よく,塾や予備校のチラシやホームページに「講師はすべて正社員」とか「受験を知り尽くしたプロ講師が担当」といった文言を見かけます。
塾や予備校の講師は正社員でなければ,またはプロ講師でなければ子どもたちの成績向上や志望校合格は果たせないのでしょうか。
私はこれを正解だとは考えていないため,当塾では正社員の講師だけでなく,大学生や大学院生のアルバイト講師にも授業を担当してもらっています。
以前のブログでも紹介しましたが,当塾のアルバイト講師の採用条件は,“大学合格まで私が直接指導した教え子で,模範的な存在かつ社交性のある人材” としています。
つまり,当塾は Web 等でアルバイト講師の募集は行なっておらず,これは開塾以来の確たる方針として今後も変更しません。
塾や予備校の教員は必ずしも正社員やプロ講師である必要はなく,アルバイト講師であっても優れた人材は多くいます。
今回のブログでは,当塾の優れたアルバイト講師の 1名を紹介したいと思います。
彼女は当塾のアルバイト講師を務めて 4年目で,名古屋大学に通う大学生です。
今年度 (2020年度) は中3生の社会科と,高3生の日本史・現代社会・倫理政経を担当してくれています。
私は彼女が小5生だった頃から大学合格までの 8年間にわたって指導していましたので,私との関わりは生徒の頃から通算して12年目となりました。
彼女も当塾の 2名の正社員と同様,人生の半分以上に関わってその成長を目の当たりにしてきましたが,著しい成長に目を細めています。
彼女も,私が提唱する “知の継承” を理解し,賛同してくれています。
彼女はこれまでのキャリアで 2期にわたって高3生の日本史 (2018年度は 8名,2019年度は 8名) の指導を担当してきました。
センター試験における2018年度の 8名の平均点は85.6点,2019年度の 8名の平均点は83.7点と 2年連続で 8割を超え,さらには 2年連続で満点獲得者がいます。
彼女の教え子である16名のうち15名が国公立大を受験し,12名が現役合格を勝ち取りました。
合格先はそれぞれ東京大 1名,名古屋大 2名,横浜国立大 1名,名古屋工業大 2名,金沢大 1名,岐阜大 4名,岐阜県立看護大 1名で,国公立大の現役合格率は 80.0% に達します。
なお,国公立大を受験しなかった 1名は早稲田大に進学しました。
これと同様の結果,またはこれを超える結果は,正社員またはプロ講師なら必ず出せるでしょうか。
答えは明白です。