先日のブログで,東京の大学へ進学した教え子の成長が嬉しかったという話を紹介させていただきました。
私は塾教員として仕事をするうえでの最大の魅力は,以前のブログでも申し上げたように「長きにわたって子どもたちの成長に携われること」だと考えています。
子どもたちの成長を目の当たりにする度に,私はこの仕事をやっていてよかったと強く思います。
中学部から大学受験までの 6年,小学部からだと 8年や10年にわたって指導することもあり,その間に子どもたちはどんどん成長を遂げていきます。
促されてようやく机に向かっていた生徒が自らの意思で自習室へ来るようになったり,周囲に対する感謝の気持ちを口にするようになったりと “明らかな変化” が見て取れる瞬間があります。
もちろん,成長過程においては良い意味での変化だけに限らず,素直に指摘を聞き入れない,ないし自身の考えを曲げないことで意見が衝突するケースも多々あります。
これも子どもたちが成長していくにあたって不可欠なものですから,そういう時期もあって然るべきと受け入れる度量が必要です。
私には大学生の娘と高校生の息子がおりますが,実際の子育てをしている中でもそういった変化を感じることがあります。
長い時間を共に過ごしているからこそ感じられる変化。これこそが子育ての,かつ,子どもたちと関わる仕事の醍醐味だと思います。