進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
私大入試結果《慶應義塾大学合格!》
2月実施分の私大入試結果が出揃いました。
当塾の 1期生にあたる高3生の 6名は,5名が昨日,一部は今日と国立大の前期入試に挑みました。
なお,この 5名は私大の一般入試およびセンター利用入試で既に合格を勝ち取っており,国公立大の前期および後期で不合格となっても進学先の担保ができている状況です。
全員とも電話で話しましたが,一様に「やれることはやった」と満足そうに語ってくれたことが印象的です。
先日のブログで「私大入試結果は国公立大の前期試験終了後に」とお伝えしておりました。
しかし,ここのところ中高生の入塾お問い合わせで当塾の大学合格状況をお聞きになられる方が増えてきましたので,今回のブログでは 2月実施分の私大合格結果を紹介したいと思います。
当塾の 1期生の私大合格状況は以下の通りです。
I くん (長良高) → 藤田保健衛生大 (国立大 (医療系学部) の結果待ち)
O さん (長良高) → 愛知淑徳大 (進学先確定)
K さん (加納高) → 京都女子大 (国立大 (教育学部) の結果待ち)
S くん (岐阜高) → 慶應義塾大,立命館大,名城大 (国立大 (工学部) の結果待ち)
T くん (岐阜北高) → 立命館大,名城大 (国立大 (理学部) の結果待ち)
T くん (岐阜東高) → 岐阜聖徳学園大 (国立大 (教育学部) の結果待ち)
※ 上記には一般入試・センター利用入試の両方で同一大学・学部に合格しているケースもありますが,重複カウントはしません。
当塾は高校生に対し,“一般入試で合格を勝ち取る指導” を行なっておりますので,上記には一切,推薦入試での合格を含んでおりません。
もちろん,慶應義塾大も6.07倍の競争倍率を勝ち抜いての一般入試での合格であり,私が彼に対して 8月から行なってきた英文の添削指導が活きた形となり非常に嬉しく思っています。
ただ,本命は昨日,今日と受験した国立大ですから,今回の慶應義塾大の合格はあくまで通過点に過ぎません。
以前のブログでも触れたことがありますが,当塾が推薦ではなく一般入試での合格にこだわるのは,大学への入学後や,卒業後を見越してのことです。
大学に入学することが最終目標であれば,推薦という形態でもいいのかもしれません。
しかし,高校生は大学受験に向けた渾身の学習を通じて多くの一般教養を得るとともに,計画性や思考力,そして強靭な精神力および忍耐力を手に入れます。
大学の一般入試合格に向けてのプロセスは,社会に出てから求められるあらゆる素養が詰まっていると言っても過言ではないのです。
長い時間をかけて知識・理解を積み上げ,それらを熟成し,そして使い熟せるまでに昇華させる作業。
模試等で思うように得点が伸びない時には悩み,その状況を打開するべく努力し,考え抜き,または助言を得ながら解決策を見つけ出していく作業。
これらは大学に推薦で入学する高校生がほとんど体験しないプロセスですから,持論ではありますが,一般入学生と比べて推薦入学生は多くの点で分が悪いということは言うまでもありません。
一般入試で大学 (競争原理の働いているところに限る) 受験に臨むあらゆる準備が,人としての成長にもつながると私は考えます。
合格実績および数値の表記に関して
来週より学年末テストということもあり,本日は高校生用に開放した32席の自習室は満席になりました。
この中には国公立大の前期二次試験を明後日に控えた高3生の姿もあり,緊張感の漂う中でそれぞれがすべき課題に取り組み,学年を問わず教員に疑問点を質問する姿が見られました。
進路探究塾 Mirai にとって 1期生にあたる今年度の高3生は 6名で,このうち国公立大を受験するのは愛知県内の私大への進学が確定した 1名を除く 5名。
この 5名は近畿地方に 3名など,4名が東海地区外の国立大を受験しますので,明日の24日にはこの 4名全員が現地へ出発します。
センター試験以降,塾の開いている日は連日昼から23時頃まで自習室に籠り,自習はもちろん各科の質問や添削依頼に明け暮れた日々。これもここで一段落となります。
本日,帰り際に笑顔で私と固い握手を交わし,彼らは健闘を誓って当塾をあとにしました。これまでの頑張りの成果を遺憾なく発揮してきてくれることを祈るばかりです。
1期生の高3生のメンバーは私大入試でもなかなかの結果を残しましたが,当塾は大学受験合格実績公表は国公立大前期の結果が判明してから行なうことにします。
実進学先と併願合格校のみの記載とし,合格数のダブル・トリプル等のカウントを防ぐために人数での表記は行なわないことに決めました。
これは,在籍数が今年度と比べて倍以上になる次年度以降も同様です。
よく,チラシや Web で『〇〇大学□□名合格!』などという表記を見かけますが,こういう書き方は誤解を招きかねません。
それが何名の在籍があってのものなのか,私大で言えば重複合格がどの程度あるのか。
例えば塾のチラシ等で『名古屋大学 10名合格!』と謳っていても,例えばその塾の高3生の全在籍数が500名であれば構成比はわずか 2% に過ぎません。
50名の在籍で10名合格と,500名の在籍で10名,1000名の在籍で10名合格とは価値が全く異なります。
さらに,受験方式が複数用意されている私立大に 1人の受験生が 3合格を勝ち取って『△△大学 3名合格!』と表記するのはどうかと思います。
これは厳密には「合格 “者” 数」と呼べるものではなく,「合格 “のべ” 数」です。
さも,大勢が合格しているように見せる表記が横行している実態があり,このあたりはルールがかなり曖昧ですから,その数を鵜呑みにするのは本当に危険です。
慶應義塾大のようにセンター利用入試もなければ同一学部での複数回受験の機会がない大学なら話は別ですが,今は 1人の受験生が 1つの大学・学部で 5合格なんてことも可能な時代です。
ですから,数を躍らせるだけでなく『〇〇大学□□名合格 (実人数は△△人)』と注意書きが必要ではないかと私は考えます。
そういった注意書きはなく,あくまでも数値だけが躍る表記というのは本当に多いですよね。根拠が乏しく,裏付けのない公立中の校内順位なんかも同様です。
中学生の定期テストで『30点アップ!』とは表記するものの,元の得点と向上後の得点の表記がない。
20点が50点になるのと,50点が80点になるのとでは同じ『30点アップ』でも全く違います。ここは重要だと思うのですが…。
公立高校の合格実績なんかでも,躍る数値の下に「複数年分の合算」と本当に小さな字で表記されていたり,数日通っただけの生徒を合格実績に混ぜていたり。
さらには,岐阜 5高の合計かと思いきや小さな表記を添えて “準ずるところ” も混ぜた表記であったり,別ブランドで運営しているグループ内の他塾や提携先の合格実績も混ぜてしまったり…。
私も中2生の娘,小5生の息子がいる人の親ですから,わが子にもという思いからこういった数値は気にはなるものの,何を信じてよいのかさっぱりわかりません。
やや批判めいた内容となってしまいましたが,明確な基準がきちんと整備され,各種数値が見る側にとって「わかりやすい」ものになることを切に願います。
多くの方のご入塾,ありがとうございます
今週は多くの方からお問い合わせを頂戴しました。ありがとうございます。
中学校の学年末テストが終わり,入塾や転塾をお考えの中学生のお子さまがおられる保護者の方が多くいらっしゃることとがその要因と思われます。
中学生の学年末テストの返却が始まっており,先日のブログでも紹介した定期テストで劇的に得点を向上させた生徒をはじめ,多くの生徒が自己ベストを更新してくれています。
定期テストは過去問や予想問題といった “お膳立て” がなくとも,日頃からコツコツと取り組む習慣がつけば得点力を向上させることは可能だと当塾の塾生たちが証明してくれました。
保護者様伝いでこの話をお聞きになって当塾にお電話,というケースが今週は多くありました。
同時に,新年長から新小4生を対象とした『あすなろ学習会』のお問い合わせと,先日の説明会・体験授業を受講された方の入塾手続きが続いております。
当塾は “小中高一貫指導” を行なう進学塾で,教員免許を持つ教員が小学部の指導を担当し,同じ教員が中学部・高校部の指導も担当しています。
本日も昼間は小2生の国語科の指導をしていたかと思えば,夕方は国公立大の二次試験を目前に控えた高3生の小論文の添削指導,夜は中2生の指導といった具合です。
小学生や中学生の指導であっても,当塾は子どもたちの大学受験を見据え,場当たり的ではない “長い目で見た指導” を実践しているのです。
火曜日から土曜日の 5日間で11名の生徒が入塾手続きをお済ませになられ,3月または 4月から当塾に通うことが決まりました。多くの方のご入塾,本当にありがとうございます。
現在通っていただいている生徒たちとその保護者様,そして,これからご入塾いただく生徒たちとその保護者様。
進路探究塾 Mirai は開塾から間もなく 1年。皆様に Mirai での時間をご満足いただけるものにするべく,そして今後さらに地域に根付いていけるよう,教員一同努力してまいります。
中2生が漢検 2級に合格!
本日より,先日実施した 1月の漢字検定結果が Web 閲覧が可能となりました。
以前のブログでも申し上げたように,当塾は高3生および 2級まで取得している生徒を除き,全生徒に漢字検定を受検させています。
当塾では学年・ステージごとに『規定級』を設けており,例えば「小5生は漢検 6級を得点率 9割以上での合格」を必須としています。
当塾は漢検を資格取得や中学生の内申対策といった位置づけで行なっているのではありません。
あくまでも “長い目で見た受験対策” および “教養の獲得” を目的として,生徒たちに漢検に取り組ませているのです。
ですから合格点スレスレでの合格では意味がないと考えており,特に漢検 3級までは高得点での合格にこだわらせています。
12月時点で在籍していた小学生は今回の漢検で全員が『規定級』をクリアし,9割 5分以上の得点率が飛び交いました。
中学生も負けじと頑張ってくれており,中1生は漢検 4級,中2生は漢検 3級と定めた『規定級』をほぼ全員がクリアしている状況です。
中2生は『規定級』を超えて 2級が 1名,準2級が 5名取得済みというところまできており,このメンバーは中学レベルの漢字に関しては高校受験対策がほぼ完了している状態と言えます。
こうしておけば定期テスト前などに必死に漢字の学習に取り組む必要がなくなりますし,実力テスト前などに場当たり的に取り組む必要もなくなります。
これまでのブログでも申し上げているように,彼らは定期テストに向けた学習においても “当て物のようなもの” には目もくれず,すべきことにきちんと取り組んで各種テストに臨んでいます。
この姿勢が何より重要であり,テスト前でなくとも目標を持って日々の学習に臨む。これが進路探究塾 Mirai の指導なのです。
中学生で漢検 2級合格は純粋にすごいと思います。
なお,当塾在籍の小1生から高2生で漢検 2級を取得している生徒数は以下の通りです。
・高2生 … 7名 (岐阜高・岐阜高・岐阜東高・岐阜高・岐阜高・加納高・長良高)
・中3生 … 1名 (滝中)
・中2生 … 1名 (那加中)
漢検 2級に合格した中2生はコツコツと頑張れる子で,今回の 3回目の受検で合格を勝ち取りました。
この頑張りは他の科目の学習にも生きてくるものと確信しています。
中3生は以前のブログで紹介した生徒とは別の滝中生で,授業の曜日以外にも足繁く自習室に通ってくれているなかなかの頑張り屋さんです。
彼の得意科目は数学ですが,読書が好きな生徒ですからこういう結果になるのだと思います。
先日の国語の授業でセンター試験の現代文セクション (100点分) のみ解いてもらったところ,なんと85点を取りました。漢検 2級,センター試験の現代文はともに学年は関係ありませんね。
高2生は集団指導コース在籍16名のうち,およそ半数が漢検 2級を取得しました。
惜しくも不合格となってしまった高2生もおりますが,どの生徒も今回の向けた取り組みで相当量の学習を積みましたから,この頑張りは決して無駄にはなりません。
ただし,ここからは大学受験に向けて専念させますから,この学年のメンバーは高校在学中に漢検を受検させることはありません。
センター試験の現代文の10点分,二次の数点分ではあるものの,漢字は大学入試において出題されることが確実なわけですから侮るわけにはいかないのです。
論説文の読解においても言葉の知識は必要ですし,小論文を書く際にもそれは活かせるはずです。
後回しにしがちなこういったことを早い段階で取り組み,きっちりと仕上げて万全を期す。
どの科目においても私たちが大切にしていることです。
今日の Mirai
今日は昼から入塾手続きの保護者の方が立て続けにお見えになり,昼から慌ただしく過ごしておりました。
進路探究塾 Mirai は開塾から間もなく 1年を迎えます。
私たちの行なう教育にご賛同いただける方が増えてきたことを嬉しく思いますし,同時に,未来のある多くのお子さま方をお預かりすることに大きな責任を感じております。
当塾は教育を通じて地域の皆様に貢献していけるよう,今後も邁進していく決意です。
中学生の学年末テストが佳境に差し掛かっており,当塾に通う生徒で言いますと市内の公立中は18日(木)・19日(金) に実施の稲羽中・那加中・鵜沼中を残すのみとなりました。
中央中や緑陽中ではテスト結果の返却が始まっており,現時点では該当生徒全員が 4科目返却されて合計点の自己ベスト更新が確実となっているなど良い感じです。
やはり,過去問や予想問題といった “お膳立て” は不要であり,目標を持ってコツコツ取り組めば好結果を残すことは可能なのです。
そういったものに取り組んで獲得した得点と,偏ることなくすべきことをきちんと熟して獲得した得点のどちらに価値があり,先々に残るか。その答えは明白です。
以前のブログでも紹介したことがありますが,入塾前 (前期中間テスト) では 8点だった数学が,入塾後の前期期末では45点,後期中間では83点と推移していた当塾の中2生。
今回の数学ではなんと100点をとってきました。頑張っていたことは知っていますが,入塾からの 7ヶ月で数学が92点アップ。いやあ,凄まじい伸び方です。
理科も92点と自己ベスト。英語と国語も自己ベスト。社会はまだ返却されていないとのことですが,既に返却されている 4科目で前回の 5科の合計点を大きく上回っています。
目標を持ち,コツコツと取り組めば,過去問や予想問題といった “お膳立て” がなくとも,こういった得点向上をはじめ好成績をキープすることは十分に可能です。
当塾は定期テストの点数が不振だからという理由で入塾をお断りすることはありませんが,子どもたちには『愉しんで学ぶ』ことを求めています。
これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,当塾 Mirai は安易な近道を教える塾ではなく,学ぶことの愉しさや意義を指導し,夢を持って頑張れる子どもたちをサポートする塾なのです。
3月・4月入塾生募集
進路探究塾 Mirai は,3月 1日(火) 開始のスプリングターム,3月29日(火) からの新学年での授業開始に向け,入塾説明会のご予約をお電話またはインターネットにて受け付けております。
当塾の新小5生から新高2生を対象とした入塾説明会は一斉の形式ではなくご家庭ごとの実施で,所要時間は約40分間です。
お子さまの入塾テスト (新小5生から新中3生のみ) も同時に実施します。
当面の入塾説明会および入塾テストの日程は以下の通りです。
・2月16日(火) 21時00分から22時00分
・2月17日(水) 17時00分から18時00分
・2月20日(土) 16時00分から17時00分
・2月21日(日) 14時00分から15時00分
・2月21日(日) 16時00分から17時00分
・2月21日(日) 18時00分から19時00分
お問い合わせや入塾説明会のご予約は,お電話の場合,毎週火曜日から土曜日の13時30分から19時まで承ります。
インターネットでの受付は24時間対応となりますが,フォームにご入力いただいたお電話番号およびメールアドレスに当塾の担当者から折り返し連絡させていただきますので予めご了承ください。
なお,新小5生から新中3生に関しましては 2月23日(火) から 2月28日(日) の日程で体験授業も受け付けております。
この機会に進路探究塾 Mirai の授業をぜひご体験ください。
新年長から新小4生に関しましては『あすなろ学習会』として,入会説明会と体験授業をセットにして一斉の形式で実施させていただいております。
先日,2月13日(土) の新小2生から新小4生を対象とした入会説明会には11名の保護者様に,体験授業は12名のお子さまにご受講いただきました。
多くの方のご参加,誠にありがとうございました。
説明会では『あすなろ学習会』の指導概要の紹介,ならびに『新テスト』に関する情報提供とそれに向けた当塾の取り組みを紹介させていただきました。
当日の帰り際にご入会の手続きを済まされた方も見え,各ご家庭の意識の高さやお子さまの意欲の高さを窺い知りました。
なお,次回の『あすなろ学習会』の入会説明会・体験授業は 2月27日(土) の実施となります。
時間帯は新小2生から新小4生対象分が13時30分から14時30分,新年長と新小1生対象分が15時から16時の実施となっております。
2月13日(土) 実施分と同様,受付定員に限りがありますので,お申し込み (リンク先は『あすなろ学習会』ホームページの問い合わせフォーム) はお早めにお済ませください。
中学生の自習
中学生の自習室の様子です。
週明けの15日(月)・16日(火) に学年末テストを控えた蘇原中や桜丘中の生徒たちと,同じく18日(木)・19日(金) に学年末テストを控えた稲羽中や那加中の生徒たち。
どの生徒も真剣に,集中して自分のすべきことに取り組んでいます。
この中にはすでに学年末テストを終えた中央中の生徒の姿もあり,自身の苦手単元のプリントに取り組んでいました。
返却されている英語と数学の 2科目の得点が,いずれも自己ベストを更新できたと喜んでいたことが非常に印象的です。
中学生が定期テスト前に学習に励むのは言わば当然のことです。
ああだこうだとこちらから指示するまでもなく,当塾の生徒たちは13時台から夕食を持参して自習室へやって来ます。
しかし,何より大切なのは,この頑張りが定期テスト前だけであってはならないということ。
中1生や中2生であっても定期テスト前だけ頑張るというのでは “長い目で見た学力” は身につきませんし,高校受験まではうまくいっても高校進学後に手痛いしっぺ返しをくらうことになります。
これまでのブログでもたびたびお伝えしているように,私たちは定期テストや実力テストといった目先のものに囚われた短絡的な指導を行なう塾ではありません。
日頃からきっちりと取り組んでおけば定期テスト前にバタバタする必要はありませんし,過去問や予想問題といった “安易なもの” 頼らなくとも高成績を収めることは十分に可能なのです。
中学の定期テストを “良い高校に進学するための手段” などと位置づけて安易なものに頼る習慣がついてしまうと,高校に進学してからほぼ確実に伸び悩みます。
高校受験はあくまで通過点に過ぎませんからね。
このことを理解し,さらには夢や目標を持って学習することの意義を理解したうえで愉しさを見出す。
私たちが子どもたちに伝えたいことは,まさにこれなのです。
添削指導
二次直前のこの時期になると,私のところには高3生から英文和訳や和文英訳,要約などの添削依頼がかなりの数に上ります。
生徒たちが時間を計って各大学の過去問を解いての添削,問題集を解いての添削等。私は 1問 1問,そして 1枚 1枚それらを添削し,アドバイスを添えて彼らの手元に戻しています。
記述問題というのは模範解答を見ても正解なのか不正解なのか,部分点があるのかないのかの判断が受験生には難しいですから,なんとなくの状態でその対策を進めてしまいがちです。
私たちはこれまでにも京都大や東京外大などの難関国公立大を受験する生徒を指導してきた経験がありますから,その経験を活かして全科にわたり添削指導にあたっているというわけです。
私の英語科だけでなく,数学科,国語科,理科 (物理・化学・生物),社会科 (日本史・地理),そして小論文においても同様の添削指導を含めた二次対策指導を行なっております。
当塾では高3生の 8月から国公立大の二次対策を緩やかに開始します。
高3生は 7月末でセンター試験対策に目処をつけ,以降は二次対策の比率を高めながら指導を進めていくというのが当塾のスタイルです。
東京大や京都大はセンター試験と二次試験の比率が概ね 1 : 4 など,難関大になればなるほど二次の得点比率が上がりますから,現役合格のためにはその準備を怠るわけにはいきません。
国公立大の二次対策は,私の毎年の楽しみの 1つです。
センター試験対策は集団指導で行ないますが,添削指導の必要な国公立大の二次対策は個別指導で行ないます。
二次の英語といえば,それまでに築き上げてきた英語力をすべてぶつけて難解な長文読解や英文和訳・和文英訳に挑む,いわば総力戦です。
中でも,小学生や中学生の頃からずっと指導してきた高校生の添削指導にあたれることは,その成長過程を見れるという意味で私にとっての大きな喜びでもあります。
この “感動” を味わえる教員が,学校や私共のような塾において全国にいったいどれだけいることか。
訂正の必要な個所を指示するとともに点数をつけて返却し,対話とともに考え得る最良の模範解答を提示して,生徒も負けじとそれに応戦する。
これが醍醐味であり,かつ指導者冥利に尽きる瞬間であると自負しております。
中学校の実力テスト
冬期休暇が明けてすぐ,各務原市内の各中学校において実力テストが実施されました。
先日から成績個票の返却が開始され,塾生たちから続々と結果が寄せられています。
当塾ではこういった実力テストや模試等に焦点を当てた突飛な対策授業や,過去問および予想問題の配布というのは行なっておりませんが,多くの生徒がなかなかの結果を残してきました。
写真の成績個票の生徒 (中2生) は,各科とも万遍なく得点できて450点を超えました。
別の中2生は「先生,理科が100点でした!」と笑顔で結果を提出してくれました。目標を持ち,前向きに頑張ってくれていることが私たちには何より嬉しいのです。
ただ,中2生の理科はやや易しめだったのかもしれません。当塾の在籍生で平均を算出すると90.9点に達します。
これは岐阜市の公立中学校に通う,私の娘 (中2生) の成績個票です。問題に目を通したところ,各務原市の各中学校で実施されたそれと全く同じものでした。
社会科の失点もあって401点から450点の得点帯のところにおりますが,伸び悩み,何より前向きではなかった中1生の頃のことを思えば中2生になってからはよく頑張っていると思います。
昨年 4月に現在の塾に移ってからというもの,以前では考えられなかった自習に進んで通うようになりましたし,目標を口にするようになりましたから,この 1年で確実に成長していると言えます。
注目すべきは娘の通う中学校の451点以上の人数,そして451点以上を含めた401点以上の構成比が各務原市の各中学校と大きく異なるということがわかります。
娘の通う中学校の今回の受験者数は193名で平均点は332.0点,451点以上は18名で401点から500点の構成比は33.2%。つまり,およそ 3名に 1名が401点以上を獲得している計算です。
手元にある成績個票で,各務原市内の各中学校 (中2生) を平均点順に並べると以下のようになります。
・蘇原中 → 受験者数 246名,平均点 307.9点,451点以上15名,401点から500点の構成比 15.0%
・稲羽中 → 受験者数 103名,平均点 297.4点,451点以上 2名,401点から500点の構成比 16.5%
・那加中 → 受験者数 205名,平均点 295.9点,451点以上 4名,401点から500点の構成比 15.7%
・中央中 → 受験者数 227名,平均点 292.4点,451点以上 8名,401点から500点の構成比 17.2%
・緑陽中 → 受験者数 125名,平均点 275.8点,451点以上 1名,401点から500点の構成比 16.8%
・桜丘中 → 受験者数 150名,平均点 262.2点,451点以上 0名,401点から500点の構成比 6.7%
ある中学校では451点以上は 0名で,401点以上は10名という結果でしたから,あくまで単純計算上ではあるものの,401点でトップ10入りが可能です。
しかし,この401点を私の娘の通う中学校に当てはめると,推定される順位は64位。娘の通う中学校とは平均点が 5科で70点近く差があるとはいえ,全然違います。
所属する公立中学校内で上位だとか 1桁だといっても,それはまさに『井の中の蛙大海を知らず』の公算が大きいというわけです。
これまでのブログでもたびたび取り上げているように,定期テストや実力テストにおいて公立中学校内の順位にこだわっても意味はありません (そもそも公表されていませんが)。
さらには,中学校内の順位はもちろんのこと,平均点が学校間でこれだけ差があるわけですから,実力テストにおける校内偏差値も何の意味もなさないことをわかっていただけると思います。
あくまでそれは校内における結果であり,学区内や県内で見ればポジショニングは変わってきます。
当然,〇〇中学校で 1位だから□□高校に合格できるという話ではありませんし,中3生になれば多く生徒が受験する岐阜新聞テストの順位や得点なんかも同様です。
岐阜新聞テストの結果が良好であるからといっても,それが高校 3年間担保されるわけではありませんから,高校受験を通過点と捉え,努力を継続していかなければならないということです。
岐阜高に合格できた,または 5高に合格したと喜んで,以降の努力を怠ってしまうようでは 3年後が思いやられます。
大学入試は高校受験のような学区内,または県内といった小規模なものではなく,東海地方や中部地方といった地方単位または全国規模での勝負になります。
ですから,□□高校で 1位だから△△大学に合格できるという話でもないということを併せて申し上げておきます。
中学・高校を問わず,あくまで実力テストは実力テスト,模試は模試に過ぎませんから,そういったものの順位等を鵜呑みにして気を緩めてしまうことほど恐ろしいことはありません。
しかも,その結果が過去問や予想問題といった “安易なもの” に取り組んで捻り出した結果であれば,それは虚像である可能性があるうえに,悪く言えば『バブル』なわけです。
長い目で見た目標をしっかりと掲げ,“安易なもの” に頼ることなく日々コツコツと学習に励み,さらには慢心することなく淡々とすべきことに取り組む。
これが進路探究塾 Mirai が行なう指導を端的に言い表したものであり,私たちが子どもたちに身につけさせたい姿勢なのです。
入塾およびお問い合わせが続いています
先週から今週にかけて,入塾のお申込みや説明会のご予約を含むお問い合わせが続いております。
この数日で先週に体験授業を受けていただいた 3名の方のご入塾が決まり,本日折り込んだ新聞チラシやホームページををご覧になられて 7件の説明会のご予約がありました。
当塾は開塾から間もなく 1年を迎え,少しずつ地域の皆様にご支持をいただけるようになり,地域に根付くことができてきていると手応えを感じております。
一昨日の日曜日から私立高の入試が,昨日の月曜日から私立大の入試が本格的に始まりました。
国公立大は昨日の消印までで出願が締め切られましたから,2月25日 (木) (・26日(金)) の二次試験に向けて,毎日昼過ぎから自習に来るなど当塾の高3生たちも余念がありません。
当塾の生徒たちを含め,どの受験生にとっても納得のいく形で入試を終えられることを願ってやみません。