5% 4. 考えたことなし 4.8%
進学校と言われる高校に進学しても大学受験で思うような成果が残せない高校生や,難関と言われる大学に進学しても就職で失敗する大学生。
こういうケースが後を絶たないのは,つまるところ受験が最終目標になってしまっている学生が多いという現状があります。
さらには,厚生労働省発表の統計データに目をやると,就職からわずか 3年で大卒の32.4% が離職してしまっているとのことで,長く仕事が続かないという現状も見逃せません。
景気や雇用形態・処遇等さまざまな要因はあるのでしょうが,彼らが進路について深く考えてこなかった (上記統計) ことも影響していると見ております。
単に偏差値により志望校合格を目指すのではなく,生徒自身が自分の将来を真剣に考えてもらいたい。
そして,将来は日本や世界に貢献できる人材となってもらいたいとの想いから将来設計講座『みらい』を実施しています。
当講座を通じ,子どもたちの未来の可能性を最大化できる指導を実践します。
生徒のために
一歩一歩
電子辞書
写真は私の愛機である CASIO の EX-word XD-D10000 です。
当機種は翻訳家の方も使う本格モデルだそうで,私は英作文の添削時に活用したり,20種類以上にもおよぶ各種英語辞書の用例を見て楽しんだりと活用しています。
ここ数年の電子辞書の性能アップはめざましいものがあり,手書き機能,付箋機能をはじめ,英語では例文や語法などの完全収録と発音のネイティブ音源の収録。
さらには山川出版社の社会科用語集各種の収録など,文系科目の学習に必要なツールはひとしきり入っています。
もちろん紙の辞書に勝ることはありませんが,電子辞書は高校生にとっての時間効率策の一環としては不可欠なものになりつつあります (小中学生は紙の辞書を使わないとだめですよ)。
例年,高校生から「電子辞書はどれを買うべきですか」と質問が寄せられます。
この春も例外なく新高1生から同様の質問が寄せられました。
私は生徒たちに「『ジーニアス英和辞典・和英辞典』と『広辞苑』,そして山川出版社の社会科用語集各種が収録されているものであれば,最新モデルでなくとも問題ない」と伝えています。
あとは「今後のために『OALD』が収録されているものであるとなお良い」と付け加えています。
私も高校生の頃に英英辞典 (『OALD』) を活用したことから,高3生からは英和辞典と併せて英英辞典も活用することを一部の生徒に薦めています。
日頃から多くの英文に触れることにより単語の定着力が格段に向上するとともに,何より英文の処理速度の向上が期待できます。
ただし,高2生の終わりまでに4,000語レベルの英単語があらかた習得できていることが前提となります。
私の授業で実施している単語テストの得点状況や,その生徒の英語に対する取り組みを見て,個々に使用を薦めるにとどめております。
語学系の学部でなくとも,普通の大学であれば英語で論文を読んだり書いたりする機会は結構あるものです。
また,TOEIC や TOEFL を受験する際や院試で英語が必要なケースは多々ありますから,こういったことを見据えても,高校生の頃に英語をしっかりと学んでおくことはとても重要なことです。
電子辞書は高校生の学習をサポートしてくれる素晴らしいツールです。
しかし,先日のブログでも書いた通りで,学習の基本は “書く” ことです。電子辞書はあくまで学習の補完に過ぎないということを忘れてはいけません。
理系か文系か
就職を見据えたとき,『理系が有利か,文系が有利か』という議論がよくなされます。
マスコミが発表している数値や各種統計を見ると理系が有利であるという結論に落ち着きそうです。
しかし,私は系統選択をする時点で子どもたちが将来の目標をどれだけ具現化できていたかが何より重要で,『理系が有利か,文系が有利か』という議論そのものが不毛であると考えております。
進路探究塾 Mirai は学習指導・受験指導をもちろん行ないますが,むしろ大切なのはその先であると捉えて将来設計指導に力を入れております。
各種テストで点数を取らせるための指導や受験の合格だけを目的とした指導ではなく,学ぶことの意義や受験の先を見据えて必要な事項を中心に指導しています。
現在通ってくれている生徒たちは明確な目標を持って当塾で過ごしています。
まとまった人数のいる当塾の高2生で見ますと,理系が70.6%と文系が29.4%という配分で,志望校はもちろんのこと学部・学科まで絞り込みが完了しています。
私のこれまでのキャリアを振り返っても,直接指導にあたってきた高校生はだいたいこんな感じで理系が多く,その比率は 2 : 1 から 3 : 1 に落ち着きます。
進路探究塾 Mirai の生徒たちを含めて私の教え子たちが理系に偏るのは,いわゆる “実学志向” ならびに “職業に直結しやすい” という理由からです。
あとは,私が理系 (農学部) の出身であるということに加えてスタッフにも理系出身が多いことから,その話を聞くことで何を学べるかが具体化しやすいということも影響しているかもしれません。
高1生の秋の時点で理系・文系の選択をする際,私の生徒たちは将来の目標からの逆算で志望校を決めて系統選択をしています。
数学が不得意だから文系に進むといったような安易かつ残念な選択を誰一人としてしておりません。
私が大学受験まで指導したこれまでの教え子たちが進学した学部を順に書き連ねると以下のようになります。
理系生は工学部が圧倒的に多く,薬学部,理学部,農学部,医学部,教育学部,看護学部と続き,文系生はほとんどが教育学部に進み,看護学部,芸術学部,外国語学部,文学部と続きます。
ここには,上記した “実学志向” ならびに “職業に直結しやすい” 学部が多く含まれていることがわかります。
きちんと志望校・学部・学科に合格した生徒の多くは,早い段階で将来の目標が具現化できていました。
進路探究塾 Mirai では,小学生・中学生の時点から将来の目標を持ち,その目標を達成するために一つひとつの取り組みがあるのだということを子どもたちに指導します。
自習室での 1コマ ②
先日のブログ『自習室での 1コマ』に続く第2弾です。
岐阜高に通う高2生が単語の学習に励んでいます。
毎週末に私の授業で実施している単語テストの準備なのですが,生徒たちにはとにかく書いて覚えるよう指示しており,彼はそれを実践しているのです。
センター試験レベルだけでも約4,000語から4,500語にのぼる量の単語を覚えきるには,筆記具を用いて書くという作業からは逃れられないと私は考えております。
初動の段階から見て覚えるとか,ましてやスマートフォンのアプリで覚えるなどということは愚の骨頂です。
2周目・3周目の段階に至ってから見て確認するのは効果的ですが.それは 1周目をきっちりと熟したうえでの話です。
テスト範囲は『速読英単語』の 8ページ分から12ページ分と設定しており,生徒たちには毎週のテストに向けて最低 3時間を確保するよう指示しています。
私の考えるこの 3時間というのは 6日間30分ずつ,または前半 3日間40分ずつと後半 3日間20分ずつのイメージです。
これがテスト前日や当日にまとめて 3時間を確保するというのは単なる “その場凌ぎ” であって効果性は薄れてしまいますから,生徒には 6分割を納得してもらったうえで徹底させています。
これまでのキャリアにおいても,私は同様の取り組みを生徒たちに実践させてきました。
素直な気持ちでこれをきっちりと熟した生徒たちは,理系・文系を問わずセンター試験の英語科で 8割を切ることはありませんでした。
何より単語・連語をひたすら書いて覚えているために二次の記述でも活きてくるのです。
個別CT ④
『個別CT』連載 4回目です。
小中学生に『個別CT』を実施する目的は,疑問点を翌日以降に持ち越さない姿勢を身に付けさせることに加え,“自習の習慣づけ” と “質問の練習” です。
開始から 1ヶ月半が経過し,成果が随所に表れてきています。
授業のない日に自習室に来ることが習慣付いてきているとともに,授業後の時間帯に教員へ質問をしている姿を頻繁に見かけるようになりました。
中学生は週3日の授業に加えて週2日の自習,小学生は週2日の授業に加えて週1日の自習に来るというスタイルが定着しつつあります。