先日,教え子が顔を出してくれました。
彼は以前のブログでも紹介したことのある,京都大学工学部情報学科に通う大学3年生。
現在の学びに関する報告,これから AI が向かう方向性,今後の進路に関する相談など話は尽きませんでしたが,大学へ進学しても教え子とこうやって話ができるのは本当に嬉しいです。
近くで彼と私との話に耳を傾ける高校生の姿もありました。
こういった機会があるのも当塾ならではと言えます。
国公立大前期入試の合格発表を来週に控えておりますが,中期や後期を受験する生徒は各大学から課される科目の学習に余念がありません。
それらの科目の質問や添削指導に加え,小論文が課されている大学を受験する生徒には教員が 1 : 1 で対応する姿も見られます。
来週末でようやくこの状況も一段落となります。
当塾には私大へ進学する生徒を含め,国公立大の後期入試を受けないという生徒もおります。
それでも自習室へ来て各自の学習に取り組んでいるのですが,そのうちの 1名に TOEIC を解いてもらいました。
Reading セクションは 100問中の正解数が 83問で,Listening セクションは同じく 100問中の正解数が 82問。
私も同じ問題を解きましたので,彼女が間違えたところを簡単に解説し,あとは辞書を使って自身で解決していました。
彼女の換算スコアは Reading が 390 (推定) と Listening が380 (推定) で合計スコアはおよそ 770 となり,昨年の夏前に取り組んでもらった頃と比較して大幅なスコア向上が見られました。
大学への入学前と考えるとなかなかの出来です。
以前のブログでも紹介したことがありますが,彼女はこの春から ICU へ進学します。
11月末に ICU への進学が決まって以降も,彼女は当塾へ通い続けて学習の手を緩めることはありませんでした。
センター試験も普通に受験しており,英語は筆記が 191点 (満点は 200点),Listening が 50点 (満点は 50点),数学 IA は 94点 (満点は 100点) など優秀な成績を残しました。
推薦入試で合格を勝ち取ると,途端に学習への意欲が失せてしまうという話を耳にします。
“大学への入学” が目標だった高校生は,大勢がそうなのだと思います。でも,大学への入学も小さな通過点に過ぎないというのが現実です。
彼女のように推薦での合格であっても,入学までの期間を学習に多く向けられるかどうかは本人次第ですし,そのように頑張れる高校生はおそらく少数派です。
進路探究塾 Mirai は受験合格を最終目標に置いた指導をしておりませんから,彼女のような生徒がいることは,私たちの想いをしっかりと理解してくれているという意味で非常に嬉しく思います。