2月実施分の私大入試結果が出揃いました。
当塾の 1期生にあたる高3生の 6名は,5名が昨日,一部は今日と国立大の前期入試に挑みました。
なお,この 5名は私大の一般入試およびセンター利用入試で既に合格を勝ち取っており,国公立大の前期および後期で不合格となっても進学先の担保ができている状況です。
全員とも電話で話しましたが,一様に「やれることはやった」と満足そうに語ってくれたことが印象的です。
先日のブログで「私大入試結果は国公立大の前期試験終了後に」とお伝えしておりました。
しかし,ここのところ中高生の入塾お問い合わせで当塾の大学合格状況をお聞きになられる方が増えてきましたので,今回のブログでは 2月実施分の私大合格結果を紹介したいと思います。
当塾の 1期生の私大合格状況は以下の通りです。
I くん (長良高) → 藤田保健衛生大 (国立大 (医療系学部) の結果待ち)
O さん (長良高) → 愛知淑徳大 (進学先確定)
K さん (加納高) → 京都女子大 (国立大 (教育学部) の結果待ち)
S くん (岐阜高) → 慶應義塾大,立命館大,名城大 (国立大 (工学部) の結果待ち)
T くん (岐阜北高) → 立命館大,名城大 (国立大 (理学部) の結果待ち)
T くん (岐阜東高) → 岐阜聖徳学園大 (国立大 (教育学部) の結果待ち)
※ 上記には一般入試・センター利用入試の両方で同一大学・学部に合格しているケースもありますが,重複カウントはしません。
当塾は高校生に対し,“一般入試で合格を勝ち取る指導” を行なっておりますので,上記には一切,推薦入試での合格を含んでおりません。
もちろん,慶應義塾大も6.07倍の競争倍率を勝ち抜いての一般入試での合格であり,私が彼に対して 8月から行なってきた英文の添削指導が活きた形となり非常に嬉しく思っています。
ただ,本命は昨日,今日と受験した国立大ですから,今回の慶應義塾大の合格はあくまで通過点に過ぎません。
以前のブログでも触れたことがありますが,当塾が推薦ではなく一般入試での合格にこだわるのは,大学への入学後や,卒業後を見越してのことです。
大学に入学することが最終目標であれば,推薦という形態でもいいのかもしれません。
しかし,高校生は大学受験に向けた渾身の学習を通じて多くの一般教養を得るとともに,計画性や思考力,そして強靭な精神力および忍耐力を手に入れます。
大学の一般入試合格に向けてのプロセスは,社会に出てから求められるあらゆる素養が詰まっていると言っても過言ではないのです。
長い時間をかけて知識・理解を積み上げ,それらを熟成し,そして使い熟せるまでに昇華させる作業。
模試等で思うように得点が伸びない時には悩み,その状況を打開するべく努力し,考え抜き,または助言を得ながら解決策を見つけ出していく作業。
これらは大学に推薦で入学する高校生がほとんど体験しないプロセスですから,持論ではありますが,一般入学生と比べて推薦入学生は多くの点で分が悪いということは言うまでもありません。
一般入試で大学 (競争原理の働いているところに限る) 受験に臨むあらゆる準備が,人としての成長にもつながると私は考えます。