中3生の英語科は,当初の予定通り今週で中学履修内容を修了しました。
来週から開始する夏期講習会 (サマーターム) で改めて全単元の復習を行ない,9月からは高校履修内容の講義,そして英文レベルを徐々に上げつつの多読および英作文演習に入ります。
上記に加えて 9月10日(土) からは週あたり50分,授業時間を追加してリスニングの指導も実施します。
これにより,高校受験はもちろんのこと,高校進学後および大学受験,さらには TOEFL や英検といった各種検定にいたるまで幅広い対応力をつけることが可能です。
一般的な塾がほぼ学校の進度に準拠して指導しているのは定期テストと高校受験を意識しているから,または受講生間の学力差が激しいからというのが理由に挙げられます。
あまりにペースが速いと途中から入塾してくる生徒がついていけない,または学校準拠でなければ選んでもらえないかもしれないという “商業ベース” の考えもあるでしょう。
残念なことに一般的な塾においては現実はこういったことが横行しており,高校受験の合格をゴールとしている塾であったり,高校合格実績を前面に押し出している塾はほぼこんな感じです。
以前のブログでも触れたように,当塾の中学部の指導は高校合格だけを見据えた薄っぺらいものではありません。
もちろん,定期テストで高得点を取ることに特化した指導も行ないません。それがいかに “急場凌ぎ” に過ぎないかがわかっているからです。
誤解のないように申し上げますが,私は中学校の定期テストや高校受験を軽視しているのではありません。
岐阜高をはじめとする上位高に進学しても伸び悩む生徒が続発する背景には,高校受験合格をゴールとするかのような意識が蔓延してしまっている現状があると私は警鐘を鳴らしているのです。
高校合格はあくまで通過点。
大学入試改革が行なわれる現在の中2生からは,それがより顕著なものとなります。