将来設計講座『みらい』のゲストとして,先日も当塾へ顔を出してくれた私の教え子を招きました。
今月の将来設計指導は,中高生に対して「日々の学習の進め方」,「受験への心構え」,「将来の夢を持つこと」の 3点を語ってもらうという趣旨で行ないました。
彼は岐阜高を経て名古屋大の工学部に進学し,現在は同大学院の修士課程にて学ぶ学生です。
この 6月に愛知県内にある業界最大手の自動車部品メーカーの技術職として就職の内定をいただいたと連絡をくれた際,本日の講演を依頼し,彼は二つ返事で快諾してくれました。
私の提唱する “知の継承” を理解し,現在もこうやって様々な形で協力してくれることが非常に嬉しいです。
中学生対象の講演の後は,高3生の集団指導コース16名と高1生・高2生の数名が彼の話に聞き入りました。
彼の講演と並び,私からも彼が受験生の頃にどのような姿勢で学習に臨んでいたか等の話も交え,数名との質疑応答もありました。
今年度の高3生は在籍の半数近くが名古屋大を受験しますから,そのメンバーは特に興味津々の様子でした。
講演の後は個別に質問する生徒や彼に握手を求める生徒の姿がありました。
彼はその一人ひとりに対して「頑張ってね」と優しく声をかけ,握手にも応じていました。なんとも微笑ましい光景に,私も嬉しくなりました。
彼は中1生から高3生の大学受験終了まで,私が直接英語を指導した教え子です。
中学生の頃から成績は非常に優秀で,英語はセンター試験本番でも 9割を超えました (186点)。
理系科目は言わずもがなで,各科ともセンター試験は 9割 (IA が96点,IIB が95点,化学が94点など) を超え,二次も好成績 (開示データ) を残し,ほぼ合格最高点にて合格を勝ち取りました。
私は当時から彼らに対して “小手先の指導” は一切しておりませんでしたし,当時からも「お手軽なものに頼ってはいけない」「ギリギリを狙うのではない」ということを繰り返し伝えていました。
彼はそれを素直に実践してくれる生徒でしたし,何よりコツコツと努力ができるという点で私は彼を高く評価しています。
高校卒業後も折を見て食事へ行ったりと交流が続いており,私が特に可愛がっている教え子の一人です。
余談ですが,就職の内定した企業は第一志望で,その面接には私がプレゼントしたネクタイを締めて臨んだとのことです。いやあ,可愛い教え子です。