進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
塾長ブログ
進路探究塾 Mirai 塾長のブログです。
感心!
今日の昼,私が出勤して車から降りようとした際に,テナントの共同駐車場内にいた 1人の小学生の姿が目に飛び込んできました。
彼は自転車の横に佇み,心配そうに後輪付近を眺めていました。
外は36℃を超えていたこともあり,不憫に思った私は彼に声をかけて自転車を見せてもらうと,チェーンが外れていることが確認できました。
早速チェーンを戻そうと試みたものの,素手だったこともあって残念ながらうまくいきませんでした。
陽光が照り付ける中での作業は過酷だったことに加え,いくつかの工具と軍手も必要だったことから作業場を塾内に移すことにしました。
彼は塾生ではないため塾内へ通すことには迷いがあったものの,暑い中を外で待たせるわけにもいかず,涼んでもらう意味も込めて作業中は塾内で待機してもらいました。
作業が終わって走行可能な状態になり,彼は「ありがとうございました!」と気持ちのいい挨拶で帰っていきました。
彼の礼儀正しさに私は非常に感心しましたし,敢えて名前も聞きませんでしたが,きちんとしたご家庭で育てられていることが窺えました。
当塾に通う小学生の諸君にも日頃からさまざまな場面で感心することがありますが,彼らには将来的にこうやって外でも評価されるような子たちに成長してほしいと願うばかりです。
進研模試《高3生》
高3生が 6月に受験した進研模試 (共通テスト型) の成績帳票の返却が始まっており,塾生諸君から結果が寄せられています。
写真の成績帳票は中学部から当塾で学んでいる高3生 (岐阜高) のもので,先日の駿台模試で好結果を残した高3生とはまた別の塾生です (プライバシー保護の観点から氏名は消しました)。
高校合格は小さな通過点に過ぎないということを理解し,岐阜高に入学してからも努力を重ね,将来の夢の実現に向けて着実に歩みを進めてくれていることが非常に嬉しいです。
成績帳票を見るとわかりますが,この塾生の今回の模試における 5教科 7科目の総合順位は,岐阜高の理系生261名のうちで11位という結果でした。
しかし,中3生の頃は岐阜新聞テストでも100位内に入ったことはなく,入学当初も突出した成績を収めていたわけではありませんから,現在の成績は入学後の弛まぬ努力によるものと言えます。
今年度の高3生 (当塾 8期生) は確たる目標を掲げてコツコツと努力を重ねてきた塾生が多く在籍しており,非常に楽しみな学年に成長してくれました。
また,8期生は小学部から継続して当塾で学んできた塾生が大学受験に挑む最初の学年ということもあって,その意味でも非常に楽しみです。
秋の模試シリーズと入試の現場でこれまでの積み重ねを存分に発揮し,志望校の合格を掴み取るため今後も共に頑張っていきたいと思います。
1ヶ月課題《夏期》
当塾の集団指導コースで学ぶ中3生に,例年この時期に「 1ヶ月課題」と称した 5科のテキスト (全280ページ) を渡しています。
今年は 8月 6日(土) までに仕上げるよう指示しており,各自で重点を置いている科目は最低でも 2周を熟すというルールを定めている以外は,取り組む科目の順番は不問としております。
9月以降の各種テストや高校入試に向け,どう熟すかを生徒自身で計画を立ててもらうというところも重要なポイントです。
生徒自身である程度のスケジューリングができなければ大学受験には打ち勝つことができませんし,これも高校進学後を見据えての当塾の指導の一環なのです。
なお,このテキストには例えば英語なら関係代名詞など,中学校では秋頃に学ぶ単元の演習も含まれておりますが,当塾ではすでに指導を終えているため彼らはこれを熟すことができます。
中3生には予め本日からテキストを配布する旨を伝えていたこともあり,この生徒は16時台に自習室へやって来て一足早く課題に取り組んでいます。
彼は今年度の完遂第1号を目指して意気込んでいますが,例年だと 2週間程度で 1周目を終える生徒も見られるなど毎年 “凄まじい戦い” が繰り広げられます。
以前のブログでも紹介したように,当塾の中3生が夏以降に強烈な右肩上がりを続けるのは,彼らがこういった取り組みを愉しみながら熟してくれるからに他なりません。
意欲的に取り組む
現在,当塾の小学部・中学部にお子さまが在籍するご家庭を対象に保護者懇談会を実施しています。
私たちは保護者懇談会をお子さま方の塾内およびご家庭での様子や取り組みを共有する場と位置付けており,併せて,中2生・中3生は志望校など今後の方向性の確認・共有も行なっています。
また,私は大学生の娘 (国立大) と高校生の息子 (私立高) の 2人の子を持つ親の立場から,子育てに関するご相談をお受けすることもあります。
今回のブログは,毎年この時期に小学部,特に小5生の保護者様から多く寄せられるご相談に関して記しますので,小学生のお子さまを持つ保護者の方にお読みいただければと思います。
新学年の開始から 3ヶ月が経つ 6月・7月頃になると,一部の小学生から当塾の宿題を熟しきれない,または毎週または隔週で実施している小テストが辛いという声が上がることがあります。
当塾の小学部は各科とも毎週にわたって宿題を課していることに加え,漢字テストは毎週実施,算数は計算や小問集合,英語は単語や和文英訳で毎週または隔週にて小テストを実施しています。
当塾の宿題はそれほど多くありませんが,例えば国語科の宿題は初見の文章を読んで大半が自由記述の設問であるなど容易なものではないことから,取り組むにはある程度の根気が求められます。
うまく熟すことが難しい場合には,私たちは土曜日のフォローアップの時間を活用して学習の仕方を指導したり,彼らが宿題に取り組む際に横についてサポートすることもあります。
しかし,土曜日だけでなく平日も含めてフォローアップの提案をしても塾へ足が向かなかったり,前向きに取り組めないという理由から最悪の場合には退塾してしまうお子さまもいます。
上手に意欲を引き出してくれる塾等が見つかると良いなあと思いつつ,小5生が学ぶ内容はどこの塾に行っても劇的に異なるわけではないから転塾しても何も変わらないだろうなあとも思いつつ。
つまるところ,お子さま自身に忍耐力が備わってなければ,長い目で見た成績向上を実現することや将来的に “一定以上の” 学校に合格することは難しくなるのではと考えます。
厳しい言葉にはなりますが,ゆくゆくは学校や職業を選べるようになりたい (させたい) と願うのであれば,小中学校の学習レベルで無理だと投げ出してしまうようでは憂えざるを得ません。
以前のブログでも紹介したように,継続して学習に取り組むことはお子さまが忍耐力を養う絶好の機会です。
子どもたちを甘やかすことは簡単なことですが,やると決めたことを半年と持たずに投げ出させてしまうことは,忍耐力を形成する観点からしても明らかなマイナスです。
忍耐力は一朝一夕に身に着くものではありませんし,お子さまに “逃げ癖” がついてしまうという可能性もありますから,ある程度は我慢させることも成長には不可欠だと私は考えます。
逆に,こういった局面を乗り越えたお子さまは,その後に伸びるケースが大半です。
私たちも授業前後の時間やフォローアップの時間でお子さまを励ましながら意欲的に取り組んでもらえるよう促しますが,やはり最後は保護者様によるご家庭での励ましがものを言います。
学習面のみならず,お子さまを何事にも意欲的に取り組ませたいと願うのであれば,叱りつけるばかりではなく,お子さまをうまくその気にさせることも時には必要なのです。
岐阜学区内主要公立高と県内外私立高の大学合格実績《2022年春》
前期中間テストの結果が集まりつつあります
中学生の前期中間テスト結果が集まりつつあります。
今回のブログは初めての定期テストで100点を取ってきた中1生と,2科目で100点を取ってきた中2生,そして自己ベストを更新した中3生の結果を紹介します。
写真の答案はいずれも中1生のもので,それぞれ中央中の社会と稲羽中の英語で100点を取ってきました。
以前のブログでも申し上げたように,定期テストで100点満点を取ることは簡単なことではありませんからね。よく頑張ったと思います!
余談ではありますが,今回の中央中の社会で100点だったのは学年で 1名のみらしく,これが正確な情報だとすると非常にすばらしい結果です。
ただ,合計点に関しては惜しくも目標に届きませんでしたから,8月末に実施される期末テストではしっかりと目標を超えられるよう共に頑張っていきたいと思います。
続いて,2科目で100点を取ってきた中2生と,自己ベストを更新した中3生です。
482点《桜丘中・中2生 (通塾歴 1年 3ヶ月) 》〔英語と社会の 2科目で100点!〕
456点《中央中・中3生 (通塾歴 4年 5ヶ月) 》〔前回より37点アップ! (自己ベストを大幅に更新) 〕
英語と社会の 2科目で100点を取ってきた中2生は,授業の日は17時台から自習,授業のない日もひたすら自習に励むなど本当によく頑張っていました。
彼の前回の学年末テストの 5科の合計点 (491点) からは若干のダウンとなりましたが,480点を超えていれば全く問題ないでしょう。
自己ベストを更新した中3生はこの 3月以降,部活も熱心に取り組みつつ授業に自習にと頑張っている姿を見てきましたから,今回の結果は本人も非常に喜んでいましたし,私も嬉しかったです。
前期の内申をしっかり確保するためにも,今回の結果に慢心することなく期末テストも頑張ってほしいと思います。
蘇原中の単元テスト
以前のブログでも紹介しましたが,蘇原中は前期・後期とも中間テストが実施されず,その代わりに月例の単元テストを年 6回にわたって実施する形式をとっています。
例えば今年度の前期単元テスト日程は,5月度 ( 1回目) が 5月の中旬から下旬,6月度 ( 2回目) が 6月上旬から中旬,7月度 ( 3回目) が 6月下旬から 7月上旬に実施されます。
現在,市内の他の中学校では前期中間テストが実施されている時期となりますが,蘇原中は長期休暇中を除いて切れ目なくずっとテストを実施しているイメージです。
当塾では 8名の蘇原中に通う中3生が学んでおり,5科の結果が揃った 7名から 5月度 ( 1回目) の単元テストの結果報告がありました。
5月度単元テストにおける彼らの 5科計の平均点は143.7点/150点に達し,これを500点満点に換算すると479.0点となります。
どの塾生も日頃から自習室を頻繁に利用して頑張ってくれていますから,中3生の内申に影響のある初回のテストで結果を残してくれたことを非常に嬉しく思います。
6月度・7月度の単元テスト,そして 8月末の前期期末テストも,今の頑張りを継続してコツコツと学習に取り組んでほしいと思います。
前期中間テスト直前!
次の木曜日に稲羽中,金曜日に中央中など,市内のいくつかの中学校で前期中間テスト直前期であることから,本日はそれらの中学校に通う中1生から中3生の塾生たちに集まってもらいました。
写真は中1生が社会科の演習プリントに取り組んでいる際の様子です。
彼らにとって今回が初めての定期テストということもあって先週の時点では取り組みに差を感じる部分もありましたが,昨日・今日で顔つきが変わって “戦う姿勢” になってきています!
なお,以前のブログでも紹介したように,当塾の中1生の前期中間テスト 5科最高点は一昨年が486点,昨年が490点など健闘してくれましたから,彼らにはこれらに匹敵する結果を期待しています。
こちらは本日の自習室の様子です。
主に高校生が使用していますが,ここには前期中間テストが実施されない蘇原中の中学生も数名います。
次の水曜日から北高,木曜日から岐高など,中学校だけでなく多くの高校も定期テスト直前期ですから,本日の自習室はいつも以上に熱気が感じられました!
忍耐力
子どもたちの将来に向けた “必要な力” は数多くありますが,特に必要な力は何かと問われれば,私は迷わず基礎学力 (一般教養) と忍耐力 (自制心) の 2つを挙げます。
以前のブログでも申し上げた通りで,基礎学力とは小学校での言葉や計算の学習にはじまり,高校卒業程度の 5教科各科目にいたるまでの “書籍を通じて学べる知識” のことを指します。
特に,言葉の知識の積み上げは非常に重要で,小学生の頃から言葉 (漢字) の学習を疎かにしてしまうと,先日のブログでも紹介したようにそれは後々になって響いてくることになります。
基礎学力に関しては上記した通りですから,今回のブログは忍耐力 (自制心) に関して私の考えを述べさせていただきます。
忍耐力を広辞苑で引くと「苦しみやつらさに耐える力」,同じく自制心を広辞苑で引くと「自分の感情や欲望をおさえようとする心」と紹介されています。
学習を進めていくうえで辛いと感じる時や我慢しなければならない場面は多々あり,例えば長時間の学習や難問との格闘など,学年が上がるにつれて忍耐力が要求される局面が増えます。
学習時間で言うと,ある程度の大学を志望する高2生・高3生であれば休日は10時間程度は取り組むのが一般的ですし,私も受験生だった頃を思い返すと休日には16時間は取り組んでいました。
また,最近は SNS や動画,ゲームの誘惑に負けてスマートフォンやタブレットに手がいってしまい,それに際限なく没頭してしまうという話をよく耳にします。
これは自制心が足りていない顕著な例と言えますが,これに関しては周囲がどうこう言ったところで改善されるものではありませんから,お子さま自身が自制心を鍛えるしか方法はないのです。
先日,授業ではない日に自習に来ていた中3生が,長らく取り組んでいた野球ゲームのアプリをこの 3月でやめたという話を聞かせてくれました。
彼はやることはきっちりやってくれていますし,結果も出していることから注意をしたこともありませんでしたが,以前から熱心に (笑) 取り組んでいると聞いていたので意外ではありました。
家庭でそうするように促されたわけではなく,もちろん私を含め周囲からそう促されたわけでもなく,高校受験まで 1年を切ったことをうけて自分で決めたとのことでした。
ここ数年で,心做しか忍耐力や自制心が不足しているお子さまが増えてきている気がします。
例としては長時間の学習がもたなかったり,眠気に負けてしまう等で辛さに耐えられない,または SNS やゲームといった誘惑に打ち勝てないといった具合です。
当塾にはそういったものを克服する場として自習室の用意もあるわけですが,難関大を志望するのであれば,自宅での学習時間もある程度は確保する必要があります。
受験に向けた各種取り組みは,忍耐力や自制心を鍛える格好の場であることは疑いようのない事実です。
当塾は学習面での指導にとどまらず,忍耐力や自制心といった精神面での成長も促していける指導を今後も行なっていきます。
将来設計指導《2022年 5月度》
この 2年はコロナ禍のためゲストを招いての実施を見送っていましたが,現在は緊急事態宣言等も発出されていないことから,今回は大手 IT 企業に勤務する SE を招いての講演を実施しました。
写真は小5生・小6生の21名が受講している時の様子で,講演中は多くの塾生が真剣な表情で話に聞き入っていました。
本日実施した講演の骨子は以下の通りです。
・自己紹介
・学生時代を振り返って
・SE (システムエンジニア) を目指したきっかけ
・SE (システムエンジニア) とは
・現在勤務している会社について
・塾生たちへメッセージ
彼女もこれまでの将来設計講座の講演者と同様に私の教え子で,彼女は岐阜高校を経てお茶の水女子大学の理学部へ進み,現職に就いています。
私が彼女に指導をしていたのは彼女が中学校に入学する直前から高校卒業までの 6年あまりの間で,今から10年以上も前のことです。
当時も非常に模範的な生徒で頑張り屋さんだったことと,子どもたちのプログラミングへの関心も高まっていることから今回の講演を依頼した次第です。
当塾の将来設計指導を通じて子どもたち自身が将来を真剣に考え,彼らには日本や世界に貢献できる人材になってもらいたいと願っています。