以前のブログでも紹介したことがありますが,当塾の小学部は例年,9月末には学年配当の漢字を修了するペースで指導を行なっています。
言い換えると,小学校で 1年間かけて学ぶものを,当塾の塾生には 6ヶ月間で学び終えてもらっているということです。
これは,英語科の指導を紹介した際にもお伝えしたように,何度も復習を重ねて定着を図ってもらいたいという考えから当塾では多くの科目・分野でこのように指導を行なっています。
通常の倍速 (またはそれ以上) のペースでの指導を可能にしているのは塾生たちの頑張りであり,彼らが愉しみながら学ぶことができているからに他なりません。
小学校のうちに適切な漢字 (言葉) の学習の仕方を身につけ,読書や『今解き教室』の取り組みを通じて,高校受験のみならず大学受験や将来に役立つ読解力を獲得してほしいと願っています。
今年度は小5生,小6生ともちょうど先週で学年配当の漢字を修了しましたので,半年間の学びを確認する意味で小5生は 6級,小6生は 5級の漢字検定の問題に取り組んでもらいました。
昨日,小6生 (在籍12名) に取り組んでもらったところ,上位の結果は196点 (中央小),196点 (鵜沼第二小),194点 (稲羽西小),193点 (鵜沼第二小),186点 (各務小) と続きました。
また,12名の平均は175.3点 (得点率は87.6%) に達しており,この半年間,多くの塾生が毎週実施の漢字テストの準備に熱心に取り組んできた成果が表れていることが非常に嬉しかったです。
漢検 5級のレベルは『小学校 6年生修了程度 (1026字) 』と定義されていることから,小学校の卒業を間近に控えた小6生や小学校を卒業して間もない中1生が受検対象です。
上記の得点結果は,当塾の塾生たちが順調に伸びていることを示すとともに,得点に対するこだわりを持って日頃から取り組めていることを証明する結果となりました。
学習を愉しみつつ,得点に対するこだわりを小学生に持ってもらうよう当塾が推進する背景は,中学校へ進学してからの目指すべき学習姿勢の獲得・形成にあります。
併せて,先日のブログでも申し上げたように,小学生のうちに忍耐力を身につけておけるかどうかも,以降の伸長に差が生じる点だと強く思います。
忍耐力と愉しむ姿勢の 2点は学習に限らず,スポーツや芸術にも通じるところがあるでしょう。
写真は当塾に在籍している中3生 (蘇原中) の 8月末に中学校で実施された実力テストの成績帳票で,学年順位は公表されていないため不明ですが,おそらく上位だろうと思います。
彼は小4生の終わりに入塾し,以降は愉しみながら当塾で学び,小学生のうちから自習室に通いコツコツと取り組み続けてきました。
なお,彼は小6生の 1月に漢検 5級に満点で合格し,以降は中2生の 6月に漢検 2級 (高校卒業程度) に合格しています。