岐阜北高と加納高は昨日から,岐阜高と岐山高が本日からなど,各高校とも定期テストの時期に差し掛かっています。
一方,私立高は一足早く定期テストが終了しており,3学期制である滝高はテスト答案だけでなく,順位なども詳細に記された成績帳票も返却されています。
これまでのブログでもお伝えしているように,当塾は高校生に対して定期テストに特化した指導を行なわないばかりか,過去問や予想問題の演習も一切行ないません。
定期テスト前や期間中は基本的に授業を止め,自習をさせたり,または質問受付をしたりする程度ですが,写真にもあるように,当塾の生徒たちの多くが一定の成果を残してきます。
写真の成績帳票の生徒は以前のブログでも紹介したことがある生徒で,小4生だった頃から私たちが指導している生徒です (現在は高1生)。
指導を開始して 7年目となりますが,確たる学習習慣が身についていますし,指示したことを徹底して取り組める姿勢が素晴らしいと思います。
日頃も頑張りもさることながら,定期テスト期間中は学校帰りに当塾へ来て,昼から自習室に籠って黙々とすべきことに取り組むなど努力は欠かさない生徒です。
話を戻しますが,例えば過去問や予想問題を解きまくって高得点が取れたとしても,それは理解して得点できているわけではありませんから後には残らないのです。
寧ろ,以降もずっと “過去問や予想問題がなければならない” 状態になってしまい,入試を戦えるかどうかさえも不安が残ります。
先日のブログでもお伝えしたように,定期テストはあくまで日頃の学習の成果を発揮する場。大した努力もせず,“変な予想” に縋って得点を取る場ではありません。
個人的な考えではありますが,生徒に過去問や予想問題をばら撒く行為は,もはや教育と呼べる代物ではないと思います。
言い換えれば,過去問や予想問題をばら撒く行為は子どもたちの “考える力” や “自らで打開する力” を奪い,その場凌ぎを繰り返させるに過ぎません。
生徒を思いやる気持ちからそういったものに取り組ませるのか,生徒をつなぎとめるためなのか,または教育そのものを単に “商業ベース” で考えているだけなのか。
他にもあるかもしれませんが,いずれにしてもそれは当塾の考える教育とは大きく異なります。