先日のブログでもお伝えしておりましたように,高2生の集団指導コースは 1名の欠員が出ていたために募集を行なっておりましたが,1月より再び定員となりました。
お問い合わせをいただいた皆様,また,ご検討をいただいていた皆様,ありがとうございました。
この高2生たちは週 4日の授業に加えて 1日または 2日の自習で,大半の生徒が週あたり 5日から 6日の通塾をしています。
多くの生徒が,高校に進学してからの方が高校受験時の中3生の頃と比べ物にならないくらい学習していると話します。夢に向かい,充実した時間を過ごせていることが私には嬉しいです。
1年後に控えた大学入試において,彼らは大きな成果を残すことでしょう。
岐阜高をはじめとする上位高に進学することが最終目標であるかのような表記をチラシや看板等で見かけますが,当塾の高校生を見ているとそれが完全に誤ったものであると気付きます。
高校に合格することがゴールではなく,高校に進学してから本当の勝負が始まる。進学校は特にこれが顕著です。
高校に進学して伸び悩む生徒の多くは,学習の仕方そのものがわかっていません。中学生の頃,あらゆる試験において過去問や予想問題を与えられ続けてきた生徒は尚更だと思います。
これは,学習の仕方がわからないのではなく,お膳立てを受けることに慣れ過ぎているがために自分の力で切り開こうとする意志が欠落した状態に陥っているケースです。
高1生または高2生の終わり頃になると,高校に入学した時点での “序列” は完全に崩れ去ります。
高2生の進研模試の順位に当てはめてみると,岐阜北高の300位 (定員360名) は長良高でも100位 (定員400名) 内に入ることさえできないという現実があります。
高校に入学した時点ではこんなことは決してなかったはず。しかし,これが現実なのです。
後先を考えずに高校の合格だけを目標とし,定期テストや各種模試は過去問と予想問題,高校入試さえも過去問と予想問題,または裏ワザ的なものに頼りっぱなし。
中学生の頃はこういったお膳立てで乗り越えることができても,高校生になると学問の深さも異なりますし,真の実力が試される大学入試においては太刀打ちできるはずもないのです。
もちろん,ここで言う大学入試とは競争原理が働いているところに限った話です。
先日のブログでも申し上げましたが,過去問や予想問題は “その場凌ぎ” または “急場凌ぎ” に過ぎず,後にはつながりません。
だからこそ,当塾では中学生に範囲をきっちりとやり切る習慣をつけさせるために,定期テスト前などに過去問や予想問題を実施させることはしません。高校生も同様です。
高校合格が最終目標であるならば,過去問や予想問題漬けでも全く問題ないのですけどね。
進路探究塾 Mirai は高校受験だけでなく,大学受験やその先をも見越した指導を行なう塾ですから,そんな無責任なことは決してできません。