本日,第4回目となる将来設計講座『みらい』を実施しました。
今回は『教養を身につける』をテーマに,集団指導コースに在籍する小4生から高1生を対象に宗教に関する講義を行ないました。
写真は小学生の講義時の様子です。
誤解のないように申し上げておきますが,私自身は無宗派であり,どちらかというと信心深い人間ではございません。
にもかかわらず初詣に行き,クリスマスも楽しむという典型的な “いいとこどりの日本人” と言えます。
今回は三大宗教を中心にその歴史と背景を子どもたちに学んでもらいました。
当然ながら私の主観は一切伝えず,どれが良い,良くないというような比較もしておりません。
世界では初等教育の段階で宗教教育が盛んに行なわれており,自分の信じる宗教だけでなく他人の宗教についても理解する機会が設けられています。
この背景には,価値観の相違からこれまでに多くの悲劇を生んできたという自戒の念も込められているのではないかと私は考えております。
今の子どもたちが社会で活躍する頃には,今以上にグローバル化が進むことにより世界の様々な国や地域の人とコミュニケーションを取って仕事や生活をすることになります。
さまざま国や地域の人々は,異なる宗教を信仰しています。信仰する宗教が違えば,当然ながら価値観も異なります。
グローバル化した社会では,違う文化や宗教信仰のある人を理解した上でコミュニケーションを取ることがとても重要です。
これを見越し,本日は世界の主要な宗教についての基本の理解を深める講義を行なったというわけです。
『すぐに役立つような知識は,世の中に出て,すぐに役立たなくなる。すぐに役立たないが,長い目で見ると役に立つ知恵,それが教養』
当講座は教養を身につけたうえで考えを確立し,生徒自身の将来設計へとつなげることが目的です。