進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
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教え子の成長
この夏も,大学生や社会人になった教え子と顔を合わせる機会が何度かありました。
コロナ禍でなければ食事をしながらゆっくりと話をしたいところですが,現在の感染状況を鑑みるとそういうわけにはいきません。
1日も早い終息を願うばかりです。
お菓子の入った箱を手に教室を歩いているのは今春より上智大で学んでいる卒塾生で,受験を控える後輩たち一人ひとりにお菓子を手渡しながら激励をしてくれました。
彼女は 8月の初めに東京から岐阜へ帰省しており,2週間以上を空けて来てくれる気遣いはさすがだと思いました。
こういった気遣いに加えて現在の学びの報告からも彼女の成長を感じましたし,後輩たちを激励してくれる姿を見て非常に嬉しかったです。
いつも本当にありがとうございます
夏特講 2021
好結果が続々と
蘇原中で 6月に実施された実力テスト結果が子どもたちに返却されています。
当塾は蘇原中の中2生が 5名在籍しており,彼ら 5名の実力テストの 5科平均点を算出すると437.0点になります。
中でも数学は 3名が100点を獲得し,5名の平均点は94.4点に達するなど,彼らの日頃の頑張りが目に見える形で表れて非常に嬉しいです。
なお,今週末より同じ蘇原中から 1名が入塾してくることが決定しており,それによって良い意味での競い合いがさらに活性化されると確信しています。
写真にあるように,当塾トップの生徒は 5科合計が490点と素晴らしい結果で,学年順位はわかりませんがよく頑張ってくれました。
余談ではありますが,彼はこの 6月に漢検 2級の合格も勝ち取っており,長い目で見た受験対策が着々と進んでいると言えます。
先日のブログでも申し上げましたが,当塾の生徒たちが挙って好結果を残してくるのは “目標を持って取り組むことの大切さを理解しているから” に他なりません。
当塾が目指すものは眼前のテスト結果や受験合格ではなく,子どもたちの “長い目で見た成長” と “将来の夢の実現” なのです。
教科書のデジタル化で思うこと
利点も数多くあるということは承知しているものの,私は教科書のデジタル化 (デジタル教科書の導入) に否定的な立場です。
今回のブログはなぜ私がデジタル教科書に賛成していないのかを,私が大学受験時に社会科選択科目 (日本史) の学習に取り組んでいた際の経験も踏まえてお話しさせていただこうと思います。
社会科・理科の各科は教科書を読み込んで理解することが学習の基本であり,教科書を蔑ろにして問題集をひたすら解くやり方は正攻法ではありません。
これは大学受験だけでなく高校受験においても同じことが言えますし,私が大学受験時に取り組んでいた日本史に関してはこれが顕著だと思います。
私は農学部の出身ですが,大学受験時に日本史の学習は全く苦ではなく,むしろ気分転換の位置づけで取り組んでいましたし,センター試験の日本史は満点でした。
写真は私が当時に愛用していた山川出版社の『日本史用語集』で,使い込みが激しく装丁も外れてしまっているなどボロボロです (見た目は汚いですがゴミではありません)。
ちなみに,写真には写っていませんが教科書はもっとボロボロです。
紙の教科書の良さは,何と言っても気軽に手に取れるところです。
私は問題を解いていて不明点が出てきたら,まずは教科書を広げ,そして図録・用語集も併用しつつその内容を振り返っていました。
「確か〇〇ページのこのあたりに記載があったよなあ」などと思い返しながら,山川の教科書をパラパラと捲る。
その際,調べたかった事柄・項目に関連する “別の情報” を読み耽ったり,または,関連はしないが “以前から気になっていた情報” を眺めることもできる。
一見して回り道と思える作業ではありますが,私はこれも学習の醍醐味だと思うのです。
併せて,紙の教科書を手にしてその重みを感じ取り,さらにはその分厚さを目の当たりにすると,受験に向けてどのくらいの分量を学ばなければならないかが一目瞭然です。
開いた教科書の背表紙を見て「まだ先は長いなあ…」とか「折り返しは過ぎた!」など,それが自分を奮い立たせる材料になることもあります。
デジタル教科書はそういった物理的な情報も,なんとなくでしか理解できません。
教科書をメインに図録と用語集を机上に並べて配置し,視点を変えながら学習に取り組む。
大学受験の社会科や理科の学習においてはこういう場面が多々ありますが,仮に教科書・図録・用語集が全てデジタル化されてしまったらどうなってしまうでしょうか。
手元にタブレットや PC が 1台しかない場合,小さな画面の中で教科書・図録・用語集の全てを開かなければなりません。
私のように視力のよくない人間にはタブレットや PC の小さな画面は正直きついですし,アプリや画面を切り替えつつ使用するならば紙媒体のほうが圧倒的に使いやすいことは言うに及びません。
また,デジタルの場合,その様式・形態にもよりますが,紙媒体のような使い勝手を実現できるでしょうか。
アンダーラインを引いたり,補足事項を書き込んだり,教科書の角を折ったり付箋を貼ったりという作業は,デジタルで似たような作業ができようとも絶対に同列には成り得ないのです。
先に述べたように,デジタル教科書にも利点があります。
具体的には,読み上げ機能や動画の再生といった学習支援機能をはじめ,教科書をデータとして持ち歩けるようになることで物理的に荷物を減らせるといった利点が挙げられます。
さらには,誤字や誤記があった場合に訂正が容易にできるなど,出版する側にも利点があります。
しかし,だからといって紙の教科書を減らし,徐々にデジタル教科書の割合を増やしていくという流れには危機感を覚えます。
今後も紙の教科書を基本としつつ,デジタル教科書も併用するくらいの位置づけが望ましいと私は考えます。
暗記や理解が必要な読み物の類,特に繰り返し読み込む必要のあるものは紙で,図録や資料集はデジタル。これならまだ納得です。
卒塾生の出身高校
以前のブログで当塾の 4期生から 6期生,卒塾生40名の『実進学先』を一覧にまとめました。
今回のブログでは,彼らの出身高別の人数分布がどのようになっているかを紹介したいと思います。
彼らの出身高校を降順に並べると以下のようになります。※ ( ) 内は構成比を表します
1. [公立] 岐阜高 11名 (27.5%)
2. [公立] 加納高 8名 (20.0%)
3. [私立] 岐阜東高 5名 (12.5%)
4. [公立] 岐阜北高 4名 (10.0%)
5. [私立] 滝高 3名 (7.5%)
6. [公立] 岐山高 2名 ( 5.0%)
6. [私立] 鶯谷高 2名 ( 5.0%)
8. [公立] 長良高 1名 ( 2.5%)
8. [公立] 各務原西高 1名 ( 2.5%)
8. [私立] 東海高 1名 ( 2.5%)
8. [私立] 南山高 1名 ( 2.5%)
8. [私立] 聖マリア女学院高 1名 ( 2.5%)
公立高の出身者が40名のうち27名 (構成比は68.0%) で,およそ 3名に 2名が公立生ということになります。
学校別で見ると岐阜高 (同27.5%) と加納高 (同20.0%) が多く 2高で全体の半数に達し,岐阜北高 (同10.0%) がこれに続く形です。
先日のブログでも申し上げましたが,どの高校に入学するかによって “ 3年後の未来” がある程度決まってしまう現実があります。
中学生は高校選びをする際,慎重に検討を重ねてほしいと切に願います。
高校生の定期テスト
私は定期テストを控えた高校生に対し,学習に取り組むよう口うるさく言わないようにしています。
その理由は,進学校に在籍する高校生であれば定期テストの学習に取り組むのは当然ですし,特に志望校で “求められる科目” は定期テストの学習そのものが受験に向けた準備だからです。
ご家庭や私たちからとやかく言われ,ようやく重い腰を上げるような姿勢では結果は見えています。
定期テスト前,ある程度は集中的に学習に取り組むのは当然のこととして,それが定期テストのため “だけの” 学習に陥ってしまっては大学受験で結果を残すことはできません。
これまでのブログでもお伝えしたように,大学入試や将来を見据えて日々の努力を怠ることなく,その積み重ねをもとにして “定期テストでも得点できる” 状態が望ましいと私は考えます。
先日,久しぶりに高校生の定期テスト答案を見せてもらう機会がありました。
写真は岐阜高に通う高2生 (蘇原中出身) のもので,数学が 100点と 96点,化学基礎が 98点など素晴らしい結果が続々。
合計の学年順位もあと一歩でトップ10入りだったことから「頑張ったね」と褒めたところ,彼は「まあ,定期テストですから…」と冷静そのもの。
誤解のないように言っておきたいのは,彼はテスト前に限らず日頃からコツコツと取り組んでいますし,私たちに対して科目を問わず積極的に質問もしてくれます。
定期テスト結果で一喜一憂しているようでは大学受験,特に難関大に挑むとなると厳しいということを理解したうえでの発言です。
余談ですが,科目によっては答案をスキャンしての “デジタル採点” に変遷していることも驚きました。
有益な時間
当塾は小1生から高3生まで,意欲あふれる多くの子どもたちが通塾してくれています。
ほとんどが各務原市内からの通塾ですが,岐阜市や愛知県からもお越しいただいており,多くの塾や予備校が犇く中で当塾をお選びいただいていることに深く感謝申し上げます。
今後も保護者各位のご期待とお子さま方の意欲にお応えするべく教員一同力を合わせて頑張っていきますので,何卒宜しくお願い致します。
私は最近,送迎にお越しいただいた保護者の方とお話しするために塾前の踊り場や駐車場へ出向くようにしています。
お子さまの指導に関する報告をさせていただくこともあれば,何気ないお話をさせていただくこともあります。
さらには,貴重なご意見を頂戴できることもありますから,保護者の方とお話しさせていただく時間は私にとって非常に非常に有益な時間です。
今後はこの頻度をもっと高めていきますので,お子さまの送迎時に私を見かけた際は是非お声がけください。
なお,ご相談やご質問等がございましたらお電話やメールでも承っておりますので,お気軽にご連絡をいただければ幸いです。
自習室での頑張り《小学生》
当塾では子どもたちが自習に来た際,入口カウンターに設置している所定の用紙に氏名と入退室時刻を記入してもらっています。
先日のブログで,小学生も学校や塾の宿題,あるいは翌週の小テストの学習に取り組んだりと当塾の自習室で頑張っているという旨の紹介をしました。
今回のブログでは,彼ら・彼女らが 1ヶ月でどのくらいの時間数を自習室で学んでいるかを紹介したいと思います。
当塾の小学部は算数・国語・英語の 3科で指導を行なっており,週あたりの授業分数が240分,1ヶ月の授業分数は計960分です。
写真の 3名は当塾の小学部の月間自習室利用ランキングの上位 3名で,彼女らが 6月に自習室で取り組んだ分数は,写真手前の生徒から1,855分,1,515分,1,535分となっています。
ここには授業分数は含んでおらず,1位の生徒にいたっては自習のみで 1ヶ月30時間超となかなかの長さです。中受をしない小学生であれば頑張っているほうだと思います。
小学生のうちに学習習慣を身につけ,学ぶことの楽しさや意義を知った子どもたちは中学生・高校生になって大きな結果を残しています。
先日のブログで紹介した中学生も小学生の頃からよく自習室に来ていましたし,中2生になった今もその習慣を継続しています。
6年の月日
本日から 7月。早いもので2021年も半分が終わりました。
年々,時間の経過が早くなるのを実感しています。
当塾が開塾した 6年前,現在の中1生はまだ小1生,現在の小1生はまだ生まれて間もなかったと考えると,6年という時間はあっという間とも感じられますし,同時に時間の重みも感じられます。
先日のブログでも紹介した,今春に名古屋大へ合格した卒塾生も 6年前の 7月は,初めての定期テストが終わったばかりの中1生でした。
彼女は中・高の 6年を当塾で学び,日々の頑張りと積み重ねがあって名古屋大の合格を勝ち取りましたが,こちらも 6年という月日の重みを感じずにはいられません。
なお,彼女は大学生になってからは当塾で後輩たちの指導にあたってくれており,私の提唱する『知の継承』を実践する教え子の 1人です。