当塾では以下の 5点を,各科の学習指導と併せて大切にしています。
・授業中や自習中に姿勢を正すこと (背筋を伸ばす,肘をつかない等)
・字を丁寧に書くこと (講義ノートはもちろん,各種テスト答案や提出の必要のあるワークや書類等)
・時間を効率よく使うこと (無駄を排除する等)
・適切な言葉づかいと挨拶をすること
・感謝の気持ちを持つこと
この 5点は,将来設計指導の一環としても当塾が非常に重要視している点です。
彼らにはあまり「勉強しなさい」とは言いません。私から彼らに様々な形で気合いを入れることもないわけではありませんが,ここは当然のようにクリアできている生徒がほとんどです。
よって,各科の指導を通じて彼らの学習面をサポートすることに加え,彼らを人として成長させる,いろいろな意味で次のステージに上げることが私たちの役目と考えております。
今回のブログでは上記 5点のうち,最初の 3点に関して思うところを綴ります。
まずは姿勢に関してです。
写真は先日のブログでも紹介した自習室の様子ですが,ご覧の通りで姿勢の悪い生徒は 1名もいません。もちろん,この日だけに限ったことでもありません。
姿勢が悪い状態で学習に臨んでも効率が下がるだけですからね。彼らも納得の上でこれを心がけてくれておりますから,口酸っぱく注意する必要もないのです。
続きまして,字に関してです。
綺麗な字でなくとも,丁寧な字,または読みやすい字を書くよう心がけなさいと伝えています。
写真は岐阜高に通う生徒の週末課題プリントで,まさにお手本のような字です。この綺麗さで,かつ速く書けることにいつも感心しています。
字が乱雑で得なことは何一つありません。読む側の立場に立ち,心を込めて書くよう生徒に指導しています。
ただし時間はかけずに,というのもポイントです。字を書くスピードが遅いと効率が下がり,損失がどんどん膨らんでしまいますからね。
最後に,時間に関してです。
どれだけ計画的に,かつ効率よくタスクを消化していけるかは非常に重要です。あとは先述した字を書くスピード。遅いのは致命的です。
時間は有限的なものですから,限られた時間を有効に使い,徹底的に無駄を省き,そして常に計画性を持って動く。
この訓練を積んでおけば,社会人になって以降も有用な能力と成り得ることは間違いありません。
併せて,効率性を追求しつつも,学習には可能な限りで時間をかけなければなりません。私が受験生だった頃,休日には少なくとも16時間は学習に充てていました。
当時の高校生の家での娯楽と言えばテレビ・ゲーム・漫画だと思いますが,私の部屋にはテレビもゲームもありませんでしたし,漫画も高1生からはほとんど読まなくなりました。
テレビを長時間見るのは正月くらいのもので,もはや修行僧のような暮らしだったと回顧しています。
上記した 3大娯楽で多くの受験生がその戦いに負けてきましたが,現代はそれに加えてスマートフォンとの戦いに負けてしまう高校生が数多くいると耳にします。
学習に臨む傍らにスマートフォンを置いている,学習そっちのけでスマートフォンの各種アプリに没頭している…。日本はどうなっていくのでしょうか。
そう思うと,当塾の生徒たちは自習室へ来て自発的にそこから切り離そうとしている。今日もテスト中の高校生のみならず,テスト明けの高校生も自習に来ています。いいことだと思います。
個人的な意見を述べると,高校生にスマートフォンなんて不要ですし,携帯電話さえも不要と考えています。
百歩譲って家庭との連絡用に携帯電話が必要だとしても,通話とメールができれば十分でしょう。スマートフォンでゲームだの SNS だのと,あれこれ遊んでいる時間はとにかく無駄です。
所有するならするで,節度を持った使い方をする必要があるのです。
長くなりましたが,思うところを綴らせていただきました。お読みいただきましてありがとうございます。
近いうちに残りの 2点に関しても綴らせていただきます。