岐阜市内の 5高および各務原市内の 2高の,今春の大学合格実績が各高校のホームページ上で公表されています。
それらに加え,岐阜県内の各学区トップ高と,当塾の生徒が併願で受験する可能性がある愛知県・岐阜県の私立 4高の主要大学および国公立大学医学医学科の合格実績を一覧にまとめました。
上記の画像をクリックすると PDF ファイルが開きますので,よろしければご覧ください。
岐阜市内の 5高および各務原市内の 2高に関しては,各大学の合格者数,特に国公立大の合格者数を見る限り,高校入学時点での “序列” が如実に表れていることがわかります。
中学生は志望校を選定する際,根拠の乏しい噂に振り回されることなく慎重に判断をしてほしいと思います。
先日のブログでも紹介しましたが,旧帝大 (北海道大・東北大・東京大・名古屋大・京都大・大阪大・九州大) は理系・文系を問わず,全国から多くの受験生の人気を集める総合大学です。
近年は現役および地元志向,医学部医学科志向などもあるものの,旧帝大の合格者数はその高校の状況を推し量る恰好の指標と言えます。
岐阜市内の 5高および各務原市内の 2高から旧帝大への合格者数と,卒業生数対比でそれらに現役で合格する率を示すと以下の通りとなります。
岐阜高 110名 (現役 84名 / 卒業生 355名) → 23.7%
岐阜北高 36名 (現役 32名 / 卒業生 353名) → 9.1%
加納高 12名 (現役 11名 / 卒業生 374名) → 2.9%
岐山高 4名 (現役 4名 / 卒業生 354名) → 1.1%
長良高 4名 (現役 4名 / 卒業生 359名) → 1.1%
各務原西高 0名 (現役 0名 / 卒業生 313名) → 0%
各務原高 0名 (現役 0名 / 卒業生 277名) → 0%
※ 多治見北高 33名 (現役 26名 / 卒業生 234名) → 11.1%
※ 大垣北高 40名 (現役 34名 / 卒業生 315名) → 10.8%
※ 関高 21名 (現役 21名 / 卒業生 277名) → 7.6%
※ 斐太高 12名 (現役 10名 / 卒業生 274名) → 3.7%
※ 可児高 11名 (現役 9名 / 卒業生 260名) → 3.3%
国公立大の医学部医学科や難関私立大も含めると若干の変化はあるでしょうが,将来を見据えて高校選びをするならば,先述したように “同一の指標” で比較した資料をもとに検討するべきです。
以前のブログでも申し上げたように国公立大にもいろいろなところがありますから,各種媒体で目にする「国公立大 〇〇名 合格!」といった曖昧な指標では “真の姿” は見えません。