今日の昼,私が出勤して車から降りようとした際に,テナントの共同駐車場内にいた 1人の小学生の姿が目に飛び込んできました。
彼は自転車の横に佇み,心配そうに後輪付近を眺めていました。
外は36℃を超えていたこともあり,不憫に思った私は彼に声をかけて自転車を見せてもらうと,チェーンが外れていることが確認できました。
早速チェーンを戻そうと試みたものの,素手だったこともあって残念ながらうまくいきませんでした。
陽光が照り付ける中での作業は過酷だったことに加え,いくつかの工具と軍手も必要だったことから作業場を塾内に移すことにしました。
彼は塾生ではないため塾内へ通すことには迷いがあったものの,暑い中を外で待たせるわけにもいかず,涼んでもらう意味も込めて作業中は塾内で待機してもらいました。
作業が終わって走行可能な状態になり,彼は「ありがとうございました!」と気持ちのいい挨拶で帰っていきました。
彼の礼儀正しさに私は非常に感心しましたし,敢えて名前も聞きませんでしたが,きちんとしたご家庭で育てられていることが窺えました。
当塾に通う小学生の諸君にも日頃からさまざまな場面で感心することがありますが,彼らには将来的にこうやって外でも評価されるような子たちに成長してほしいと願うばかりです。