進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
少人数制だからこそ
当塾は開塾時より “少人数定員制” にて指導を行なっております。
中学生・高校生の各学年の定員は集団指導コースが16名,個別指導専科コースが 2名の計18名に設定しています。
集団指導コースにおいては複数クラスの設定はせず,各学年とも 1クラスの設定です。
現在,中1生と中3生の集団指導コースがそれぞれ上限の16名に達しており,募集を停止している状況です。
募集を停止してからも入塾を希望されるご家庭から数件お電話をいただいたものの,心苦しい限りではありましたがお断りさせていただきました。
当塾が少人数指導にこだわる理由は,毎週の懇談や質問受付を含む授業外指導,さらには添削指導を円滑に進めるためです。
もちろん,授業中に全生徒へ目が行き届くようにすることは当然ながら,自習室の席数を確保する目的もあります。
日々の授業指導に加え,懇談や質問受付対応,そして自習室をうまく活用した子どもたちの頑張りの積み重ねの成果が当塾の合格実績なのだろうと思います。
教え子との再会 Vol. 022
当塾の卒塾生 ( 2期生) で,京都大に通う教え子が就職先内定の報告を兼ねて Mirai を訪問してくれました。
彼は来春より,誰もが知る IT 最大手の企業に就職します。
日本,そして世界を豊かにするべく頑張ってほしいですし,利他の精神にあふれる彼なら素晴らしい仕事をやり遂げてくれるだろうと期待してやみません。
今回は久しぶりの再会でしたが,10年後のビジョンを語るその姿に彼のさらなる成長を感じました。
初めての通知表《中1生》
中学校の前期が終わり,当塾に通う中学生から通知表の提出が相次ぎました。
今回のブログは,中学生になって初めて通知表を受け取った中1生にスポットを当てて話をさせていただきます。
当塾には 5科でオール 5を達成する生徒は多数おりますが,中1生は今回 4名が 5科でオール 5を達成してくれました。
当塾の中1生は16名の在籍ですから,実に 4名に 1名が 5科でオール 5を達成している計算で,率でいうと 25.0% です。
定期テストの頑張りはもちろん,日々の授業態度や学習に対する姿勢,そして提出物がきっちりとなされているからこその結果なのでしょう。
しかし,残念ながら,今回は 9科でオール 5の達成者はいませんでした。
44が 2名,43が 1名と非常に惜しい結果の生徒もいましたので,後期・学年は達成できるよう奮起してほしいものです。
先日のブログでもお伝えしたように,この学年は小学部から当塾で学んでくれている生徒たちを中心によく頑張ってくれています。
やはり,小学生のうちに確たる学習習慣を身につけて中学校に進学すると,良好な結果が出やすいのだと改めて確信しました。
なお,中1生の通知表平均は 5科が 21.8,9科が 36.4 という結果でした。
いずれも当塾の中2生・中3生の平均結果にはおよばなかったものの,初めてにしてはよく頑張ったと思います。
大学入学共通テスト
『大学入学共通テスト』がおよそ100日後に迫り,受験生の緊張感は日を追うごとに高まってきています。
『大学入試センター試験』では平均正答率が 6割になることを目安に作問がなされていたそうですが,『大学入学共通テスト』は平均正答率が 5割になるように作問する方針だそうです。
つまり,各大学のボーダーラインも変動 (下振れ) することが想定され,大手予備校のボーダーライン予想を見ても昨年までのものとは様相が大きく異なります。
とは言っても,作問ポリシーが変更になろうと,出題形式が変更になろうと,得点が取れる受験生は変わらず得点できます。
作問ポリシーが変更になると言っても教科書レベルを超える出題が連発するわけではありませんから,長い時間をかけ,基礎をしっかりと築いておけば恐れるに足りません。
『大学入学共通テスト』では英語・国語だけでなく,数学でも読解力が求められています。
しかし,幼い頃から読書に勤しみ,論理的思考力を築いてきた受験生にとっては,『大学入学共通テスト』で求められる読解力は苦になるものではありません。
読書を敬遠してきた受験生や,いわゆる “テクニック” で解答することに慣れている受験生は『大学入学共通テスト』で苦戦を強いられることでしょう。
また,『大学入学共通テスト』は来春に初めて実施されることから過去問が存在しませんので,事あるごとに “過去問ありき” の学習だった受験生も同様に苦戦することでしょう。
やはり基礎をしっかりという考え方は普遍的なものであり,幼い頃から読書習慣を構築することは重要だと改めて感じました。
「なぜ勉強するのか」という問いに対して
子どもたちが持つ疑問,それは「なぜ勉強するのか」という問い。
多かれ少なかれ,子どもたちはこの疑問と日々格闘し,葛藤しながらも目の前にある “すべきこと” を淡々と熟しています。
これは当塾へ通う生徒たちも例外ではありません。
昨今は経済格差が深刻化し,その影響が子ども世代にも波及して完全に勉強を放棄する子どもさえ出てきてしまっている現状もあると耳にします。
さらに,受験という一発勝負の試験を行なうことを批判・揶揄する声や,受験勉強は「単なる知識の詰め込みに過ぎない」という声まで聞こえてきます。
果たしてこれらは正論なのでしょうか。
私たちは「なぜ勉強するのか」に対する答えと,受験勉強の意義を次のように考えています。
まず,“正解のある閉じた世界” で,持つ知識を駆使して “必ずあるはずの正解” を探し出す訓練は,将来の論理的思考力を鍛える絶好の機会となります。
その途中経過に『志望校合格』があり,その先にある将来の『夢の実現』があるのです。
上記した “持つ知識” の定義は,高校卒業程度の 5教科各科目の基礎知識であり,いわゆる一般教養と呼ばれる類のものです。
最低限の暗記は避けて通れないところがあり,字が読めなければ本を読めないのと同じで,一般教養がなければ論理的に思考することは難しいのではないかと考えます。
仕事を進めていくうえで “未知の問い” に遭遇することがありますが,そういう問いに対処する能力は,一定レベルの教養をもって行なう受験勉強を通じ,論理的思考力を磨いてきた者に備わります。
語弊があるかもしれませんが,これは難関と言える大学受験や各種資格試験に向けた渾身の受験勉強を経験していない者には備わり難い能力ではないでしょうか。
論理的思考力を鍛えることそのものが,まさに人生の準備としての『勉強』であると言えます。
併せて,受験勉強を通じて忍耐力も養われますから,子どもたちが志望校合格という目標を持ち,あれこれ悩みながら勉強に励むことが彼らの成長を促し,将来の夢を実現する第一歩となるのです。
来春の高校入試日程に関して
来春の岐阜県公立高校入試日程が固まりました。
[出願期間] 2021年 2月10日(水) から 2月16日(火) ※ 2月11日(祝)・13日(土)・14日(日) は除く
[変更期間] 2021年 2月17日(水) から 2月22日(月) ※ 2月20日(土)・21日(日) は除く
[検査期日] 2021年 3月 3日(水) ※ 一部の学校では 3月 4日(木) にも実施
[合格発表] 2021年 3月21日(日)
当初,検査期日は 2021年 3月 9日(火) で予定されていましたが「追検査」の設定を受けて 1週間近く繰り上がることとなりました。
合格発表は 2021年 3月21日(日) で検査日から 2週間以上とかなりの日数があり,これは異例とも言える長さです。
受験生が新型コロナウィルスに感染または濃厚接触者となった場合,「追検査」として後日に検査日程が変更となります。
「追検査」は 2021年 3月18日(木) に実施で,合格発表は「追検査」の結果も踏まえてなされる形で決着しました。
また,検査日の繰り上がりに併せて,出題範囲が削減されることも決定しました。
詳細はこちらをご確認ください (岐阜県公立高等学校入学者選抜「新型コロナウィルス感染症への対応について」のページへリンクします)。
来春の新型コロナウィルス感染拡大状況は全く予想できませんが,どのような状況であっても入試が実施されないということは考えられません。
受験生は感染予防に努めつつ,来るべきその日に向けて “すべきことを淡々と熟す” ことが求められます。
前期期末テスト《中学生》
先週に実施された,中学生の前期期末テスト結果返却が始まっています。
本日時点で 5科すべてが返却されている生徒のうち,自己ベストを更新した生徒を紹介します。
486点《蘇原中・中1生 (通塾歴 2年 6ヶ月) 》〔前回より 6点アップ! (自己ベスト更新) 〕
474点《蘇原中・中1生 (通塾歴 0年 7ヶ月) 》〔前回より 1点アップ! (自己ベスト更新) 〕
473点《中央中・中1生 (通塾歴 3年10ヶ月) 》〔前回より21点アップ! (自己ベスト更新) 〕
464点《稲羽中・中3生 (通塾歴 2年 7ヶ月) 》〔前回より12点アップ! (自己ベスト更新) 〕
409点《中央中・中3生 (通塾歴 1年 7ヶ月) 》〔前回より 5点アップ! (自己ベスト更新) 〕
391点《桜丘中・中3生 (通塾歴 1年 2ヶ月) 》〔前回より21点アップ! (自己ベスト更新) 〕
これまでのブログでもお伝えしているように,当塾では定期テストや実力テストに向け,過去問や予想問題を演習させるといった指導を行なっておりません。
過去問や予想問題に勤しんで得た結果に価値を見出せないというのが私たちの考えで,それらは長い目で見て子どもたちの成長を阻害する可能性があると考えています。
前期中間テストに続き,多くの生徒がなかなかの結果を残してくれました。
私たちは,過去問や予想問題といった安易なものに頼ることなく自己ベストを更新した彼らを誇りに思います。
子どもたちの成長
私は塾で指導するようになって,今年で24年目となりました。
多くの方から「なぜ,学校ではなく塾なのか」と質問されます。
理由はいくつかありますが,私はこの問いに対して「長きにわたって,子どもたちの成長に携われるから」と答えています。
私たちは長い生徒だと 5年,10年と指導にあたります。
その中で「○○ができるようになった」「苦手だった□□を克服した」といった感じで,歩みや成長をつぶさに感じられる場面が多々あり,私はそこがこの仕事の最大の魅力だと考えています。
学校であれば小学校または中高一貫校でも最長で 6年ですが,塾であればそれ以上の期間にわたって指導にあたることが可能です。
これまでの教え子を振り返っても,小学生の頃から大学合格まで通して指導にあたることができた生徒は大きな結果を残したケースが多いという印象です。
現在,当塾で学んでいる生徒の中にも,すでに10年近く指導にあたってきた生徒たちがいます。
そのうちの数名を紹介させていただきます。
写真の 2名はいずれも高3生で,私たちは彼女らが小3生だった頃から指導しています。
指導を開始して今年で 9年目であり,高校受験も共に戦ってきた間柄です。
小学生の頃にコツコツと取り組む習慣を身につけ,中学生の頃は成長を続けてそれぞれ岐阜高・加納高の合格を勝ち取りました。
現在も大学合格に向けて当塾で頑張ってくれていますから,引き続きサポートしていきたいと考えています。
続いて,中1生の 2名。なんと,この 2名も私たちの指導を受けて 9年目です。
それぞれの兄姉を指導していた縁で,幼稚園の頃から私たちのもとで学び続けてくれています。
彼らには 4年以上前のブログ (当時は小2生) にも登場してもらっていますが,当時と比べて随分と大きくなったなあと実感します。
これからも引き続き,彼らの成長を見守っていきたいと思います。
頑張る中1生
夢へ一歩一歩
本日,昨春に東京大へ進学した卒塾生から嬉しい知らせが届きました。
報告の内容は,予てより志望してきた航空宇宙学の内定を勝ち取ったというものです。
5年前のブログでも述べましたが,小学生・中学生の時点で将来を見据えて学ぶことが重要であり,受験を突破できさえすればよいという “短絡的な目標” で行動するのは違うと考えます。
なお,このブログに登場している中3生というのは現在は東大生になっている卒塾生のことです。
彼女は先日も,1年時の成績報告と後輩たちへのアドバイスを兼ねて当塾へ顔を出してくれました。
私たちは彼女と知り合ってもう10年を超えましたが,彼女が中学生の頃に掲げた夢に向かって着実に歩みを進めていることが本当に嬉しいです。
教え子が立派に成長していく姿を見られることがこの仕事の醍醐味だと改めて感じました。
東大は他の大学と異なり,学部 (学科) ごとの募集ではなく,理系であれば理科一類から理科三類,文系であれば文科一類から文科三類といった科類ごとに募集が行なわれます。
ざっくりと,理科一類は工学部や理学部,理科二類は農学部や薬学部,理科三類は医学部へ進学することになりますが,2年次前期までの基礎科目の成績で 3年次以降の学部・学科が確定します。
入学からの 2年間は教養学部に属し,基礎科目の学びを通じて 3年時からの学部・学科の “振り分け”,つまり「進学選択」が行なわれます。
基礎科目の成績の平均点が上位の学生から志望する学部・学科に内定する仕組みで,人気のあるところだと “内定ライン” が非常に高くなることもあります。
つまり,大学入学後もしっかりと学び続けなければ,希望する学部・学科への進学すら危ういというのが東大の「進学選択」の仕組みです。
さまざまな意見があろうかと思いますが,私はこの制度に賛成の立場であり,少なくとも旧帝大では同様の制度を実施すべきと考えております。