夏特講は 3日目を迎えました。
最終日の今日は中3生と高3生の受験学年に絞っての実施です。
どの生徒も開始 5分前には着席して授業の準備を完了させており,気合いが感じられました。
開始までの時間も復習に充てるなど余念がなく,手持無沙汰の生徒や携帯を触る生徒,周囲と私語に勤しむ生徒,居眠りしている生徒などは皆無でした。
彼らは昨日,一昨日と両日とも12時間にわたって受講してくれましたが,疲れを見せることもなく本日も生き生きと受講してくれているのが非常に嬉しかったです。
学ぶために来ているのですから,これらはいわば当然のことのように思えますが,全国的には統制さえ取れていない “形だけの” 集中講義や合宿行事が多く見られます。
思い切り学べるせっかくの集中講義や合宿なのに,目的も持たず,何をしに来ているかよくわからない,わかっていない残念な受講生が混じっていたりします。
当塾は上記ようなことに関して「○○禁止」などと事前に文面で通達したり掲示で注意喚起をしておりません。当塾の生徒たちは “空気を読んで” 行動してくれますからその必要もないのです。
授業中に限らず,授業外においても “けじめ” というか “メリハリ” が大切だと思います。
私も受験生の子を持つ親ですから,和を乱す行動をとる生徒がいたり,何をしに来ているのかわからない生徒がいる中で,当塾の『夏特講』のような集中講義や合宿には参加させたくありません。
決して安くはない受講料を払って参加しているのに効果性が薄かったり,目的を持たずに参加している生徒が混じっているせいで不快な思いをしたのでは勿体ないですからね。
午前の高3生の授業は数学 IA のセンター形式演習とその解説授業で,高1生と高2生の有志も交えての 1月以来となる『学年を縦断して数学 IA の対決』を実施しました。
高1生・高2生にとっては先輩の胸を借りる形,高3生にとっては負けられないという思いも交錯するでしょうから,ある種の現場の緊張感を味わってもらうための取り組みとしての実施です。
今回はそこそこ難度の高い題材を使用しましたが,高3生の平均点は76.7点,最高点は100点 (岐阜高・理系) となりました。
以降は90点 (岐阜高・理系),89点 (長良高・理系),88点 (岐阜高・理系),86点 (岐阜高・文系),86点 (加納高・文系),86点 (長良高・理系),81点 (岐阜高・理系) と続きました。
これまでの授業においても多種多様なパターンで演習を積ませてきておりますから,どの生徒も得点力が向上するとともに安定感が出てきています。
健闘した高1生・高2生もおり,77点 (高1生・滝高) や71点 (高2生・長良高) などはまあ頑張ったと言えます。
彼らは解答スピードや時間配分もまだまだですから,今後の授業においてしっかりと時間内に解き切れるよう指導をしていきたいと考えております。
本日,卒塾生 3名が訪問してくれました。私との付き合いの長い,現在もよく連絡を取り合う私が可愛がっている教え子たちです。
久々の再会となりましたが,元気そうな姿を見せてくれたこと,そして現在それぞれが学んでいることや力を入れていることを聞いて嬉しくなりました。
卒塾生を代表して,京都大に進学した櫻木くんが高3生へメッセージを送ってくれました。
模試の判定に振り回されないようにすること,そして理系の地理選択の生徒に対して具体的な学習法のアドバイスを行なってくれ,彼の話に高3生たちは聞き入っていました。