本日より,受験学年である中3生と高3生,そして高1生と高2生を対象として夏特講 (昨年度の様子はこちら) を実施します。
夏特講は各学年ともテーマを設定し,単元を絞った集中講義やテスト & ゼミを行ないます。
例えば中3生は 5科のテーマ別の講義 (例えば数学は400分で関数と規則性に絞る) や演習,高3生はそれぞれに必要な科目の全科のセンター形式演習とその解説講義となっております。
写真は高3生の国語の授業の様子です。この学年は国語の集団指導を開始して 1年が経過しましたが,どの生徒も得点力が向上してきており,徐々に目に見える成果が出始めています。
先日の『第2回全統マーク模試』における集団指導コース生16名の自己採点結果を聞き取ったところ,最高点は195点,平均点は151.8点という結果でした。
漢文は易しかったこともあって実に 7名が満点を獲得しており,評論も 3名が満点を獲得するなど小説・古文も併せて各セクションで満点や 9割超が飛び交いました。
16名のうち理系が11名,文系が 5名という在籍比の中で,昨年の夏から 1年間にわたって国語の演習と解説講義,および納得できるまでの質問受付を実施してきた成果が出ていると言えます。
成績向上は時間がかかるものだと改めて実感しましたし,怪しげな解法やテクニックめいたものは一切指導することなくある程度の結果が出せたということが本当に嬉しいです。
これまでのブログでもたびたび申し上げてきた通り,過去問や予想問題に取り組ませるなどといった “模試の対策” も当然のことながら行なってきませんでした。
そのようなものに取り組ませて捻り出した得点結果は虚像に過ぎませんし,何より現場で得点できなければ意味がないからです。
いわゆる出題傾向が少々変わろうともきちんと結果を出せる学力,これが何より重要なのです。
当塾の指導は,どの学年においても,眼前の各種テストで得点することにこだわる “お手軽なもの” の提供ではありません。
長い目で見た学力の形成,これこそが当塾の追い求める “本質の指導” なのです。