塾長ブログ


進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。

大学合格速報《2020年 2月22日 時点》

 

国公立大二次の前期入試まで 1週間を切りました。

当塾の高3生は13名がこれに挑み,3月 6日(金) 以降の合格発表を待つことになります。

 

 

先日のブログでもお伝えしましたが,当塾では既に 4名が国公立大の合格を勝ち取り,進学先を確定しました。

 

名古屋大学 教育学部 (鶯谷高)

名古屋工業大学 工学部 (加納高)

岐阜大学 教育学部 (岐阜東高)

岐阜県立看護大学 看護学部 (長良高)

 

センター試験結果はもちろんのこと,評定を取るための 3年間の努力,志望理由書や面接・プレゼンの準備など,二次前期入試の準備と並行して取り組んできたことに対する評価だと思います。

あらためて合格おめでとう。

 

 

併願先の私立大の合格報告が続々と寄せられています。

当塾の高3生17名 (理系11名・文系 6名) が本日までに勝ち取った私立大の合格は以下の通りです (すべて掲載しています)。

 

東京理科大学 工学部 建築学科 (岐阜高) ※ 給付型奨学生

東京理科大学 工学部 工業化学科 (岐阜高)

東京理科大学 工学部 機械工学科 (岐阜高)

東京理科大学 工学部 機械工学科 (岐阜高)

東京理科大学 理工学部 土木工学科 (岐阜高) ※ 給付型奨学生

明治大学 理工学部 建築学科 (岐阜高) ※ 特別給費奨学生 (授業料全額免除)

同志社大学 理工学部 機械システム工学科 (岐阜高)

南山大学 人文学部 心理人間学科 (鶯谷高)

南山大学 人文学部 心理人間学科 (鶯谷高)

南山大学 人文学部 心理人間学科 (岐阜高)

南山大学 人文学部 心理人間学科 (岐阜高)

南山大学 人文学部 心理人間学科 (岐阜高)

南山大学 経済学部 (加納高)

豊田工業大学 工学部 (岐阜東高)

豊田工業大学 工学部 (岐阜高)

名城大学 法学部 (岐阜高)

名城大学 理工学部 応用化学科 (岐阜高)

名城大学 理工学部 応用化学科 (加納高)

名城大学 理工学部 応用化学科 (加納高)

名城大学 理工学部 応用化学科 (加納高)

名城大学 理工学部 機械工学科 (岐阜高)

名城大学 理工学部 機械工学科 (岐阜高)

名城大学 理工学部 社会基盤デザイン工学科 (加納高)

名城大学 理工学部 社会基盤デザイン工学科 (加納高)

名城大学 理工学部 社会基盤デザイン工学科 (加納高)

名城大学 理工学部 環境創造工学科 (加納高)

名城大学 理工学部 建築学科 (岐阜高)

名城大学 理工学部 建築学科 (加納高)

名城大学 薬学部 (岐阜高)

愛知大学 文学部 心理学科 (岐阜高)

愛知大学 法学部 (岐阜高)

愛知大学 経済学部 (加納高)

中京大学 心理学部 (鶯谷高)

中京大学 心理学部 (岐阜高)

藤田医科大学 医療科学部 (鶯谷高)

中部大学 工学部 応用化学科 (加納高)

大同大学 工学部 建築学科 (加納高)

大同大学 工学部 インテリアデザイン学科 (加納高)

大同大学 工学部 土木⋅環境学科 (加納高)

岐阜医療科学大学 保健科学部 (鶯谷高)

岐阜医療科学大学 保健科学部 (鶯谷高)

岐阜医療科学大学 看護学部 (長良高)

岐阜聖徳学園大学 教育学部 (各務原西高)

岐阜聖徳学園大学 教育学部 (各務原西高)

岐阜聖徳学園大学 教育学部 (各務原西高)

岐阜聖徳学園大学 看護学部 (長良高)

 

先日のブログでもお伝えしましたが,今年度の高3生は中学部から当塾で学び続けている生徒が多く,彼らが長きにわたって取り組んできた成果を出せていることを嬉しく思います。

 

大学合格速報《2020年 2月12日 時点》

 

本日,国公立大のセンター試験を課す推薦入試結果が出揃いました。

 

当塾では 4名が 2月25日(火) からの国公立大前期日程にも出願済みの第一志望に合格し,一足早く進学先確定となりました。

合格おめでとう!

 

 

名古屋大学 教育学部 [鶯谷高 (中央中) ]

 

 

名古屋工業大学 工学部 [加納高 (中央中) ]

 

 

岐阜大学 教育学部 [岐阜東高 (東長良中) ]

 

 

岐阜県立看護大学 看護学部 [長良高 (蘇原中) ]

 

この 4名は全統マーク模試において,合格した学部・学科で A判定を連発していました。

つまり,結果的には推薦入試での合格となりましたが,前期日程など一般入試でも合格していた可能性が濃厚だったということです。

 

余談ではありますが,岐阜大に合格した生徒は 5月から10月にかけて実施の第1回から第3回の全統マーク模試各回,12月実施のセンタープレテストにおいて学科順位 1位を獲得しています。

高3生になった時点で既についていた差を 1年間守り切って掴んだ合格,という見方もできます。

 

 

近年,国公立大でも推薦入試の定員枠が拡大しており,後期日程を廃止してその定員を推薦入試に振るという動きが全国の国公立大で見られます。

国公立大の推薦入試はセンター試験 (次年度からは共通テスト) を課すものと課さないものの 2パターンに大別され,その入試日程も年内の実施から 2月上旬などと大きく異なります。

 

国公立大の推薦入試は私立大の推薦入試に比べて募集人員が少ないうえ,出願条件に「評定平均値 4.0 以上」など厳しい成績基準を設けている大学もあります。

また,1高校からの推薦人数が制限される場合,出願前に高校内で選抜が行なわれることもありますから,評定平均値が基準を超えていれば必ず出願できるというわけでもありません。

さらに,書類選考やセンター試験結果に加え,小論文や面接,大学によっては専門知識を要する口頭試問やプレゼンテーションを課すところもあり,早め早めの準備が必要です。

 

時代の変化とともに,選抜方法も多様化しています。

現在は国公立大の総定員の約 20% が推薦入試によるものとなっており,次年度からは共通テストへの移行と相まって将来的にはますます推薦入試に占める率は増加していくことでしょう。

 

 

併願先の私立大の合格も続々と寄せられており,現時点で東京理科大学のセンター利用入試で 3名の合格 (すべて別の生徒によるもの) が出ております。

 

東京理科大学 工学部 機械工学科 (岐阜高)

東京理科大学 工学部 工業化学科 (岐阜高)

東京理科大学 理工学部 土木工学科 (岐阜高)

 

理工学部に合格した生徒は “成績優秀者” として給付型奨学金の対象に選ばれたようです。

すばらしい!

 

教え合う

 

授業後の時間帯になると,高3生が写真のような “討論する” または “教え合う” 光景が塾内のあちこちで見られます。

写真は化学の二次試験問題の解説講義を受けた後,討論を行なっている様子です。

 

 

今年度の高3生は,“討論” および “教え合い” を通じて地理や日本史でかなり成果を上げました。

彼らのセンター試験本番における日本史の平均点 ( 8名) は 83.7点で最高点は100点,同じく地理の平均点 ( 9名) は 80.4点で最高点は 95点という結果を残しています。

 

いずれも平均点で 8割を超える結果を残してくれましたが,地理は 5月の全統マーク模試では散々な結果で,彼らの地理の平均点は 5割に届いていませんでした。

これを打開するために導入したのが “討論” および “教え合い” というわけです。

 

日本史および地理は全範囲の講義を夏までに終えて素地をつくり,以降,講義はたまに行なう程度とし,生徒たちに演習 + 討論の形態を続けさせました。

理系生にとって日本史や地理といった社会科の学習は捗らないばかりか,どうしても後回しにしがちな科目です。

しかし,彼らは “討論” および “教え合い” で楽しみながら日本史や地理に取り組めていましたので,結果的に彼らの得点は飛躍的に伸びました。

 

なお,“討論” および “教え合い” は完全に生徒任せにはせず,写真のように教員が仲介に入ってサポートすることもありました。

ともすれば,“討論” および “教え合い” はただの “雑談” に終わる可能性も否定できませんし,ダラダラと長い時間をかけたところで生産性が上がらないこともあります。

 

 

『ラーニングピラミッド』という概念をご存知でしょうか。

 

『ラーニングピラミッド』はアメリカ国立訓練研究所という機関が発表した研究結果で,学習方法による知識の定着率を表したものです。

近年では学校現場でのアクティブ・ラーニング熱の高まりとともに,書籍やネット上で『ラーニングピラミッド』のような概念図を目にする機会も増えました。

 

図中の定着率を鵜呑みにはしませんが,単なる座学よりも “討論” および “教え合い” を経たほうが定着率が高まるということは,当塾の高3生の成果を見ても明らかです。

講義を受けるだけ (映像を見るだけ),または本を読むだけでは限界がありますからね。

 

それでは,“討論” および “教え合い” はどんな生徒にも有効かと問われれば,私は No と答えます。

導入部の学習においては講義や読書を通じた学習は絶対に欠かせないものであり,基礎の段階から “討論” および “教え合い” をするのは非効率です。

また,生徒間の学力差が大きいと “討論” および “教え合い” の効果性は下がると考えます。

 

知識の定着に向けた手法は様々であり,何も机に向かうだけが学習ではないのです。

当塾は今後も生徒たちに様々な学びの機会を提供し,将来に向かって取り組める子どもたちの育成に力を注ぎます。

 

右肩上がりの中3生たち

 

高校受験を目前に控えた今年度の中3生から校内実力テストの結果提出があり,目を見張るレベルの『右肩上がり』を達成してくれた生徒が数名おりました。

 

まず 1名,この生徒 (鵜沼中) は中2生の終わりから当塾へ通ってくれており,中3生になって 5月が 383点,9月が 439点,11月が 465点と順調に得点を向上させました。

そして 1月には 484点を達成し,5月から 1月の 8ヶ月で実に 101点の向上を果たしました。

志望校が固まって以降よく頑張っていますから,これまでの積み重ねが如実に表れてきています。すばらしい!

 

当塾の中学部高校部は定期テストや各種実力テストに向けて過去問や予想問題を行なうことはありませんが,そういったものがなくとも結果は残せるということを証明してくれています。

 

 

もう 1名,同じく『右肩上がり』を達成してくれた生徒で,こちらは 5月に 400点,9月に 413点,11月に 446点,1月には 477点に到達しました。

 

この生徒 (中央中) は小学部から通塾してくれており,この 4年余りの期間でコツコツと成果を積み上げてきました。

今後も共に頑張っていきたいと考えています。

 

 

上記 2名の他,今年度の中3生で校内実力テストで『右肩上がり』を達成したのは 3名。

 

・ 5月 373点,9月 419点,11月 446点,1月 461点 ( 5月から 1月で 88点アップ) 》

・ 5月 401点,9月 405点,11月 445点,1月 448点 ( 5月から 1月で 47点アップ) 》

・ 5月 290点,9月 293点,11月 336点,1月 378点 ( 5月から 1月で 88点アップ) 》

 

自己ベスト更新を目指し,彼らがコツコツと取り組んできた成果を発揮できてよかったです。

 

1月実施分で自己ベストを更新するも,完全な『右肩上がり』を達成できなかった生徒,例えば 11月で一度下げてしまってからの自己ベスト達成という生徒も数名いました。

高校入試では自己ベストを達成し,次の大きな目標に向かって頑張ってほしいと思います。

 

弛まぬ努力

 

当塾が開塾した2015年の 3月,現在の高3生はまだ中1生でした。

 

先日のブログでも取り上げた通り,5期生となる今年度の高3生は中学部から当塾で学んでいる生徒が多く在籍しています。

在籍の17名全員が国公立大を第一志望としており,彼らは 2月から始まる試験に挑んでいきます。

 

 

写真は中2生から当塾で学んでいる生徒のセンター試験の結果帳票で,5教科 7科目の合計点において岐阜高の理系で 5位,文系も含めると 7位という結果でした。

 

ちょうど 3年前に受験した『岐阜新聞テスト』では岐阜高の志願者の中で 110位という結果でしたから,わからないものだなあと思います。

今回の結果は,高校入学後も緩めることなくコツコツと取り組み続け,その積み重ねをセンター試験本番において遺憾なく発揮した成果だと言えます。

 

 

まず,この生徒に関して声を大にしてお伝えしたいのが,高1生の頃から授業のない曜日も当塾の自習室に来て頑張り続けていたということです。

これは平日に限ったことではなく,日曜日も足繁く当塾の自習室に通っていました。

 

弛まぬ努力を重ね続けての結果であり,偶然出た結果ではないというところがポイントです。

高校合格は小さな小さな通過点に過ぎないと,私たちに改めて気づかせてくれました。

 

センター試験 2020

 

本日,大学入試センター試験が終わり,本格的な受験シーズンが始まりました。

 

写真は今朝 ( 2日目) の岐阜大学会場のもので,娘を送って行った際に撮影したものです。

試験開始の 1時間以上前ではありましたが,すでに多くの受験生が集まり熱気が漂っていました。

 

 

センター試験終了後,高3生は18時頃から続々と集まり始め,5期生である17名の在籍生全員が出席のもと,各科担当教員が見守る中で20時からの自己採点会に臨みました。

 

5期生は中学部から当塾で学んでいる生徒が多く在籍し,高校部から入塾した生徒も含め,今日まで共に頑張ってきた彼らは私たちにとっての誇りです。

なお,彼らの文理区分は理系11名・文系 6名で,在籍高は岐阜高 8名・加納高 3名・長良高 1名・各務原西高 1名・岐阜東高 2名・鶯谷高 2名という内訳です。

 

5期生17名の英語・数学・国語の上位 3名および各科の平均点は以下の通りです。

 

[英語・筆記 (200点満点) ] ※ 当塾平均 165.1点

188点 (岐阜高・理系),186点 (鶯谷高・文系),185点 (岐阜東高・理系)

[英語・リスニング (50点満点) ] ※ 当塾平均 37.1点

48点 (岐阜高・理系),48点 (岐阜高・理系),42点 (岐阜高・理系),42点 (鶯谷高・文系),42点 (岐阜東高・理系)

[数学 IA (100点満点) ] ※ 当塾平均 73.9点

96点 (岐阜高・理系),90点 (岐阜高・理系),87点 (岐阜高・理系)

[数学 IIB (100点満点) ] ※ 当塾平均 73.1点

91点 (岐阜高・理系),91点 (岐阜高・理系),89点 (岐阜高・理系)

[国語 (200点満点) ] ※ 当塾平均 158.8点

187点 (鶯谷高・文系),180点 (岐阜高・理系),180点 (岐阜高・文系)

 

 

続いて理科・社会の結果です。こちらは 各科とも当塾 1位の結果のみ掲載します (平均点は 5名以上が受験した科目のみ)。

 

[化学 (100点満点) ] ※ 当塾平均 79.0点 [11名]

100点 (岐阜高・理系)

[物理 (100点満点) ] ※ 当塾平均 87.4点 [ 9名]

95点 (岐阜高・理系)

[生物 (100点満点) ]

96点 (鶯谷高・理系)

[化学基礎 (50点満点) ] ※ 当塾平均 39.6点 [ 6名]

46点 (長良高・文系)

[生物基礎 (50点満点) ] ※ 当塾平均 38.8点 [ 6名]

44点 (各務原西高・文系),44点 (岐阜高・文系)

[日本史 B (100点満点) ] ※ 当塾平均 83.7点 [ 8名]

100点 (岐阜高・理系)

[世界史 B (100点満点) ]

85点 (岐阜高・文系)

[地理 B (100点満点) ] ※ 当塾平均 80.4点 [ 9名]

95点 (岐阜高・理系)

[現代社会 (100点満点) ]

82点 (各務原西高・文系)

[倫理⋅政経 (100点満点) ]

81点 (鶯谷高・文系)

 

 

5教科 7科目 (900点満点) の当塾 1位の生徒は 846点 で,得点率は 94.0% という結果でした。

昨年度の最高得点率 95.1% には及びませんでしたが,自己ベストを更新した生徒も多く,2月の入試に向けて弾みがついたと思います。

 

 

岐阜県内だけを見渡しても素晴らしい指導を行なう塾や予備校が多数ありますから,当塾の生徒たちよりも高得点を収めた生徒が相当数いるでしょうし,まして全国となれば尚更です。

間もなく開塾から丸 5年を迎える当塾も,地域の皆様にとって必要な存在となれるよう,今後も子どもたちの将来に向けたサポートを全力で行なっていく決意です。

 

将来設計指導《2020年 1月度》

 

本日,小5生⋅小6生を対象に将来設計講座『みらい』を実施しました。

今回は “10年後を考える” をテーマに,映像の視聴と小6生から見て10学年上の先輩の話を聴いてもらいました。

 

 

今回,将来設計講座のゲストとして来てもらったのは早稲田大学の政治経済学部に在籍する大学 4年生です。

彼は中学入学から高校卒業までの 6年間にわたって私が指導した教え子で,この 4月からは大手新聞社への就職が決まっています。

 

駆け抜けてきた中高大の10年,そしてマスコミを志した経緯など,彼は優しい口調で10学年下の後輩たちに語りかけてくれました。

また10年後,今日の受講生の中から10学年下の後輩たちに講演を行なえる人材が出てくることを願ってやみません。

 

2020年の指導を開始しました

 

新年,明けましておめでとうございます。

本日より進路探究塾 Mirai は 2020年の指導を開始致しました。本年も宜しくお願い申し上げます。

 

 

現在の学び等の近況報告や進路⋅就職の相談を兼ねて,この年末年始も多くの教え子が顔を出してくれました。

 

塾内で話したり食事に行って話したりと形態はさまざまですが,岐阜へ帰省してくる年末年始やお盆は各地に散らばる教え子たちと顔を合わせる絶好の機会です。

様々なステージで教え子たちが活躍してくれていることが何より嬉しいですし,それは私がこの仕事のやりがいを感じる瞬間でもあります。

 

写真は昨春に東京大へ進学した教え子で,後輩たちへのお土産を持参して来塾してくれました。

 

 

高3生の後輩たち一人ひとりに,言葉をかけながらお土産のお菓子を手渡してくれました。

 

以前のブログでも紹介しましたが,彼女は昨年のセンター試験で 856点 (900点満点) という結果を残しています。

素晴らしい結果を残した先輩からのプレゼントに,センター試験を 2週間後に控える高3生の諸君は大喜びでした。

 

冬特講 2019

 

今年度も12月28日(土) から30日(月) の日程で,中3生から高3生を対象に『冬特講 2019』を実施しました。

 

 

『冬特講』は中3生が高校入試に向けた講義および演習,高3生がセンター試験に向けた各科の演習および解説を実施する集中講義です。

高1生と高2生は来るべき共通テストに向け,例えば高1生なら数学 I⋅A といった “現時点でも取り組める科目” の演習および解説を繰り返します。

 

 

中3生と高3生は初日⋅ 2日目が10時から22時の12時間,最終日は10時から18時の 8時間にわたって学び,3日間の合計は32時間に達します (高1生と高2生は 2日間で17時間)。

写真は中3生の授業中のもので,長時間の授業にもかかわらず期間中は体調不良や欠席といった脱落者が 1名も出ることなく頑張ってくれました。

 

 

2019年の授業も『冬特講』をもって無事に終了することができました。

 

当塾は 2020年 3月に開塾から丸 5年となり,6年目を迎えます。保護者の皆様ならび地域の皆様をはじめ,当塾を支えてくださる多くの方々に感謝致します。

いつも本当にありがとうございます。

 

大学入学共通テスト

 

この 2ヶ月で,2021年度から実施となる『大学入学共通テスト』(以下,共通テスト) の全容が明らかになってきました。

 

11月に発表があったように,『共通テスト』における英語科の民間試験導入は2025年度入試 (現中1生) まで延期が決まりました。

また,国語科および数学科の記述式導入に関しては,英語科のように期限を区切った延期ではなく,導入時期を示さない “無期限延期” となります。

 

これにより『共通テスト』は英語科の民間試験導入と国語科および数学科の記述式導入という大きな 2本柱を失うことになります。

 

 

当塾では現高2生を含む “共通テスト世代” に対し,英語科 4技能の民間試験に向けた Reading ⋅ Writing ⋅ Listening の指導に加えて Speaking の指導にもかなりの時間を割いています。

同様に,数学科および国語科の記述式に向けた対策として,毎週にわたって添削指導を行なっています。

それらは決して無駄にはならないものの,もう少し早い段階で正式決定してくれていれば,もっと他のことに時間を充てられたのではないかと考えます。

 

今回のように入試まで 1年前と間際になって変更だの延期だのとバタバタするのは,行政サイドの制度設計および見通しの甘さに他なりません。

現高2生にとっては『共通テスト』に関わる今回の騒動は “いい迷惑” 以外の何物でもありませんから,来るべき入試本番に向けて子どもたちを第一に考えてあげてほしいと切に願います。

 

 

とは言っても,種々の問題点さえクリアできれば,私は大学入試に英語科 4技能の民間試験を導入することと,国語科および数学科の記述式を導入することに賛成のスタンスでおります。

 

4技能へのシフトは,Reading と Listening 偏重のいわゆる “受験英語” から脱却する良い機会になると考えています。

ただし,民間試験に関してはアメリカの ETS や日本英語検定協会といった営利団体ではないところに担当してもらいたいというのが本音です。

これ以上,子どもたちを巻き込まないであげてほしいものですね。

 

記述式に関しては『共通テスト』のような受験者数の多い試験に導入するのは不向きであると考えますが,各大学の入試には導入すべきと考えます。

記述を通してある程度の論理的思考力を量ることができますし,内容や体裁からその受験生の “質” を見ることもできます。

マークのみで決着という私立大が大半という中,あれだけの受験者数を抱える早稲田大や慶應義塾大のように記述式での出題を頑なに守り続けている私立大も数校あります。

国公立大は基本的にどこの大学も記述式の出題を行なっていることからも,私立大は採点のしやすさや効率性を追求するだけでなく,たとえ数問でも記述式を出題すべきだと思います。

 

さらには,大学入試において理系だから国語が不要とか,文系だから数学が不要といった考え方も排除すべきと私は考えます。

国公立大は文系⋅理系を問わず基本的に一次試験に 5教科が課されますが,私立大はそうではありません。

なお,当塾から合格者が出ている東京大京都大の二次試験には,理系学部であっても国語科の記述式の入試が,また,文系学部であっても数学科の記述式の入試が課されています。

 

今後,大学入試が子どもたちにとってより良いものになるよう願うばかりです。

 

2019年12月17日 | カテゴリー : その他 | 投稿者 : ito