以前のブログで当塾の英語科指導に関して紹介しました。
今回のブログでは,当塾の中3生の数学科指導とその特徴に関して紹介します。
まず,現時点での指導単元ですが,本日の授業で平方根の指導を終え,次回からは二次方程式の指導に入ります。
学校はまだ平方根の指導にも入れていないところがほとんどですが,当塾は先を見据えて非常に順調にカリキュラムを消化できていると言えます。
中学数学は,前学年の単元を土台にして発展させた内容を学ぶというカリキュラム構成になっており,代数の各単元はその典型です。
当塾では,自分で考え,解答を導き出す練習をするために,宿題とは別の課題 (通称『レビュー課題』) を毎週にわたって生徒たちに課しています。
『レビュー課題』で扱う問題は,高校入試のために準備された問題,いわゆる過去の出題に即して作成された予想問題の類ではなく,高校進学後も役立つであろう精選した問題です。
これは高校数学で役立つ,または高校数学を先取りしているというものではありません。あくまで “思考力を育てる訓練” という位置づけです。
つまり,高校入試で「こういう形式で出題されるから練習しなさい」ではなく,「どんな出題にも落ち着いて臨めるよう準備をしよう」という位置づけで彼らに取り組ませているとも言えます。
少人数定員制の指導であることを活かして,写真のように提出された課題を中学生集団指導コースの数学科担当教員が 1枚 1枚添削し,コメントも添えて生徒たちに返却しております。
以前のブログでも紹介しましたが,当塾の数学科担当教員は高校入試において100点 (自己採点ではなくオフィシャルな結果) を獲得しており,入試で勝てる “答案づくり” を熟知しています。
さらには,東京大や京都大を受験する高校生の指導も担当していますから,高校受験の中学生指導が中心という一般的な塾教員と比べ,おそらく指導の深みが違うと思います。
話は変わりますが,4月から 5月にかけて各務原市の各中学校で実施された実力テストの結果を回収中で,当塾在籍の中央中,稲羽中,那加中の10名の生徒たちから帳票の提出がありました。
この10名の数学の平均点は82.1点で,最高点は96点が 2名 (中央中・稲羽中)。各中学校とも平均点はおよそ55点ほどですから,当塾の塾生たちは頑張ったとほうだと言えます。
しかし,上記10名の中には数学が中学校の平均点に届かず,50点台前半に甘んじてしまった生徒もおります。
定期テストでは数学は80点近く取れていて 5科合計が400点前後を取れていても,やはり実力テストでは十分に力を発揮できないケースがあります。
手っ取り早く得点力をつける目的で,過去問や予想問題といった “お手軽なもの” に取り組ませるというやり方は,それは付け焼刃にしかなりませんから後にはつながらない対処法です。
こういったケースの生徒たちを含め,どの生徒に対しても論理的に思考する訓練の場として,単なる問題演習にとどまらない『レビュー課題』を当塾では用意しているのです。
単なる反復練習で得点力を上げるやり方は,高校入試まではうまくいくかもしれませんが,高校進学後はそうはいかないというのが現実です。
それは,大学入試の英語や数学の二次試験問題を見れば明らかです。