年が明け,2021年となりました。本年も宜しくお願い致します。
私の年始の過ごし方と言えば,実家に帰省し,箱根駅伝をテレビ観戦し,北野天満宮へ初詣に行くというのが例年のパターンです。
しかし,今年はコロナ禍のため,帰省と北野天満宮への初詣を断念して自宅に籠っておりました。
1日も早く日常が戻ってくることを願うばかりです。
私は箱根駅伝を30年以上にわたって観戦してきました。
特にどの大学を応援している等はありませんが,順天堂大や早稲田大が上位を走っていると嬉しくなります。
今年の最終10区での駒沢大の逆転劇はすごかったですね。
学生たちの “最後まで諦めない姿勢” に心を打たれましたし,残り 3kmであのようなドラマが待ち受けているとは想像できませんでした。
せっかくの機会なので,箱根駅伝に関して思うところを綴ります。あくまで一個人の意見としてお読みください。
まず,私が毎年楽しみにしているのが “一般組” と呼ばれるランナーたちの存在です。
スポーツ推薦ではなく一般入試で入学して箱根駅伝出場を勝ち取ったランナーは “一般組” と呼ばれ,これまで何人もの “一般組” ランナーが箱根路を沸かせてきました。
今年は早稲田大の10区の選手が “一般組” として紹介されており,真の意味での文武両道を達成しているという点で心を打たれます。
続いて,留学生の起用に関してです。
賛否両論があろうかと思いますが,私は日本人ランナーのレベルアップという観点から留学生の起用に賛成の立場です。
箱根駅伝は「世界に通用するランナーを育成したい」という理念のもとで創設されていますから,卒業後にオリンピックを目指すのであれば海外勢との競争は避けて通れません。
今年も 2区で多くの留学生ランナーが躍動していましたね。是非とも数年後に世界の舞台で切磋琢磨し合う姿を見たいです。
最後に,事前に沿道での観戦は控えるよう要請が出ていたものの,放送を見る限り沿道には多くの人が集まっている様子が見て取れました。
例年よりは少なかったとは言え,中継所やゴール付近での人垣,各所でテレビカメラに向かって手を振る方が見えて残念な気持ちになりました。
来年は,昨年までのように沿道を埋め尽くす方々の歓声を浴びながら,ランナーたちが箱根路を駆け抜ける姿を楽しみたいものです。