共通テストまであと 1ヶ月を切り,受験生の緊張感は日に日に高まってきています。
当塾の受験生諸君も頑張っている様子が窺えますし,全国の受験生も来るべきその日に向けて最後の追い込みをかけていることでしょう。
コロナ禍ではありますが,共通テスト・二次試験とも滞りなく実施されることを切に願います。
写真は昨年度のセンター試験の際のもので,現在は大学生になっている私の娘を送って行った際に撮影したものです。
拡大していただきますと,高校の先生方や塾・予備校の関係者が受験生への最後の応援にと集まっておられる様子が伝わってきます。
もはや恒例とも言えるこの光景ですが,本日,文科省より当日の応援で試験会場周辺に集まらないよう高校や予備校に要請を行なったと報道がありました。
詳しくはこちらをご覧ください (時事通信社のページにリンクします)。
私は試験当日にわざわざ会場へ出向いて,受験生を応援・激励することに否定的な考えを持っています。
会場まで先生が応援に来てくれて嬉しい,試験直前に先生に会えて勇気をもらえたなどと捉える受験生も一定数いるとは思います。
しかし,私は受験生だった頃,静かに試験を迎えたいという考えでしたから,上記のような行為を快く受け止めていませんでした。
一言二言,高校の先生が受験生に声をかけるならまだしも,塾の先生が出しゃばって会場へ押しかける意味はあるのでしょうか。
昨年度に私が娘を送って行った際,揃いの白のベンチコートを着た方々が数名の受験生を囲んで大騒ぎしているのをお見かけしました。
どこの塾の方々かはここでは申し上げませんが,センター試験を何かの “イベント” とはき違えておられる感があり,騒いでおられる様子があまりに見苦しく非常に不愉快な気持ちになりました。
今年度は自粛要請もあってこの光景もないはずですから,多くの受験生が平常心で共通テストに挑めることを願うばかりです。